旭川市の「旭山動物園」は北海道でも有数の人気観光地。動物の自然な生態や能力が見られる「行動展示」で有名です。

日本最北のこの動物園では、とりわけ雪の中で見る寒冷地の動物たちが魅力的です。雪の降る季節にこそ行きたい、旭山動物園のおすすめポイントをご紹介します!

目次
JR旭川駅からバスで約40分
冬季の目玉イベント「ペンギンの散歩」を見よう!

JR旭川駅からバスで約40分

アクセス

JR旭川駅前のバスタッチ(バスターミナル)6番乗り場から、旭川電気軌道のバス「旭山動物園線」41番か47番に乗車し、40分ほどで到着します。料金は大人450円、運行は約30分間隔です。

旭川駅前の「旭川電気軌道総合案内所」(ツルハドラッグ横)に乗車券自動販売機があり、バス乗車券と旭山動物園入園券を事前に購入することができます。

【北海道】冬季目玉イベント「雪の中のペンギンの散歩」!旭山動物園で銀世界の動物たちを楽しもう!
(画像=<バスを降りたら目の前にある旭山動物園の正門>、『たびこふれ』より引用)

チケット

バスを降りるとすぐに、雪の結晶のマークが素敵な旭山動物園の正門があります。チケットや動物園パスポート(1年間)はこちらで購入可能です。

実は大人の通常料金は1,000円、動物園パスポートはなんと1,400円です!県外からの観光客が二日以上に渡って来園する場合などは、動物園パスポートを買うとたいへんお得です。

旭川市内の宿泊施設の宿泊利用者が購入できるおもてなし券(1泊2日券)もあります。事前に公式HPで入園料の確認をおすすめします。

【北海道】冬季目玉イベント「雪の中のペンギンの散歩」!旭山動物園で銀世界の動物たちを楽しもう!
(画像=<正門をくぐった先に見える広大な園内。雪景色がまぶしい!>、『たびこふれ』より引用)

冬季の目玉イベント「ペンギンの散歩」を見よう!

旭山動物園の冬といえば、何と言っても「ペンギンの散歩」が必見です!

12月下旬~3月中旬の積雪期のみ実施されるイベントで、ペンギンたちの冬場の運動不足解消が目的で行われます。12~2月は11:00からと14:30からの一日2回、3月は11:00のみ実施。約500メートルもの散歩コースを、ペンギンたちが30分以上かけて歩きます。

【北海道】冬季目玉イベント「雪の中のペンギンの散歩」!旭山動物園で銀世界の動物たちを楽しもう!
(画像=<「ぺんぎん館」を出て、散歩を開始するペンギンたち>、『たびこふれ』より引用)

散歩をするのは主にキングペンギン(王様ペンギン)。側頭部や喉、下クチバシの橙色が美しい、大型のペンギンです。野生のキングペンギンは集団で海にエサを獲りに行く習性があり、この行動を見せるイベントでもあります。

日によっては、ジェンツーペンギンが散歩に参加することもあります。あくまでペンギたちの自主参加によるイベントなので、どの種類が何羽出てくるかは、ペンギンさんのご機嫌次第。どんな出会いがあるか、ワクワクしますね。

ペンギン軍団は「ぺんぎん館」をスタートして、サポートセンターの前を通り、白樺が美しい「やすらぎの森」の横を歩いていきます。白樺の木々が立つ雪景色を背景にしたペンギンたちは、威厳を感じるほどの美しさ。その後、坂道を降りるペンギンたちの絶妙なバランス感覚も必見です。

ときおり集団から飛び出して、お腹でサーッと雪道の上を滑っていくペンギンもいます。予測がつかない行動も、ペンギンの散歩の魅力のひとつです。

【北海道】冬季目玉イベント「雪の中のペンギンの散歩」!旭山動物園で銀世界の動物たちを楽しもう!
(画像=<「やすらぎの森」の横を進むキングペンギン>、『たびこふれ』より引用)
【北海道】冬季目玉イベント「雪の中のペンギンの散歩」!旭山動物園で銀世界の動物たちを楽しもう!
(画像=<お腹で雪道をすべって進むペンギン。楽しそう>、『たびこふれ』より引用)

観覧客は、雪道に引かれた赤い線の外からペンギンの散歩を見守ります。コロナ禍の前は海外からの観光客がたくさん訪れており、開始時間の前から散歩コース全体がお客さんで埋まっていました。

現在は観覧にゆとりがあり、ペンギンが進むにつれて、観覧客も新たな場所に移って観覧することが可能です。「やすらぎの森」を背景に歩く姿が特におすすめ!他にもいろいろな場所から、ペンギンの散歩を楽しんでみてください。