一般社員はその変化に追い付いておらず、現在は移行期にあるとみられる
同調査では、状況の変化や顧客・マーケットのニーズ多様化により、一般社員に対する期待が変化していることも併せて明らかになっています。では、一般社員であるビジネスパーソンは、すでにその期待に応えらえているのでしょうか。
調査結果では、実際はその変化に追い付いておらず、移行期にあることが分かりました。
一般社員に期待されていることと、実際担っている役割の間にはズレがあり、最も差があったのは「周囲を巻き込みリーダーシップをとる」との結果に。60.5%が「一般社員に期待される」と回答したものの、23.3%しか「実際に担えていない」と答えたとか。
同様に「非定型的な業務・プロジェクト型の業務で役割を遂行する」「自ら現場で判断し、行動する」「チームで協力して成果を上げる」でも、期待と実態が乖離していたといいます。
「タイムマネジメント」や「言語化する力」「共感力」を磨くべし
現在移行期にあるとはいえ、一般社員は早急にこれらの期待に応えるべきであるのは明らかでしょう。具体的に、一般社員に求められるようになってきたスキルや知識が何なのか気になりませんか?
一般社員に求められるようになってきたスキル・知識は、「タイムマネジメント」が55%と1位に。「言語化する力」や「共感力」など、コミュニケーションに関するスキルも求められていることが分かっています。

タイムマネジメントについては、働き方改革による残業時間削減など、短い時間で効率的に成果を上げることが求められてきたという背景があるとか。
また、チームで成果を上げるためには、多様なメンバーとのコミュニケーションを通して関係性を構築する必要があることから、「言語化する力」や「共感力」といった、知識やスキルも重要視されるのでしょう。
同調査結果より、一般社員に期待されることが「1人で成果を出せる優秀な個人」から、「チームを巻き込んで成果を出せる個人」へと変化しており、現在はその移行期にあるということが読み取れるといいます。
若手ビジネスパーソンとしては、日々の業務や定型業務を確実に遂行しつつ、さらに周囲のチームメンバーとも良い影響を与え合いながら、組織としての成果に貢献できるよう心がける必要がありそうです。
【調査概要】
- 調査対象者:同社主催の研修(会場型・オンライン型)、オンライン講演の受講者
- 調査時期:2021年10月11日(月)~12月13日(月)
- サンプル数:5099人
同調査の詳細についてはプレスリリースをご覧ください。
提供元・U-NOTE
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