【応用1】マニュアルモードでISO感度を低くして美しい夜景を撮る

AQUOS R6では「ナイトモード」を利用することで、夜景を見た目より明るくキレイに撮れる。しかし、ナイトモードは手ブレを抑える(シャッタースピードを速くする)ためにISO感度が高くなってしまうのが難点だ。

一般的に、デジカメでISO感度を3200~6400程度まで上げると暗い場所でも明るく撮影できるが、その分、画像の細部にノイズが乗って荒れてしまう。そのため、一見キレイに見える夜景写真でも拡大してみると汚いことが多い。

やはり、夜景をシャープにキレイに撮るには、マニュアルモードを選択し、ISO感度を100~400程度に低くしてスローシャッターを切るのがセオリーだろう。

もちろん、シャッタースピードが遅くなると手ブレするので、スマホを三脚で固定する必要がある。もし、三脚がない場合は脇を締めてスマホを固定し、タイマー撮影することである程度は手ブレを防ぐことができるはずだ。

ちなみに、今回、実際にAQUOS R6で夜景を撮影したところ、実は「ナイトモード」でもISO感度が1000程度しか上がっておらず、優秀なデジタル処理も相まって、筆者の想定よりもかなり細部の荒れがないキレイな夜景が撮れていた。

これなら、素人が無理に手ブレのリスクを冒してまで、マニュアルモードで撮ることもないかも? と思わせるほどであった。

もはやデジカメ!? シャープ「AQUOS R6」で映える写真を撮るために覚えておきたい6つの設定
(画像=標準モードの場合、暗い場所では「オート(AI)」をオフにしないとシャッターを切れない場合があるので注意しよう(上写真)。モードをスライドさせて「ナイト」に合わせると「ナイトモード」での撮影が可能となる(下写真)、『オトナライフ』より引用)
もはやデジカメ!? シャープ「AQUOS R6」で映える写真を撮るために覚えておきたい6つの設定
(画像=標準モードは全体的に暗く、都庁の両脇にある木が黒くつぶれて見えなくなっている(上写真)。ナイトモードでは、人の見た目よりかなり明るく鮮やかな夜景が撮れた(下写真)、『オトナライフ』より引用)
もはやデジカメ!? シャープ「AQUOS R6」で映える写真を撮るために覚えておきたい6つの設定
(画像=「マニュアル写真」モードを選ぶとISO感度を変更できる。ISOを100~200に変更するとシャッタースピードが遅くなって手ブレするので、三脚やタイマー撮影などを使って手ブレ対策をしよう、『オトナライフ』より引用)
もはやデジカメ!? シャープ「AQUOS R6」で映える写真を撮るために覚えておきたい6つの設定
(画像=ISOを200に設定したマニュアル撮影では黒が締まっており、拡大しても細部はシャープだ。ナイトモードは全体的に明るいが細部はやや荒れて気味。それでも、ISO感度は1000程度しか上がっておらず意外と荒れていないのに驚かされた、『オトナライフ』より引用)

【応用2】被写体の背景をボカして映える写真を撮る

SNSで映える写真といえば、背景がボケた料理や花などの写真を思い浮かべる人が多いだろう。AQUOS R6は1インチセンサーを搭載しているのでピントが合う範囲が狭く、そのまま撮ってもかなり背景がイイ感じにボケてくれる。

ただし、AQUOS R6はレンズが19mmや24mmではあまり被写体に寄れないので、テーブルの上の料理を撮るには少し離れて48mm(2倍ズーム)で撮るとちょうどいい感じになるはずだ。

ちなみに、一眼レフなら絞りを変えてボケ具合を調整できるのだが、AQUOS R6では残念ながら絞りはF1.9に固定されている。

もし、あえてボケを強調したいなら、AQUOS R6の「背景ぼかし」モードを利用してみよう。これで背景のボケ具合をかなり調整することができる。

もはやデジカメ!? シャープ「AQUOS R6」で映える写真を撮るために覚えておきたい6つの設定
(画像=「背景ぼかし」はスライダーを動かして0~10まで調整できる。最大の10にすると周囲がかなりボケるので、被写体が浮き上がって強調された感じの写真になる、『オトナライフ』より引用)

まとめ

いかがだろうか? AQUOS R6は一眼レフカメラとまったく同じように写真を撮れるわけではないが、それを補完する機能も満載されており、イジればイジるほど撮影するのが楽しくなるスマホだった。

とくに筆者が驚いたのが「ナイトモード」。ほかのスマホのカメラではISO感度が3200程度まで上がってしまい汚い感じになるが、AQUOS R6は素人が難しい設定をしなくても簡単に美しい夜景を撮影できるようになっていた。

とはいえ、せっかくAQUOS R6を購入したのなら設定をいろいろイジって、たまにはマニュアルモードで撮影してみるといいだろう。きっと写真を撮るのが楽しくなるはずだ。

文=すずきあきら/編集・ライター

提供元・オトナライフ

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