目次
マンションを購入する独身が増えている理由
 ・マンションを購入する理由は「勿体なさ」と「老後の心配」
 ・金利低下によってマンション購入のハードルが下がった
購入と賃貸のどちらがよいのか
 ・結婚も想定してマンションを選ぶのもおすすめ

近年ワンルームマンションを購入する独身の人が増えています。一昔前はファミリー層が対象という印象が強かったマンション購入ですが、単身世帯数の増加を受けて独身者の購入ニーズも見えてきました。 なるべく通勤に便利なエリアがいい!けど、肝心な良い物件が見つからない!さまざまな客様のお悩みにRENOSY(リノシー)のエージェントは親身になって寄り添います。 住まいの個別相談会を無料で行なっていますので、何でもご相談ください。

マンションを購入する独身が増えている理由

マンションを購入するというのは、大きな資金も必要となりますし、一生に一度の大きな買い物、というイメージの方も多いかもしれません。単身者が増えているから、単身者、独身の人たちがマンションを購入する数も増えているということは自然な流れかもしれません。持ち家を購入するのにどのような理由があるのでしょうか。

不動産流通経営協会(FRK)が2018年1月に発表した「 『ひとり住まい』の持ち家ニーズ調査(首都圏・関西圏・中部圏) 」では、首都圏、関西圏、中部圏に住む25歳以上64歳以下の、独身を含む単身の男女を対象にした調査結果を見ることができます。

マンションを購入する理由は「勿体なさ」と「老後の心配」

マンションを購入する理由としては、

  • 賃貸では家賃を払い続けても自分のものにならず、もったいない
  • 老後の安心のため

が男女ともに挙げられている理由でした。また、女性は

  • 資産的な価値

としても購入の理由を挙げています。

同調査の独身女性は、今後も独身と予想している人が男性よりも多く、将来家賃が発生しない持ち家を検討・購入したことが伺えます。また持ち家を購入し資産とすれば、将来自分で住むのではなく賃貸として家賃収入を得ること(=不動産投資)もできます。

賃貸との比較や老後の安心のため、というのは独身者に限った理由ではありません。賃貸で家賃を払い続けることや、退職後に賃貸住宅を借りることができなくなる不安などもあり、ファミリー層でも検討される理由です。

金利低下によってマンション購入のハードルが下がった

ワンルームマンションを購入する独身が増えている理由とは〜注意点などを解説
(画像=民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)、『RENOSYマガジン』より引用)

独身でマンションを購入する人が増えている理由の一つに、購入のハードルが下がっていることが挙げられます。ハードルが下がった大きな要因はここ数年の金利の低さです。(2018年8月現在)

購入と賃貸のどちらがよいのか

ワンルームマンションを購入する独身が増えている理由とは〜注意点などを解説
(画像=『RENOSYマガジン』より引用)

2,000万円のマンションを購入し、35年固定・金利2.0%のローンを組んだと仮定します。月々の管理費・修繕積立金を合計2万円、固定資産税を年間6万円として、40年住んだ場合の総額を計算してみましょう。

  • ローン返済額:約6万6千円×12ヶ月×35年
  • 諸費用(物件の5%で試算):100万円
  • 管理費・修繕積立金:2万円×12ヶ月×40年
  • 固定資産税:6万円×40年
  • 総額:4,072万円

一方、賃貸は住み替えなしで、購入の場合と月々の支払額が同額と仮定します。

  • 家賃:8万6千円×12ヶ月×40年
  • 更新料(2年ごと):8万6千円×20回
  • 総額:4,300万円

賃貸家賃が8万6千円の物件と、購入の総額を比較すると、購入の方がお得という結果になりました。2,000万前後の物件購入を検討している方は、8~9万円の賃貸家賃が比較水準の参考ということになります。

ただ、購入の場合、専有部分の設備の修理などは自費で行わなければいけません。また、金利、ローンの返済年数などにより比較結果は大きく異なるので、あくまで参考としてください。

結婚も想定してマンションを選ぶのもおすすめ

マンション購入後に結婚することになった場合、そのマンションに住み続けるか、売却や賃貸に出して引越しをするかを選択しなければいけません。しかし、夫婦で住むためにはワンルームマンションでは手狭です。

夫婦二人でも住める少し広めのマンションや、駅からの距離が近く利便性がよいマンションであれば、自分で住むのも賃貸に出すのもやりやすくなります。売りやすい、借り手がつきやすいというポイントを考えて物件を選びましょう。