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駐車監視員になるには?資格が必要なの?
駐車監視員の仕事が向いている人
駐車監視員になるには?資格が必要なの?

駐車監視員は警察の業務を代わりに行うため、どのような条件を満たせば働くことができるか気になりますよね。次に、駐車監視員になるには資格が必要なのかチェックしていきましょう。
駐車監視員には資格が必要

駐車監視員になるためには、駐車監視員資格者講習を受講し、修了考査に合格する必要があります。講習は2日間の日程で行われ、マークシート式の修了考査を受験する流れになります。
駐車監視員資格者講習は基本的に年に1度各都道府県で開催され、18歳以上であれば年齢や学歴等を問わずに受験(受講)することができます。受講受付の期間が決められているので、気になる方はホームページをチェックしておくことをおすすめします。
駐車監視員の講習や試験の内容

駐車監視員資格者講習は、1日7時間の講習を2日間受講します。道路交通法や車両の基礎知識、放置車両確認時の留意事項、駐車監視員の責任といった内容の講習で駐車監視員に関する知識を学びます。
講習を受けた後は、別の日に各50問の修了考査と認定考査を受験しますが、マークシートなので誤字や脱字などのミスをする心配がありません。どちらも50問のうち90%以上正しく解答できれば合格することができます。
駐車監視員になるのは難しい?

駐車監視員資格者講習は学科試験のみで実務試験はないので、受講中にしっかりと内容を理解できているかが重要です。駐車監視員資格者認定は平均値で70%以上の合格率と言われており、修了考査の難易度は自動車運転免許の学科試験と同じ程度だと言われています。そのため、しっかりと試験対策をして内容を理解できていれば、合格のハードルはそれほど高くないと考えて良いです。
しかし、合格率が平均値で70%以上ということを考えると、3割程度は不合格者がいることになるため、試験対策の勉強はしっかりしておく必要があります。テキストを読み込み、ポイントをしっかり押さえておきましょう。
駐車監視員の仕事が向いている人

駐車監視員の仕事をしていると、違法駐車をした違反者とのトラブルが少なからず発生します。違反者は罰金を支払うことや、免許の点数が引かれるのを避けたいがために「違反を認めない」「言い訳をする」「逃げようとする」「暴言を吐く・脅迫をする」といった行動をとることがあります。しかし、駐車監視員が公務に従事しているときは公務員として扱われるため、違反者に業務を妨害された場合は公務執行妨害で相手を逮捕することが可能です。
そのため、万が一違反者とトラブルが起きた場合でも、「取り乱さずに落ち着いた対応ができる自信がある」という方に向いている仕事だと言えます。ただし、警察官と同じように違反者による業務妨害から守られる反面、駐車監視員には秘密を保持する義務が課されます。このような決まりも必ず守る必要があります。