目次
フラット35の利用条件
 ・対象となる住宅の条件
 ・利用可能な人の条件
 ・融資金額
中古マンション購入でフラット35を利用するには
 ・リノベーションの費用を含めて利用可能

フラット35の利用条件

対象となる住宅の条件

  • 1億円以下の住宅
  • 住宅金融支援機構が定めた技術基準に適合する住宅
  • 以下の床面積を持つ住宅
    ・ 一戸建て、連続建ておよび重ね建ての場合:70㎡以上
    ・共同建て(マンションなど)の場合:30㎡以上

利用可能な人の条件

  • 申込み時の年齢が満70歳未満
  • 日本国籍を持つ人、もしくは永住許可を受けている外国人
  • カードローンを含むすべての借入金に対する年間の返済額が、年収に対して次の割合を占めていること
    ・年収400万円未満:30%以下
    ・年収400万円以上:35%以下

融資金額

  • 100万円以上1億円以下で、建設費または購入額以内

中古マンション購入でフラット35を利用するには

「適合証明書」が必要になります。これは、フラット35で設定している技術基準をその物件がクリアしているかの証明書です。中古住宅の技術基準に適合することを確認するため物件検査を申請して、合格すると取得できます。以下の表が中古マンションのチェック項目になります。

建築確認日1981年6月1日以降
接道義務原則として一般の道に2メートル以上接道
住宅の規模30平方メートル以上
住宅の企画原則として2以上の居住室、キッチン、トイレ、浴室の設置
併用住宅の床面積住宅部分の床面積が全体の2分の1以上
住宅の構造耐火構造、準耐火構造または耐久性基準適合
管理規約所定の事項が定められていること
長期修繕計画計画期間20年以上

上記を全てクリアし、合格した物件だけが融資対象になります。どれが欠けても融資の対象にはなりません。しかし、購入したい中古マンションが基準をクリアしているかの判断は素人には難しいものです。便利なツールとして、下記の検索サイトがあります。これは、所在地や物件名でフラット35の融資対象となるかを検索できるものです。

参考:中古マンションらくらくフラット35検索

リノベーションの費用を含めて利用可能

中古マンションを購入するのであれば、できればリフォーム・リノベーションも行いたいところです。リフォームを行うことで、購入資金とリフォーム工事費用を100%借りられる「フラット35(リフォーム一体型)」や、さらに金利引き下げができる「フラット35(リノベ)」があります。

マイナス金利導入から低金利が続く今、フラット35は、最も利用したい住宅ローンの一つといえます。中古住宅、マンションであれば、さらに金利優遇を受けられますので、賢く利用しましょう。