住宅ローンで人気の高い「フラット35」は、中古マンション購入でも利用することが可能です。ただし、中古マンションならではの注意点もあります。ここでは、そもそもなぜフラット35が住宅購入者に支持されているのか、実際に利用するためにはどのようなことに留意しないといけないかを解説します。 フラット35って何?それ自分に合ってるの?自分におすすめのローンのプランは?RENOSYでは経験豊かなエージェントがローンや金利・減税制度などを分かりやすく説明する無料個別相談会を実施しています。ぜひ、ご参加されてみてはいかがでしょうか?
目次
フラット35とは
・フラット35にどれくらい申し込み件数があるのか
フラット35の3大メリットとは
・1.長期固定金利であること
・2.保証料、繰上返済手数料が無料
・3.住宅の性能によりさらなる金利引き下げ
フラット35とは
フラット35とは、住宅金融支援機構と金融機関が提携して行う住宅ローンのことです。最長35年の全期間、固定金利の住宅ローンで、銀行や信用金庫、信用組合など、ほとんどの金融機関で取り扱っています。
住宅金融支援機構とは、「安定的な資金供給を支援し、住生活向上への貢献をめざす」ことを目的とした財務省が所管する独立行政法人機関になります。フラット35は、(これから解説する)大きなメリットがあるためとても人気があります。
フラット35にどれくらい申し込み件数があるのか
住宅金融支援機構の資料では2015年から2018年まで、毎年7万5,000を超える申込があります。
2015 | 2016 | 2017 | 2018 | |
---|---|---|---|---|
注文住宅 | 14,680 | 15,239 | 13,632 | 11,792 |
土地付き注文住宅 | 23,739 | 24,582 | 24,837 | 22,655 |
新築戸建(建売) | 15,388 | 14789 | 15760 | 17,001 |
新築マンション | 8,965 | 7760 | 8181 | 7,849 |
中古戸建 | 5,476 | 5570 | 6,044 | 7248 |
中古マンション | 7,214 | 8,161 | 9510 | 11,135 |
計 | 75,462 | 76101 | 77964 | 77680 |
傾向としては、中古マンションでの利用件数の増加が顕著です。
フラット35の3大メリットとは
フラット35の特徴は、窓口となる金融機関によって「利率が変わってくること」です。メリットとしては、次の3つが挙げられます。
フラット35のメリット
- 長期固定金利であること
- 保証料、繰上返済手数料が無料
- 住宅の性能によりさらなる金利引下げ
特に1つ目のメリットはフラット35の最大の魅力です。メリットについて1つずつ具体的に説明していきます
1.長期固定金利であること
1つ目のメリットは、35年までの長期固定金利です。一般的な住宅ローンの固定金利は一定期間のみに適用されます。たとえば、当初の10年のみ固定金利で、その後は変動金利あるいは高い利率での固定金利に移行するといった具合です(※)。フラット35の場合は、35年間変わらず固定金利のため、金利上昇リスクを気にする方にとって、大きな安心感になります。
※一般的な金融機関の固定金利は3年、5年、10年、15年などの固定期間の設定があります。
2.保証料、繰上返済手数料が無料
一般的な金融機関だと、融資を受ける際の保証料や、繰上返済手数料がかかりますが、フラット35の場合は無料です。繰上返済をすると多額の手数料がかかる金融機関もありますので、とても大きなメリットといえます。
3.住宅の性能によりさらなる金利引き下げ
中古マンションの場合は該当しないケースも多いと思いますが、住宅の性能によって金利が引き下げられる特典です。省エネルギー性、耐震性、バリアフリー仕様などの条件を満たすことで0.25%引き下げられます。