光回線のメリット

次に光回線のメリットをチェックしよう。

ダウンロード/アップロードとも高速な通信速度

光回線の場合、ケーブルテレビと異なりダウンロード/アップロードともに高速な通信ができる。ビデオ会議などインタラクティブな作業をおこなうのに適しているといえるだろう。また、最高通信速度もたとえばJ:COMの場合、最高320Mbpsなのに対し、光回線なら10Gbpsという30倍以上高速な回線が存在する。できるだけ高速な通信環境がほしいなら光回線の方が有利といえるだろう。

豊富な選択肢と割引

ケーブルテレビはそもそも事業者が少なく、しかもかつての規制の影響で地域に1社しかない地域が多い。これに対し、光回線にはさまざまな選択肢があり、それぞれが独自のプランやキャンペーンを展開している。

また、光回線も携帯電話や電力、ガスなどとのセット割が多く用意されており、競争も激しいことからより優位に立とうと魅力的なキャンペーンも多い。条件によってはよりお得にインターネット回線を利用できるだろう。

光回線のデメリット

メリットが多い光回線だがデメリットもある。ケーブルテレビと比較した場合のデメリットを2点紹介しよう。

最低利用期間が長いことも

光回線には最低利用期間が設定されていることがあり、この期間内に解約すると高額の違約金を支払う必要がある。光回線の場合2年の最低利用期間が設定されていることが多く、総務省がこの撤廃に向けて議論をしている状況だ。

一方、たとえばJ:COMの場合最低利用期間は6カ月とされており、一般的な光回線よりも短い。乗り換えを前提に考えているなら最低利用期間をチェックした上で契約してほしい。

戸建ての場合はテレビ視聴にアンテナ工事の必要がある

戸建て住宅の場合、ケーブルテレビを利用しない場合はテレビ視聴のためにアンテナを設置する必要がある。ある調査によると、アンテナの新規設置工事の費用平均額は3万円から6万円とされている。それなりに高額な費用が必要だ。アンテナが台風などで壊れれば修理や交換の必要もあり、設置後に費用がかかることもあるだろう。

テレビ視聴の頻度とアップロード速度が選択のポイント

ここまでチェックしてきたメリットとデメリットをまとめると、テレビ視聴の頻度とアップロード速度の重要性がインターネット回線を選ぶポイントとなる。

テレビを見ることが多く、かつ有料チャンネルも利用したいならケーブルテレビを利用したインターネット回線は有力な候補となるだろう。一方、ビデオ会議などアップロード速度が求められる用途でインターネットを利用するなら、アップロードも高速な光回線を選んだ方が無難だ。どちらも積極的なキャンペーンを展開しているため、そのお得さも見ながらどちらにするか決めてほしい。(ライター・ハウザー)

提供元・BCN+R

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