カボチャの筋力アップ効果がすごい
握力が弱くてデッドリフトやチンニングで追い込めず、それを補うためにリストストラップを利用している人は多いはずだ。もちろん、ストラップを使うことは間違った選択ではないが、理想から言えばどの部位の筋力も強くありたいものだ。
握力に限らず、どの部位の筋力も積極的に伸ばしたいと思うなら、ここでもやはりカボチャやカボチャの種が役立ってくれるはずだ。 2012年に台湾のプロビデンス大学で行われた実験では、ハツカネズミにカボチャの抽出液を与えて筋持久力や握力に変化が見られるかどうかが調べられた。カボチャの抽出液を加えた食餌は14日間続けられた。
実験の結果、ハツカネズミの前足の握力が顕著に増加したことが分かった。また、持久力についても、疲労困憊するまでハツカネズミを泳がせた結果、カボチャの抽出液を食べたグループは、食べなかったグループよりも大幅に持久力が向上したことが分かった。
これらの実験結果から、カボチャの抽出液は抗疲労に役立ち、運動能力を補助してくれる可能性が高いと研究者たちは結論づけたのである。
まとめ
これまで、カボチャとアスリートを結びつける話題はほとんどなかったわけだが、これからはカボチャもアスリートが選択すべき食材のひとつとして理解されていくだろう。
カボチャだけでなく、カボチャの種もまたアスリートの能力向上に役立つ栄養素がふんだんに含まれているので、スナックとして利用したり、ヨーグルトやサラダなどに加えてみてはどうだろうか。
【カボチャの栄養素】※100g あたり(日本かぼちゃ)
●カロリー:49キロカロリー ●炭水化物:12g
●食物繊維:3g ●タンパク質:2g
●ビタミンK:一日推奨量の49%に相当
●ビタミンC:一日推奨量の19%に相当
●カリウム:一日推奨量の16%に相当
●銅、マンガン、リボフラビン:一日推奨量の11%に相当
●ビタミンE:一日推奨量の10%に相当
●鉄:一日推奨量の8%に相当
●葉酸:一日推奨量の6%に相当
●ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、チアミン(ビタミンB1):
一日推奨量の5%に相当
【カボチャの種の栄養素】※カボチャの種28gあたり
●カロリー:151キロカロリー ●食物繊維:1.7g
●炭水化物:5g ●タンパク質:7g
●脂質:13g(そのうち6gはオメガ6)
●ビタミンK:一日推奨量の18%に相当
●リン:一日推奨量の33%に相当
●マンガン:一日推奨量の42%に相当
●マグネシウム:一日推奨量の37%に相当
●鉄:一日推奨量の23%に相当
●亜鉛:一日推奨量の14%に相当
●銅:一日推奨量の19%に相当
William Litz
カナダのウィニペグで活動する有資格のパーソナルトレーナー。過去10年以上にわたり、フィットネス系雑誌やオンライン雑誌にトレーニング関連の記事を執筆してきた。ボディビルに精通しており、熱狂的なボディビルファンでもある。
提供元・FITNESS LOVE
【関連記事】
・筋トレ初心者必見!「筋トレメニューの組み方」トップボディビルダー2名が考えた特別メニュー
・激痩せ法公開!驚きの”ビフォーアフター“8選
・腹筋は毎日やるべき!?腹筋ワークアウトの頻度
・肩トレで気を付けてほしい重要なこと
・スポーツジムで聞きました!「みんなプロテインは1日何回飲んでいるの?」