ヤリスは、トヨタのクルマ構造改革である「TNGA」に基づいて開発されたパワートレインを搭載しています。

高い熱効率を実現したエンジンそしてそのエンジンを核としたハイブリッドシステムは、クラストップレバルの走行&燃費性能を発揮しています。

ここでは、ヤリスクロスに搭載されているパワートレイン、トランスミッションそして4WDシステムについて紹介します。

文・写真/萩原 文博

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エンジンのスペックを紹介
トランスミッションを紹介

エンジンのスペックを紹介

【プロ解説】トヨタ ヤリスのエンジンやミッション等のスペックを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より 引用)

ヤリスに搭載されているパワートレインは先代と同じ1L直列3気筒ガソリンエンジンと、新開発の1.5L直列3気筒ガソリンエンジン。そしてこの1.5エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの3種類が用意されています。

最高出力69ps、最大トルク92Nmを発生する1L直列3気筒エンジンは、街乗りで使用頻度の高い、低・中速域のトルクが充実しているのが特徴で、燃費性能はWLTCモードで20.2km/Lを実現しています。

そして、新開発されたダイナミックフォースエンジンと呼ばれる1.5L直列3気筒直噴ガソリンエンジンは、トヨタのクルマ構造改革である「TNGA」の思想に基づき開発されたパワートレインです。キビキビした走りと環境に配慮したクリーンな排気と燃費の良さ。そして日常での使いやすさと運転の楽しさを両立しています。

ロングストローク化、バルブ狭角の拡大などの高速燃料技術を採用し、最高出力120ps、最大トルク145Nmという高出力とWLTCモード19.2~21.6km/Lという優れた燃費性能を両立しています。またコンパクト化と軽量化を徹底的に追求し、軽快な走りの楽しさと優れた燃費性能を実現しています。

【プロ解説】トヨタ ヤリスのエンジンやミッション等のスペックを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より 引用)

ヤリスに搭載されているハイブリッドシステムは、高速燃焼を実現し熱効率の向上を実現した1.5L直列3気筒エンジンを採用しています。最大熱効率は40%以上となり、低回転からスムーズな加速フィーリングが特徴です。

実用域での軽快感と燃費性能の向上を高次元で両立。さらにハイブリッドシステムも電気系・機械系損失を大幅に低減し、ハイブリッド世界トップレベルの低燃費を実現しています。

システム最高出力116psまで向上と同時にアクセル操作に対するレスポンスを向上させることで、クルマを意のままにコントロールでき、いつまでも走っていたくなるような気持ちの良い走りを実現しました。軽快なフットワークを実現しながらも、燃費性能はWLTCモードで30.2~36.0km/Lと国産車トップレベルを実現しています。

トランスミッションを紹介

【プロ解説】トヨタ ヤリスのエンジンやミッション等のスペックを徹底解説!!
(画像=『CarMe』より 引用)

ヤリスに採用されているトランスミッションはガソリン車、ハイブリッド車ともにCVTです。ガソリン車に採用されているのは1Lエンジンには、専用のワイドレンジ小型CVTを搭載。街赤で扱いやすく軽快な走りが特徴です。1.5Lエンジンには、ダイレクトシフトCVTと呼ばれるギヤ機構付のCVTが組み合わされています。

従来のCVTのメリットであるスムーズで低燃費な走りを生むプーリーとベルトに発進用ギアを追加し、低速から高速域まで力強くダイレクトな走りを実現しています。エンジンの低回転・高トルク特性をCVTの発進ギヤで活かし、気持ちの良い加速フィーリングを得られます。