老後2,000万円問題が話題になって以来、「何かしなければ」と思っている人は多いはず。ただ実際に行動しようとしても方法がいろいろありすぎて、結局「まだ貯金しかできていない」ということ、あるのではないでしょうか。同じお金と時間をどう活用するか、どんな方法をとるかによって、その先の未来は大きく異なります。お金の置き場所・使い方の違いによってどのように変わっていくのか見ていきましょう。
目次
貯金だけしているとどうなるの?
・貯金は使った分だけ減る
投資でお金を増やす
貯金だけしているとどうなるの?
貯金は、いざというときにすぐ使えるお金です。病気など突然やってくる生活の変化に備えて、ある程度の現金は必ず必要です。
ただ、例えば半年分の生活費が貯まったあとも、結果的に「銀行口座に貯め続けている」状態になっている場合もあるのではないでしょうか。
「お金を増やす」観点で考えると、金融機関への貯蓄は「お金が増える」方法ではありません。使わないで「貯める」ことはできます。日本はすでに20年間以上も超低金利のため、貯金をしているだけでは増えていかないのです。
ちなみに1980年代のバブル時代は、定期預金の利率が「年6%以上」で、本当に「貯めていればお金が増えていく」時代でした。
貯金は使った分だけ減る
もちろんずっと貯金だけで生涯暮らしていける人もいるでしょう。ただ、「何歳まで生きるのか?」「何歳まで働くのか? 働けるのか?」はわかりません。
貯金は、貯めた中からお金を使ってしまえば、使った分だけ減っていきます。「貯めること」と「使うこと」を同時にはできません。人生100年時代といわれている今、貯金がただ減っていくのを眺めながら心配して暮らすのは楽しくありません。
資産を維持しながら、日々の生活のためにお金を使っていく方法を考える必要があるのではないでしょうか。
投資でお金を増やす
お金を増やすことを目的にした資産運用が、投資です。投資は100%成功するとは限らないので、一定のリスクを伴います。しかし、長期で運用を行えば、また分散して投資を行えば、かけたお金よりも増える確率は上がるといわれています。