北海道鹿追町にある然別湖。暖かい季節はボートや釣りなど綺麗な湖を楽しむ人も多いですが、冬になると一変。
物語の中に入り込んだような白銀の世界、雪と氷の村人にあなたもなってみませんか?
極寒の地だからこそできること
北海道は不思議なもので地域によって気温も寒さも雪の量も全然違っていて、山と海に囲まれている十勝は、氷点下20度ほどまで気温が下がることもあります。
特に然別湖は北海道で1番標高が高いところにあるため、氷点下30度を下回ることもある超極寒地域です。
町のお祭りかな、然別湖の近くでなにかやっているのかなと思うかもしれませんが、凍った湖の上で行われるお祭りなのです。
冬になり、ゆっくりと分厚く凍った湖の上で開催される「然別湖コタン」
毎年だいたい1月末〜3月中旬まで行われています。
そこにある建物は全て湖の氷と雪でのみ作られており、透明度が高く昼でも夜でも輝いて見えます。
限られた期間しか存在しない幻の村、運が良ければダイアモンドダストも見ることができますよ。

(画像=『北海道そらマガジン』より引用)
氷と音楽
入り口の方へ行くと巨大なかまくらのような建造物がいくつか見えてきます。1番近くの建物に入るとそこはなんと氷の音楽ホール。
子どもも大人も楽しめるミニコンサートが開催されています。
雪と氷のステージで奏でられる優雅な音楽。雪で作られた椅子や簡易マットが敷かれているので、座りながらゆっくり楽しむことができます。
分厚い雪と氷で音響もばっちり。タイミングが合えばぜひ聴いてみてほしいです。