特攻隊の想いってなんだろうと考える

展示物を見た感想は人それぞれだと思います。戦争で命を落としたのは特攻隊員たちだけではありません。軍人はもちろん民間人も犠牲になりました。病気などもいれるとその数は想像できないほどの膨大な数です。

ただ1つ言えるのは、彼らの未来に、私たちは生きているということ。どんな未来を願って散っていったのかを確証することはできませんが、「自由に生きてほしい」「後世を生きる人たちに未来を託す」、そんな願いが書かれた文面を見ると、今の自分がどう生きていきたいか、周囲の人にどう接していきたいかが見えるような気がしました。

社会を支える・変える!なんて、そんな大きなことはできませんが、少なくともこの歴史を繰り返してはいけない、そんなことを感じることができるこの知覧特攻平和会館、ぜひ自分の目で見て、感じてください。

「知覧特攻平和会館」で特攻の歴史を知ろう~若くして散った命の未来に私たちは生きている~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

まだあどけなさや幼さが残る彼ら17歳~18歳。この写真を撮った次の日に出撃しました。

知覧特攻平和会館

  • 住所:鹿児島県南九州市知覧町郡17881
  • 電話番号:0993-83-2525
  • 開館期間:年中無休 9:00~17:00(最終入場16:30)
  • 入館料:大人500円、小人300円
  • HP:知覧特攻平和会館
  • アクセス:
    【飛行機の場合】鹿児島空港よりバスで約90分(乗り換えあり)
    【電車の場合】鹿児島中央駅よりバスで約75分

知覧富屋食堂(資料館)

「知覧特攻平和会館」で特攻の歴史を知ろう~若くして散った命の未来に私たちは生きている~
(画像=『たびこふれ』より 引用)

知覧特攻平和会館から車で10分ほどのところに、富屋食堂という資料館があります。富屋食堂とは知覧の基地に滞在していた特攻隊員たちが利用していた食堂です。

その女将さんに鳥濱トメさんという方がいました。トメさんは食事に来る隊員たちに、食べたいものを聞き、私財を投じて食材を買い隊員に食べさせてあげていたそうです。また話を聞くだけでなく、遺書を預かり遺族へ届けたり、隊員たちの最期の希望を叶えるために尽力されていました。トメさんは特攻隊員たちにとってまさに、母親代わりのような存在でした。

今ではこの食堂は資料館となり、検閲の通っていない特攻隊員の遺書などが展示されています。

文・写真・まえてぃー/提供元・たびこふれ

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