コインスターはゆうちょ銀行より手数料が安くなる場合も!

そもそもゆうちょ銀行では、2022年1月から窓口に51枚以上の小銭を持ち込むと100枚までは550円、550枚までは825円、1,000枚までは1,100円の取扱手数料がかかる(以降500枚毎に550円加算)。

たとえば、ゆうちょ銀行の窓口で1円玉だけを500枚(500円)預け入れると、手数料が825円もかかるので、なんと-325円の赤字になってしまう。だが、コインスターの手数料は500円×9.9%なので、たった49.5円の手数料で済むのである。

次に、10円玉を500枚(5,000円)の場合で考えてみよう。ゆうちょ銀行の手数料は825円だが、コインスターは5,000円×9,9%=495円となり、ゆうちょ銀行よりまだ330円ほど得する計算になる。

ところが、100円玉を500枚(5万円)の場合では、ゆうちょ銀行の手数料は変わらず825円なのに対し、コインスターは5万円×9.9%となるため、4,950円も手数料を取られてしまうのだ。

このように、持ち込む硬貨の種類や枚数によっては、コインスターの方が損する場合もあるので、利用する前にざっくりと計算してみたほうがいいだろう。

「ポケットチェンジ」の日本円硬貨取扱い中止で注目が集まる「コインスター」って何? お得なの?
(画像=こちらが、ゆうちょ銀行の窓口での硬貨取扱手数料。硬貨の種類に関係なく枚数で手数料が決まるため、1円玉や5円玉を大量に持ち込むと赤字になる場合も……、『オトナライフ』より 引用)

まとめ

いかがだろうか? コインスターは無料サービスではないので、条件によってはゆうちょ銀行のほうが、手数料が安い場合もあることがお分かりいただけただろう。

それでも、1円玉や5円玉などを大量に持っている人なら、コインスターのほうが得する場合も多いので、まずは、コインスターの公式ページで、近所のスーパーマーケットにコインスターのマシンが設置されていないか確認してみよう。

佐野陽高/編集・ライター

文・佐野陽高/編集・ライター/提供元・オトナライフ

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