- 「エンジニアとしての経験年数が経過したので独立したい」
- 「自分の技術を会社の方針にとらわれずに利用したい」
- 「全くの未経験だがこれから独学でフリーランスエンジニアになりたい」
フリーランスエンジニアになりたい!と考えたとき、まず最初にすべきことは事前準備と調査です。
今回は実際にフリーランスエンジニアとして働いている筆者が、フリーランスエンジニアの案件獲得に至るまでの流れを解説します。
目次
ランスエンジニアの始め方
フリーランスエンジニアに求められる能力
ランスエンジニアの始め方
「フリーランスになれるものならなりたいし憧れるけど、なりかたがわからない……」という方も多いのではないでしょうか?
フリーランスの定義は、「特定の企業や団体などに専従せず、社会的に独立した状態で仕事を行う人」とされます。近年の統計データでは、フリーランスとして働く人の割合が増加傾向にあることがわかっています。

なお上の統計データでは、個人で活動して報酬をいただいた時点でフリーランスと定義しています。なので、会社員をしながら個人の副業でエンジニアの仕事をする場合でも、フリーランスエンジニアといえるのです。
リスク面を考慮しても、まずは会社に所属しながら、副業から始めるのがおすすめです。副業で経験を重ねて、月15〜20万円程度稼げるようになったら、専業フリーランスとして独立を検討してみましょう。
開業届を出しておくのがオススメ
フリーランスの大半は個人事業主として開業届を出しています。筆者としても開業することをおすすめします。
「え、開業しているんだったらフリーランスではないのでは?」と考える方もいるかもしれませんので、この章では個人事業主にスポットを当てて解説していきます。
フリーランスと個人事業主の違い
フリーランスとは先ほど説明したように、「特定の企業や団体などに専従せず、個人で仕事を行う」という「働き方」を表す言葉。そして個人事業主は、開業届を提出した「継続して事業を行う個人」のことで、これは「税法上の名称」です。
つまり、フリーランスの中には個人事業主もいれば、そうでない人もいる、ということになります。
開業届を出して個人事業主になるメリット
では、フリーランスという働き方を選択する場合に、なぜ開業届を出して個人事業主になるのがおすすめなのかを解説します。
■個人事業主になるメリット
青色申告で確定申告が可能
青色申告とは、複式簿記で記帳する確定申告制度のことです。この青色申告を行うと、「青色申告特別控除」や「青色専従者給与」などの様々な税制面での優遇を受けることができます。 個人事業主は売上から必要経費を差し引いた所得金額に税金がかかりますが、「青色申告特別控除」が適用されると、所得から最大で65万円引いた金額からの課税となるので、かなりの節税となります。
屋号で口座を作ることが可能
屋号とは個人事業主として働く際の呼称です。個人事業主として開業することで銀行口座をや屋号で作ることができ、プライベートの口座と切り分けるときに便利です。
開業することで得られるメリットについては、下記の記事でまとめられているので合わせて呼んでみてください。
個人事業主になるには
1.開業届を税務署に提出する
事業として業務を開始する1ヶ月以内に「個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)」を税務署に提出しましょう。
提出する方法には税務署に持ち込むパターンと、郵送で送付することもできます。
2.開業届の控えを受領する
開業届を提出し、それが受理されると控えを受け取ることができます。
ここに受領印がないと、前述した銀行口座の登録ができないので確認しておきましょう。
3.青色申告承認申請書を提出する
基本は上記2ステップで個人事業主になることができます。
しかし確定申告の歳に青色申告をしたい場合は、申告を行う年の3月15日までに青色申告承認申請書を税務署へ提出します。
1月16日以降に開業した場合は、事業開始日から2か月以内に青色申告承認申請書を提出すると、その年から青色申告が可能です。
フリーランスエンジニアに求められる能力
フリーランスエンジニアは個人で案件を獲得し、個人で仕事を進めなくてはなりません。そのためには、以下のような能力が必要になってきます。
求められる能力1. 学習し続ける意欲
個人的には、フリーランスに必要なものは学習し続ける意欲だと考えています。
フリーランスとは個人の様々なスキルを武器にして、個人で働くこと。つまりスキルを磨かなければ、自分の価値がなくなると言っても過言ではありません。
どのような分野でも、常に新しい技術や知識を取り入れ続ける姿勢が大事です。
求められる能力2. 積極的なコミュニケーション
フリーランスは営業が重要、とよく言われます。しかし、もっと重要なのは営業時に信頼されるようなコミュニケーションを心がける点にあるでしょう。
現在のコミュニケーションを取るツールは対面だけでなく、SNS・ビデオ通話など多岐に渡ります。
様々な媒体で相手を不快に思わせることなく、いち個人として認められるようなコミュニケーション能力がフリーランスには求められます。
求められる能力3. スケジュール管理
フリーランスは、仕事に対するスケジュール管理がとても重要になります。自分の仕事のスピードを把握するのはもちろんのこと、案件の取りすぎにも注意が必要です。
フリーランス向けの求人サイトで手当たり次第に仕事の応募してみたはいいものの、予想外に多くの仕事が入り、納期的に仕事をこなすことができない……なんて結果になると、自分への信頼が落ちてしまいます。