ブレーキオイルの交換時のエアー混入を防ぐには

ホースの遠い順から交換を行う

バイクのブレーキフルードを交換する場合は、エアーが入り込んでしまうことが一番危険です。エアーの侵入を防ぐには、オイル交換の際はホースが一番長い順番で交換するのが基本と言えます。

ホースが短い順番で交換をしてしまうとエアーが入り込みやすくなるだけではなく、エアーが侵入した後も排出しにくくなってしまうのです。作業を行うときには必ずホースの長い順番で交換作業を進めるようにしてください。

レバーを握る力はとても重要

リザーバータンクに新しいオイルを入れてホース内を循環させるときには、ブレーキレバーはできるだけ時間をかけて握るようにしてください。このブレーキレバーはポンプの役割になります。速く握ってしまうとエアーが混入しやすくなります。

じっくりとポンピングするようにブレーキレバーを握っていき、リザーバータンクを確認しながらの方法で交換作業を行うようにしてください。慎重にバイクのブレーキフルードの交換を行えば成功しやすくなります。

バイクのブレーキオイルの適切な交換時期

2年に1回の交換が基本

バイクのブレーキフルードを交換時期は、2年に1回の交換が基本です。つまり、車検の毎の交換をすることが一般的と覚えておきましょう。ブレーキフルードは走行していなくても劣化をすることがあります。

気温の変化、そして空気に触れたことで起こる劣化などにより、走行をしていなくても劣化をしてしまう可能性があるのです。また、バイクのブレーキフルードは重要部品でもありますので、乗っていないという理由で交換を避けることは控えましょう。

2万キロの交換も視野に入れる

また、2年が経過していなくても走行距離での交換も視野に入れておくべきです。2万キロほど走行したときには、ブレーキフルードは劣化している可能性があります。バイクのブレーキフルードは使用すると温度変化により劣化してしまうのです。

そのため、2年間放置するのではなく、走行距離が伸びたと感じたときには、迷うことなく交換をしてください。簡単な方法で交換ができますので、安心してまたツーリングにでかけることができます。

汚れを目安にしてもいい

ブレーキフルードが極度に汚れていると感じたときにも交換のタイミングと考えるべきです。自然なブレーキフルードの色を覚えておけば、リザーバータンク内のブレーキフルードが汚れているか判断できるでしょう。

スポイトなどで少量を吸い取り汚れをチェックして、普段の色よりも汚れていると判断ができた場合は、交換をしみてください。ただし、その汚れは使用によるものではないかもしれません。内部の破損なども可能性もありますので、慎重に判断をしてみましょう。

リザーバータンク内の残量もチェック

バイクの日々の点検でブレーキフルードのリザーバータンク内のオイルが減っているときにも交換をしてください。ただし、リザーバータンク内のオイルが減ることは稀です。減っている場合はオイルが抜けている可能性もあります。

その場合は交換も必要ですが、ブレーキホースやキャリパー、ブレーキパットなども点検も同時に行うべきです。漏れがあれば早急に修理するようにしてください。大きな事故に繋がる可能性もあります。