Synspectiveが小型SAR衛星2号機を2021年後半に打ち上げへ
3月23日、小型SAR衛星のコンステレーション構築を目指すSynspectiveは、2号機となる「StriX-β」の打ち上げ契約を、相乗り打ち上げの仲介を行うExolaunchと締結したことを発表しました。
Synspectiveは、内閣府主導の革新的研究開発推進プログラム「ImPACT」の一つである「SAR衛星のシステムの研究開発」を事業化する形で2018年に創業したスタートアップ企業です。2020年12月に1号機「StriX-α」を打ち上げ、2021年2月にファーストライトの撮影成功を発表していました。

(画像= 1号機が撮影したアメリカ 南フロリダ(日本時間2021年2月8日 12時頃撮影)
Credit : Synspective、『宙畑』より引用)
Credit : Synspective、『宙畑』より引用)
同社は、地盤変動や水害発生時の被害状況をモニタリングするソリューションをリリースしていて、エンドユーザーの要望を自社衛星の開発に活かしていくのではないかと期待されます。衛星開発からデータの解析まで、広範囲に及ぶ事業領域で得られる知見やノウハウは、ビジネスを確立していくうえでの強い武器になるのではないでしょうか。
提供元・宙畑
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