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会社員に向いてない人がおすすめの仕事・職場環境
会社員に向いてない=自分はだめだ、辞めようと思う前に

会社員に向いてない人がおすすめの仕事・職場環境

次に、会社員に向いてない人が選びやすいキャリア設計について考えてみましょう。

1. 共感できる理念や事業を掲げるベンチャー企業を探す

第一に、あなたの心が動かされるベンチャー企業を探してみてください。共感できる理念や事業を掲げている会社であれば、納得して日々の業務に打ち込めるため、組織で感じる理不尽さ・息苦しさが軽減されるかもしれません。すでに現職がベンチャー企業である場合を除き、「共感できるか・できないか」を基準に転職先を探すのはおすすめです。

またベンチャー企業は意思決定がはやく、合理性に基づいて主体的に動けるメンバーが歓迎される環境です。組織のために忖度する状況にストレスを感じているなら、格段に働きやすさを感じるでしょう。

2. フリーランスとして得意なスキルを活かせる仕事を探す

デザイナー、エンジニア、マーケターなど、専門スキルを活かして個人でも価値を提供できる職種であれば、フリーランスに挑戦するのもひとつの手段です。フリーランス向けの人材マッチングプラットフォームなどを活用しつつ、自身が働きやすい環境や仕事を探してみましょう。

『Workship』は職種だけでなく、勤務条件や稼働時間を加味した案件探しができます。ぜひご活用ください。

3. 起業して自分にとって理想的な職場を作る

自分のやりたいことの規模が大きく、なおかつ既存の企業でも実現できない場合は、思い切って起業しましょう。起業家支援制度を活用しながら信頼できる仲間を増やし、事業成長を目指すのが、あなたにぴったりな働き方かもしれません。

周囲に起業家がいないとハードルが高く感じられるかもしれませんが、社会貢献度の高い事業アイデアがあるならば一考してみましょう。

会社員に向いてない=自分はだめだ、辞めようと思う前に

会社員に向いてないと感じる方の多くは、それをだめなことだと感じていませんか?

また責任感が強ければ強いほど、会社ではなく自分の性質に責任を感じ、責めてしまうはずです。そんな方にむけて、会社を辞める前に読んでほしいことを書きます。

会社員に向いてない人なんて、実は一人もいない

ほんとうは会社員に向いてない人なんて、一人もいません。一人として同じ人がいないからこそ、組織ではそれぞれの強みを引き出し合って価値を生み出すことができるからです。本来、会社は多様性を重視するもの。あなたの強みをうまく活かせる会社も必ずあるはずです。

だから、あなたが「会社員に向いてない」と感じることは、あなたのせいではありません。いまの会社のカルチャーや事業との相性が悪く、あなたの強みを生かし切れていない状態なのだと思います。転職したり、部署を異動したりすることで、問題が解決する可能性もあるでしょう。

これは決して「会社を辞めるな」というメッセージではありません。精神的に追い詰められていてそれどころではないのならば、まずは自身の心を守ってください。難しいかもしれませんが、考える余力を生み出すために休む必要があると思うことも必要です。

会社員に向いてない=フリーランスに向いている、とは限らない

会社員に向いてないからといって、独立して成功するとは限りません。これは声を大にして言いたいことです。

たとえば「一人が楽」といった理由で会社を辞めた場合、フリーランスは会社員よりも人脈が重視される働き方だと痛感するはずです。また「自由になりたい」と願って独立しても、セルフマネジメント力がなければ、会社員の頃を上回る過酷な労働に追われるか、経済的に不自由になるかの二択が待っています。

私は約4年前に独立しました。幸運なことに現在に至るまで生計を立てられていますが、これまで多くの仲間が挫折する姿を目の当たりにしています。なかには「会社員にもフリーランスにも向いてない」と大きなショックを受け、キャリア修正に悩む方もいました。

少し厳しいことを言います。会社でできなかったことが、独立したら突然できるようになることはありません。衝動的に会社を辞めるのではなく、自分の適性や将来設計について十分考えてから行動してほしいと願っています。