「会社員に向いてない」

そんな自覚を一度もってしまうと、会社で働くのが苦痛になってしまうでしょう。「このまま会社で働き続けるしかないのか……?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では「会社員に向いてない」と心から思って独立した筆者が、会社員に向いてない方におすすめの生き方、働き方を解説します。

目次
そもそも「会社員に向いてない」と感じるのはなぜ?
会社員に向いてない人が意識すべきポイント

そもそも「会社員に向いてない」と感じるのはなぜ?

会社で働いているとストレスがたまる。思ったように仕事が進まない。そんな漠然とした悩みを抱えている方が、きっとこの記事を読んでいるかと思います。

皆さんの頭をよぎる「自分は会社員に向いてないのかも」という不安を、もう少し掘り下げてみましょう。

会社で働くことが苦手な人には、いくつか共通点があります。

1. スケジュール管理や課題解決が得意

まずスケジュール管理や課題解決が“得意”な人は、会社で働くのを苦痛に感じるシーンが多い傾向にあります。会社には、社員全員で組織の利益を追求しなければならない性質がある以上、非合理的な選択を迫られることも多いからです。

会社の理念から逆算して戦略を立てることや、顧客に寄り添った最適解を追求することは、悪いことではありません。むしろ、会社員の行動としては正しいはずです。それなのに、組織で働いているがゆえに折れなければならない場面が多いと、ストレスを感じる方は多いでしょう。

2. 組織の評価制度やカルチャーに疑問を持ちやすい

組織の評価制度やカルチャーに疑問を持ちやすい人も、会社員に向いてないと感じてしまいがちです。

年功序列での忖度が求められる組織や、社員にも影響のある差別意識が浸透している組織では、あらゆるコミュニケーションで歪みが生じます。こうした歪みに気づきやすく、かつスルーできない人は、会社に対して苦手意識を強めてしまうでしょう。

3. やりたいことが明確である

「会社員に向いてない」と感じている人自身に、原因がある場合もあります。

たとえば自分のやりたい事業や職業像が明確にあり、それが会社勤務以外の形態で叶う場合は、会社員であり続ける必要はありません。

4. 会社員であるメリットにあまり価値を感じない

会社員が享受できるメリットに、魅力を感じない人もいます。

たとえば毎月安定した給与がもらえることや、自分の仕事をフォローしてくれる仲間がいることなどにあまり価値を感じないのであれば、会社員であることはむしろデメリットになるかもしれません。

会社員に向いてない人が意識すべきポイント

会社員に向いてない傾向や原因がある人は、どんな生き方を心がければよいのでしょうか。

まず「働くこと」ではなく、「生き方そのもの」に焦点をあて、3つのポイントを解説します。

1. 個人で生み出せる価値は何か考えよう

仕事でもそれ以外でも、組織ではなく個人で価値を生み出す意識をもちましょう。個人で価値を生み出せる人は、会社や組織にも貢献できます。

独立を焦ることなく、まずは自分自身が周囲に提供できる価値について考えてみてください。そうすると、自分の強みがわかってきて、向いているキャリアも見えやすくなってきます。

2. セルフマネジメント力を高めよう

スケジュール管理やキャッシュフロー管理などについて、自分自身でマネジメントできる力を養いましょう。どんなに個人の専門スキルがすぐれていても、セルフマネジメント力がなければビジネスは成立しません。基本的なビジネスの素地が足りていないと、独立することは難しいでしょう。

ビジネスモデルや業務全体のフローを理解するように心がけると、会社員として働くことが自分に向いているかどうか、冷静に考えることができるはずです。

3. 「友だち」を作ろう

会社員に向いてないと感じる方にはできるだけ仕事に関わりのないコミュニティに属することをおすすめします。会社員としてのキャリアを継続するにしろ、独立するにしろ、あなたの価値観に共鳴してくれる友人がいることは、心の支えになるはずです。

また、もし独立することになった場合自分を信頼してくれている人の存在はとても頼りになります。