サイドビューの特徴・機能・デザイン
ヤリスのサイドビューは、タイヤをボディの四隅に配置し、無駄を削ぎ落とした凝縮したキャビンとタイヤに向かった造形が特徴となっています。
リアサイドウィンドウからフロント方向に降りるようなラインにより、クルマを横から見たときに前傾したようなイメージを強調します。
リアフェンダーまわりはフレア形状とすることで、アクティブさと踏ん張り感を演出。さらに、全車にロッカーモールを装着することで、低重心な構えを実現しています。
リアビューの特徴・機能・デザイン
ヤリスのリアビューは非常に特徴的です。リアシートのヘッドクリアランスを確保しつつ、リアハッチのバックウィンドウ部を斜めに落とすようなデザインとして、重心の低さやスポーティさを強調しています。
リアバンパーもフェンダーの膨らみを強調するように両サイドに広がって見えるようなデザインとすることで、低重心と安定感を表現しています。さらにバックウィンドウとリアコンビネーションランプを一体化させることで、遠くからでもひと目でヤリスであると分かるような特徴となっています。
このようなデザイン手法をボディサイズに制限のある5ナンバーサイズのクルマの中で、行っているのがヤリスのデザインの優れた部分でしょう。
ヤリスの外観デザインは、5ナンバーサイズという制約がある中で、できるだけスポーティなスタイルを表現できるかというせめぎ合いの中から生まれた秀逸なデザインです。
特に前傾姿勢のサイドビューはいかにも走りそうなイメージを強調しています。
文・写真/萩原 文博
提供元・CarMe
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