テクニック5:トップ・ライト&アンダー・ライト

映画制作で照明がいかに重要なのか
(画像=『ナゾロジー』より引用)

「トップ・ライト」は文字通り、被写体の上方から照射するライトで、頭部と鼻にハイライトを入れ、目の周りに影を作る。しかしムードが大げさになりすぎることもあるので、必要でない限りは避けられるそうだ。

映画制作で照明がいかに重要なのか
(画像=『ナゾロジー』より引用)

また「アンダー・ライト」を下から強めに当てることで、鼻下口周りに不気味な印象を持たせることができる。布をかぶせることでナチュラルな明度に抑えることも可能だ。バーの明かりもこれで自然な感じを演出できるという。

テクニック6:トーン調節

映画制作で照明がいかに重要なのか
(画像=『ナゾロジー』より引用)

それぞれのライトの役割を熟知しても、そのまま使用するだけではムードが平板になり画面のメリハリがなくなる。

例えばこの場合は女性側から当てているキー・ライトにシルクをかぶせることで照明の強度が和らぐ。すると男性と女性側で明度のコンタラストがつくわけだ。

これでムードもバッチリ。

映画制作で照明がいかに重要なのか
(画像=『ナゾロジー』より引用)