テクニック5:トップ・ライト&アンダー・ライト
「トップ・ライト」は文字通り、被写体の上方から照射するライトで、頭部と鼻にハイライトを入れ、目の周りに影を作る。しかしムードが大げさになりすぎることもあるので、必要でない限りは避けられるそうだ。
また「アンダー・ライト」を下から強めに当てることで、鼻下口周りに不気味な印象を持たせることができる。布をかぶせることでナチュラルな明度に抑えることも可能だ。バーの明かりもこれで自然な感じを演出できるという。
テクニック6:トーン調節
それぞれのライトの役割を熟知しても、そのまま使用するだけではムードが平板になり画面のメリハリがなくなる。
例えばこの場合は女性側から当てているキー・ライトにシルクをかぶせることで照明の強度が和らぐ。すると男性と女性側で明度のコンタラストがつくわけだ。
これでムードもバッチリ。