■畑に行くと、心も体もぽかぽかする

UFCの登録メンバーの畑への思いはさまざま。ゆくゆくは家庭菜園をやってみたいという人もいれば、家族に無理矢理に連れて来られた人もいる。しかし、どんな人も畑に入ると、いきいきした表情になると言う。
「畑で一緒に汗を流すと、本当に気持ちがいい。僕自身、畑に行くと温泉に入ったみたいな感覚になって、心も体もぽかぽかします。自分をリトリートしてくれる場所として畑は使えると思います。みんなで土を触るだけでメンタル的にもリフレッシュできますし、もちろん、農作業をすることで自分たちが食べる野菜を育てる技術が身につきます。農業を深くやるきっかけにもなるし、ゴルフとかサーフィンみたいな趣味にしてもいい。特に相模原や栃木の畑は、都会と違って人工物が目に入らない。それだけで圧倒的に体や心の凝り固まっていたものから解放されると思います」

畑は、環境も人間関係も考えも、日常とは切り離して考えることのできる場所なのかもしれない。アーバンファーミングや市民農園は、UFCだけでなく、いろいろな地域で増え始めている。2022年は心と体をリフレッシュしに、畑を隠れ家にしてみよう。
取材協力:特定非営利活動法人アーバンファーマーズクラブ
東京・渋谷をベースに2018年より活動スタート。「未来を、耕そう。」をキャッチフレーズに、都市生活者に農あるライフスタイルを提案。自分たちの食の未来や地域コミュニティ、子どもの食育、循環型社会などについて考えるきっかけを与えている。
取材・文=岡本のぞみ(verb)
提供元・男の隠れ家デジタル
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