日間賀島のたこ

日間賀島は、古くからたことの関わりが深い島です。地元に伝わる民話によると、およそ600年前、大きな地震で島のお寺が海に沈んだのですが、安置されていた阿弥陀様が大たこに守られて漁師の網に掛かったといいます。それは「蛸阿弥陀如来」として安楽寺に祀られ、今も崇められているそうです。
島の周辺にはカニやアサリなどエサがふんだんにあるので、たこの水揚げ量が豊富です。10月になると島のあちこちで干しだこが風に揺れる風景が見られます。この干しだこは「ひっぱりだこ」の語源といわれており、正月には氏神様に供えられ、大漁、家内安全、無病息災が祈願されます。こうしたことから日間賀島は別名「多幸(たこ)の島」とも呼ばれています。

日間賀島の通年料理の主役はタコです。甘味があり、茹でても固くならない日間賀島特産の「タコ丸茹で」はもちろん、刺身・唐揚げ・タコしゃぶ・タコの酢の物などが味わえるタコのコースがあります。
日間賀島のふぐづくしプラン

日間賀島では、とらふぐ三味のコースが10月から3月末まで各旅館、ホテルで用意されています。日帰りコースには、デラックスプランとスタンダードプランがあり、お風呂にもはいれます。
スタンダードプランは、ふぐの皮の湯引き、ふぐの唐揚げ、ふぐのてっさ、ふぐ雑炊、ふぐ鍋がついています。そしてデラックスプランには、タコまる茹でと伊勢海老のお造りが追加でついています。





本当にふぐづくしです。てっさは少し厚めだったのですが、逆に歯応えがあって美味しく、満足のふぐづくしコースでした。
私が今回利用した旅行プランは、名鉄観光のものです。お食事どころは、すずや海游亭を選びました。
行き方は、名鉄で河和駅へ行き、河和港から高速船はやぶさで日間賀島の西港につき、歩いて海游亭へ行きました。そして食べた後はお風呂にはいって、海沿いを散歩して、腹ごなしして、ゆっくりと1日を過ごした後、西港にもどり河和港に向かいました。
すず屋海游亭
- 住所:愛知県知多郡南知多町日間賀島西港
- 電話:0569-68-2026
- URL:すず屋 海游亭
