名古屋から一番近い島「日間賀島(ひまかじま)」。

知多半島の先端の師崎から2km、高速船で10分の日帰りでも楽しめる島です。日間賀島といえばタコとフグ。その他にも漁師の島として、新鮮な四季折々の魚介類が楽しめます。

徒歩でも一周できる小さな冬の島で、美味しいふぐを満喫する1日を過ごしてみませんか?

目次
日間賀島とは
日間賀島のとらふぐ
日間賀島のたこ
日間賀島のふぐづくしプラン
まとめ

日間賀島とは

【愛知県】冬の日間賀島でふぐづくし!
(画像=<海からみえる日間賀島>、『たびこふれ』より引用)

日間賀島は、三河国定公園に指定されている漁業と観光の島です。島は一周5.5kmほどで、名古屋から一番近い島です。船で河和港より20分、師崎港より10分。名物はタコとフグ、「多幸(タコ)の、福(フグ)の島」と呼ばれています。

夏には海水浴に訪れる他、温暖な気候で年間を通じて自然を楽しめる島として人気です。

【愛知県】冬の日間賀島でふぐづくし!
(画像=<たこのモニュメントが港で迎えてくれます>、『たびこふれ』より引用)

日間賀島のとらふぐ

【愛知県】冬の日間賀島でふぐづくし!
(画像=<てっさ>、『たびこふれ』より引用)

日間賀島のある愛知県は、日本で1、2位を争う天然のとらふぐの水揚げ量を誇っていることをご存知ですか? 平成15年には、国内のとらふぐの漁獲量の約22%にあたる154tを水揚げでした。伊勢湾口はとらふぐの産卵場のひとつで、海底にふ化したとらふぐの稚魚は伊勢湾内で過ごします。その後、成長したとらふぐは、黒潮を目指し、外海に出るので、日間賀島近海の三河湾、伊勢湾、遠州灘でふぐがよく採れるのです。

日間賀島のとらふぐ漁は100年以上といわれ、ふぐ漁の代表的な漁法が「延縄漁(はえなわりょう)」と呼ばれるふぐを傷つけないように1匹1匹釣りあげる漁法です。「幹縄」と呼ばれる長いロープに、等間隔に釣針が付いて針金同士を縄にくくりつける漁法です。

延縄漁の解禁は10〜3月です。深夜、漁港を出た漁船が、決められたポイントで日の出を待って一斉に漁を始めます。延縄の長さは数kmに及び、水深40m以上の海底まで仕掛けを沈め、しばらくして引き揚げます、釣り上げられたふぐは、生簀の中で噛み合って傷がつかないように、鋭い歯を切り取ってから船底の生簀に泳がせるということです。

しかし、実は生粋の名古屋っ子の私ですが、実はふぐが日間賀島の名物と知ったのはつい最近のことです。その理由は、以前は名古屋を中心とした中京圏でふぐを食べる文化があまりなかったため、鳥羽から大阪・下関に出荷されていたからだそうです。

地元食材の「ふぐ料理」で日間賀島を盛り立てる取り組みが始まったのが20年前。現在では、延縄漁をする漁師さん約90名、ふぐの調理師免許を保有している料理人約80名の、総勢約170名が「とらふぐの本場日間賀島」を支えていると説明をうけました。