働いている職場を辞める場合、退職届を提出することがありますが、どのような文章が正しいのか分からない方も少なくありません、また、どのタイミングで退職すればトラブルにならずに済むのでしょう。

実は仕事を辞めるときにこういったことで悩む人は多くいます。そこでこちらの記事では円満退職のための届の書き方や適したタイミングなどを紹介します。

目次
退職におすすめのタイミング
退職理由の正しい書き方

退職におすすめのタイミング

退職のタイミングと書き方とは?退職理由の例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

職場を辞めるとき、こちらの都合でいつでも辞める、というのは会社側に迷惑がかかる場合があります。最悪の場合トラブルに発展する可能性もあるので、そうならないための退職におすすめのタイミングを知っておきましょう。

タイミング①繁忙期以外

退職のタイミングと書き方とは?退職理由の例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

もっとも忙しい時期である繁忙期は、一人でも従業員が減ればそれだけ会社や他の従業員に負担がかかります。繁忙期に退職を願い出ても、「今は忙しいから」と跳ね返されることも少なくありません。

また、忙しいときは上司に掛け合うことも、しっかりと話を聞いてもらうことも難しくなります。それならばあまり多忙ではない閑散期のタイミングを狙うのがベストです。

閑散期であれば上司や周りにも余裕があり、話が通りやすくなるでしょう。よほどの理由がない限り、退職を切り出すのは繁忙期を避けたほうがスムーズに退職できます。

タイミング②前もって上司に伝える

退職のタイミングと書き方とは?退職理由の例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

いきなり「明日辞めさせていただきます」というのはNGです。退職するには、前もって上司に伝えるようにしてください。

退職となれば、これまで自分が行っていた業務の引継ぎや、様々な手続きが必須となるので、できれば希望日の1カ月ほど前までにはその旨を伝えましょう。

法律的には2週間前に退職を申し出ればOK、ともありますが、会社によっては3か月前に申し出が必要になる場合もあります。まずは就業規則を確認していつ、退職を言い出すのかチェックしてください。

タイミング③退職理由を明確にする

退職のタイミングと書き方とは?退職理由の例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

退職理由はできるだけ明確にするほうが良いでしょう。曖昧な理由では退職を引き止められることもあり、話し合いがスムーズに進まないこともあります。

辞めるに至った理由が人間関係や金銭面、家庭の事情など色々ありますが、円満退職する場合はその理由をしっかりと告げましょう。

退職理由の正しい書き方

退職のタイミングと書き方とは?退職理由の例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

会社を辞めるときは多くの方が退職理由を書いて提出します。退職理由は大きく「自分の都合」と「会社の都合」に分かれます。

自分の都合はもちろん家庭の事情や自身のスキルアップのためなど色々ありますが、会社の都合は倒産や解雇になります。それぞれの退職理由の正しい書き方を見てみましょう。

自己都合の場合の書き方

退職のタイミングと書き方とは?退職理由の例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

自己都合の場合は会社が何も言ってこないが、自分の意志で辞めるため、多くの方が「一身上の都合により」と書きます。多いのもでは結婚や妊娠、引っ越しや転職によるものです。

また、人間関係や金銭面も自分で納得がいかない、このまま職場に居続けることが困難なため、自己都合に入ります。パワハラやサービス残業なども「一身上の都合」を使います。

結婚や妊娠など、おめでたいことであればその旨を書いても良いですが、必ず書く必要はありません。

会社都合の場合の書き方

退職のタイミングと書き方とは?退職理由の例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

倒産や希望退職など会社都合の場合はその理由を明確に書くようにします。倒産であれば「業績不振による倒産に伴い」、人員整理の退職は「事業部門縮小(閉鎖)に伴い」、希望退職はそのまま「希望退職のため」となります。

何故、会社都合の場合に「一身上の都合」を使わないのか、それは失業保険が関係してきます。

退職のタイミングと書き方とは?退職理由の例文をご紹介!
(画像=『工具男子』より引用)

失業保険は自己都合と会社都合で取得条件が異なり、自己都合で次の職場が決まっていない場合は失業保険の支払開始日に時間がかかる、支給額や給付日数が少なくなるなどのデメリットがあるのです。

そのため会社都合の場合はその理由をしっかりと書いておきましょう。さらに会社都合の退職は退職届や退職願を提出する必要がないので、提出を求められても断るようにしなければ、最悪自己都合にされるので注意してください。

もしどうしても提出を断れないのであれば、会社都合退職通知書を受けてる、まはた一筆書いてもらうなどしましょう。