自死志願の背景には「絶望」。では巻き込みの背景は?
このように自死志願の背景には、彼らの底しれぬ絶望があったことが読み取れます。では、なぜ彼らは社会も世間も自分に冷たく感じ、深い深絶望に陥ってしまったのか、そしてなぜ何の罪もない善良な市民を巻き込んでしまったのでしょうか?
この答えはまた次回の投稿で考えてみたいと思いますが、現在社会では次の巻き込み型自死志願者になり得る予備群がまだまだたくさんいるかも知れないというリスクを考慮する必要があるのかもしれません。
筆者は、リスクが高まった背景にはコロナ禍がもたらした何かが影響していると考えていますが、これについても、また次の投稿で考えてみたいと思います。
文・杉山 崇/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?