日本ミシュランタイヤが『ミシュランガイド京都・大阪2020』を発表した。今回は、飲食店・レストランが415店、旅館が29軒、ホテルが46軒掲載された。最高評価の「三つ星」は昨年から2店増えて11店、新たに掲載となった飲食店・レストランは京都が30店、大阪が26店だった。

京都は日本料理店2店が評価を上げて三つ星に

京都で三つ星を獲得したのは、日本料理店の『飯田』『一子相伝 なかむら』『祇園 さゝ木(ささき)』『菊乃井 本店』『京都吉兆 嵐山本店』『瓢亭』『前田』『未在』の8店で、掲載数は2018年版にならぶ過去最多タイ。このうち、『祇園 さゝ木』と『前田』の2店は、前回の二つ星から三つ星へと評価を上げた。

トピックスとしては、「ビブグルマン」の客単価基準が1,000円引き上げられ6,000円に変更された。また、京都では初めてインド料理、カレーのカテゴリーが掲載。南インド料理を提供する中京区の『インド食堂タルカ』と、京都の合鴨を使ったカレーが看板メニューの同じく中京区『カレープラント』が選ばれた。
 

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写真はイメージ。画像素材:PIXTA(画像=Foodist Media)

大阪は2店が10年連続で三つ星を獲得

大阪で三つ星を獲得したのは、日本料理店の『柏屋』『太庵』と、イノベーティブ(革新的な)料理の『HAJIME』。3店とも前回からの三つ星を維持した形で、『柏屋』と『太庵』は、2011年から10年連続での三つ星となった。

大阪では、一つ星で新規掲載された10店の料理カテゴリーが日本料理、中華料理、イタリア料理、イノベーティブと多岐にわたり、「ビブグルマン」でも、新規掲載店16店の料理カテゴリーが13に及ぶなど、バラエティに富んだ店が並んだのが特徴的だった。

また、三つ星に選ばれた『HAJIME』をはじめ、今回一つ星として新規掲載となった大阪市北区の『HATSU』など、既成概念にとらわれないイノベーティブな料理を提供する店が毎年多く掲載されることも、大阪ならではの特色だといえる。

■二つ星以上の評価を受けた店

【京都府】
三つ星(★★★)
『飯田』(京都市中京区)
『一子相伝 なかむら』(京都市中京区)
『祇園 さゝ木』(京都市東山区)
『菊乃井 本店』(京都市東山区)
『京都吉兆 嵐山本店』(京都市右京区)
『瓢亭』(京都市左京区)
『前田』(京都市東山区)
『未在』(京都市東山区)

二つ星(★★)
『割烹 千ひろ』(京都市東山区)
『京懐石 吉泉』(京都市左京区)
『祇園 又吉』(京都市東山区)
『和ごころ泉』(京都市下京区)
『緒方』(京都市下京区)
『おたぎ』(京都市北区)
『御料理 光安』(京都市上京区)
『割烹 八寸』(京都市東山区)
『菊乃井 露庵』(京都市下京区)
『京天神 野口』(京都市上京区)
『祇園 大渡』(京都市東山区)
『祇園 にしかわ』(京都市東山区)
『祇園 丸山』(京都市東山区)
『建仁寺 祇園 丸山』(京都市東山区)
『高台寺 和久傳』(京都市東山区)
『新門前 米村』(京都市東山区)
『鈴江』(京都市左京区)
『炭火割烹 いふき』(京都市東山区)
『草喰 なかひがし』(京都市左京区)
『ふきあげ』(京都市北区)
『有職料理 萬亀楼』(京都市上京区)
 

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写真はイメージ。画像素材:PIXTA(画像=Foodist Media)

【大阪市】
三つ星(★★★)
『柏屋』(吹田市)
『太庵』(大阪市中央区)
『HAJIME』(大阪市西区)

二つ星(★★)
『一汁二菜 うえの 箕面店』(箕面市)
『弧柳』(大阪市北区)
『寿し芳』(大阪市北区)
『Fujiya 1935』(大阪市中央区)
『ラ・シーム』(大阪市中央区)
『青木』(大阪市北区)
『花祥』(貝塚市)
『カハラ』(大阪市北区)
『喜太八』(岸和田市)
『旬彩天 つちや』(吹田市)
『鮨 原正』(大阪市天王寺区)
『ほうば』(大阪市北区)
『本湖月』(大阪市中央区)
『桝田』(大阪市中央区)
『宮本』(大阪市北区)
『夕凪橋 多古安』(大阪市港区)

文・上條真由美/提供元・Foodist Media

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