
SBI FXトレードとSBI証券の違いは、「株を担保にした取引の有無」「オプション取引の有無」「取引可能額の違い」「通貨ペアの種類の数の違い」の4つだ。低コストで取引をしたい初心者は、SBI FXトレードがおすすめだ。
SBI FXトレードとSBI証券の4つの違い

同じSBIグループ傘下のSBI FXトレードとSBI証券は、どちらもFXを取り扱っている。両社は、以下の4点が大きく異なる。
SBI FXトレード | SBI証券 | ||||
FX取引 サービスの名称 |
SBI FXTRADE | SBI FXα、SBI FXミニ | |||
取扱商品 | FX、積立FX、暗号通貨CFD、 オプションFX |
国内株式、外国株式/海外ETF、投信、 債券、FX、先物オプション、CFD/eワラント、 金銀プラチナNISA/つみたてNISA、iDeCo |
|||
主要通貨ペアの 取引単位 |
SBI FXTRADE | FXα | FXミニ | ||
米ドル/円 | 1通貨単位以上 | 米ドル/円 | 1万米ドル | 1,000米ドル | |
ユーロ/円 | ユーロ/円 | 1万ユーロ | 1,000ユーロ | ||
ポンド/円 | ポンド/円 | 1万ポンド | 1,000ポンド | ||
南アフリカ ランド/円 |
南アフリカ ランド/円 |
10万ランド | 1万ランド | ||
主要通貨の スプレッド (1~1,000通貨) |
米ドル/円 | 0.09 | 米ドル/円 | ※1 | |
ユーロ/円 | 0.30 | ユーロ/円 | 0.5 | ||
ポンド/円 | 0.69 | ポンド/円 | 1.0 | ||
南アフリカ ランド/円 |
0.80 | 南アフリカ ランド/円 |
1.8 | ||
取引通貨ペア | 34通貨 | FXα:28通貨 FXミニ:6通貨 |
|||
レバレッジ(個人) | 25倍 10倍(BRL/JPY) |
【ロ―レバレッジコース】 1倍、3倍、5倍 【スタンダード】10倍 【ハイレバレッジ】25倍 |
|||
その他、FX関連サービス | 株券担保サービス、積立FX |
違い1,SBI証券では株を担保にしてFX取引ができる
SBI証券には、株券を担保にFX取引が可能な「株券担保サービス」がある。

SBI証券で保有している国内株式を担保にして、その評価額の70%をFXの証拠金に充当できる仕組み。

信用取引をする際、現金以外に株式を担保にしたことがある人もいるでしょう。そのFX版のサービスと考えるとわかりやすいです。
株を担保にしても、FXでは24時間取引ができ、最大25倍のレバレッジをかけられるのは変わらない。
株券担保サービスは株券を売却するわけではないため、FXの担保として利用している間も株主優待や配当金を通常どおり受け取れる。
違い2,SBI FXトレードではオプション取引ができる
SBI FXトレードには、「オプションFX」というサービスがある。
為替相場が不安定で相場が急変すると、通常のFX取引だと取引必要証拠金が大幅に増額されて多額な損失を被る、あるいはロスカットが執行されるリスクが高くなる。このような場合のリスクヘッジとして、あらかじめプレミアムを支払うことで損失額を限定できるオプションFXは利用価値が高い。
オプションFXでは、一般的には「米ドル/円」が上昇する(円安ドル高になる)と予想される場合は「コールオプション(買う権利)」を、下落する(円高ドル安になる)と予想される場合は「プットオプション」(売る権利)を購入する。原資産価格が予想どおりに推移し、権利行使価格で行使するとプレミアム(手数料)を差し引いた部分が利益になる。
オプションFXのコールオプションとプットオプションの仕組みについて、図を用いながら説明しよう。
(例1)オプションFXのコールオプション(買う権利)……原資産価格が上昇すると予想される場合など
2022年7月20日に米ドル/円レートが1米ドル=130.00円のとき、今後は円安ドル高が進むと予想して1枚(1万米ドル通貨)の米ドル/円のコールオプションFXを購入する。
取引の条件は権利行使価格が1米ドル=132.00円、購入時のプレミアム(保険料)が6,000円、権利行使日が7月27日、預託金残高は2万円である。
コールオプション購入時の預託金残高:2万円-6,000円(プレミアム)=1万4,000円

① 円安ドル高が進行し、権利行使日(7月27日)の原資産価格が134円の時に132円で権利行使した場合
コールオプション決済時の受取金額=(原資産価格134円-権利行使価格132円)×1万米ドル=2万円 預託金残高=購入後の残高1万4,000円+受取金額2万円=3万4,000円
最終利益=受取金額2万円-プレミアム6,000円=1万4,000円
② 予想に反して円高ドル安に振れ、権利行使日(7月27日)の原資産価格が128円の時に権利放棄した場合
権利行使日の受取金額=(原資産価格128円-権利行使価格132円)×1万米ドル=-4万円→受取金額がマイナスなので権利放棄 預託金残高=1万4,000円+受取金額0円=1万4,000円
損失額=6,000円(購入時に支払ったプレミアム)のみ
(例2)オプションFXのプットオプション(売る権利)……原資産価格が下落すると予想される場合など
7月20日に米ドル/円レートが1米ドル=130.00円のとき、今後は円高ドル安が進むと予想して、1枚(1万米ドル通貨)の米ドル/円のプットオプションFXを購入する。
取引の条件は権利行使価格が1米ドル=128.00円、購入時のプレミアム(保険料)が6,000円、権利行使日が7月27日、預託金残高は2万円である。
プットオプション購入時の預託金残高:2万円-6,000円(プレミアム)=1万4,000円

① 円高ドル安が進行し、権利行使日(7月27日)の原資産価格が126円の時に128円で権利行使した場合
プットオプション決済時の受取金額=(権利行使価格128円-原資産価格126円)×1万米ドル=2万円 預託金残高=購入後の残高1万4,000円+受取金額2万円=3万4,000円
最終利益=受取金額2万円-プレミアム6,000円=1万4,000円
② 予想に反して円安ドル高に振れ、権利行使日(7月27日)の原資産価格が132円の時に権利放棄した場合
権利行使日の受取金額=(権利行使価格128円-原資産価格132円)×1万米ドル=-4万円→受取金額がマイナスなので権利放棄 預託金残高=1万4,000円+受取金額0円=1万4,000円
損失額=6,000円(購入時に支払ったプレミアム)のみ
違い3,SBI FXトレードは少額投資が可能
少額投資がしやすいことは、初心者にとってメリットといえるだろう。
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違い4,取り扱い通貨ペア数はSBI FXトレードのほうが多い
SBI証券の取扱通貨ペア数はFXα(通常取引)が28通貨、FXミニ(ミニ取引)6通貨で、SBI FXトレードは34通貨だ。
SBI FXトレードで取り扱っている豪ドル/スイスフランやユーロ/NZドルなどは、SBI証券では取り扱っていない。
ただし、米ドル/円やユーロ/円といったメジャーな通貨ペアに加え、香港ドル/円や韓国ウォン/円といった通貨ペアはどちらも取り扱っている。
高金利で知られる南アフリカランド/円やメキシコペソ/円も同様だ。

日本円がからむ通貨ペアの取扱に関しては、SBI証券とSBI FXトレードの違いはほとんどありません。
SBI FXトレードの特徴は?

SBI FXトレードの特徴は、SBIグループ傘下の企業であることによる「安心感」と、少額取引など同社「独自のサービス」を提供している点である。
SBIグループの安心感と少額取引ができる気軽さ
SBI FXトレードは、SBIグループに属している。
口座開設数、預かり資産、営業収益など、どの分野においても圧倒的第1位の実力を誇るネット証券である。(参考:SBI証券)

SBI証券の実績やグループ会社のノウハウ、バックボーンが、SBI FXトレードに対する信頼や安心感につながることは間違いありません。
SBI FXトレードのもうひとつの特徴である「独自性の高いサービスラインアップと取引ルール」は、メリットにもつながるものだ。
SBI FXトレードのスプレッドの設定方法は独特で、通貨ペアごとのスプレッドが一律ではなく、注文数量ごとに定められている。
また、積立FXというサービス(定期的に外貨を自動購入するもの)も提供されている。

SBI FXトレードは、FX業者の違いがよくわからない人にとって、検討すべき価値のあるFX業者と言えるでしょう。
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「SBI FXトレード」の基本情報

SBI FXトレードの会社情報とFXサービスの取引ルールは、以下のとおりである。
会社情報 | 会社名 | SBI FXトレード |
設立 | 2011年11月 | |
資本金 | 9億6,000万円(資本準備金を含む) | |
自己資本 規制比率 |
1,764.1%(2022年7月12日現在) | |
口座開設数 | FX口座数:約31万口座 積立FX口座数:10万口座超 (2021年3月末日現在) |
|
信託保全 | 即時信託保全導入済み (証拠金は直接信託会社に入金・信託される) ※信託銀行が三井住友銀行の場合、 従来どおり、SBI FXトレードを介して入金・保全 |
|
口座 | 口座開設手数料 | 無料 |
口座管理手数料 | 無料 | |
入出金・振替 | 入金方法 | 日本円 |
ダイレクト入金手数料 (即時入金) |
無料(会社負担) ※入金は1,000円以上 |
|
出金日数 | 営業日の取引終了時間までの 出金依頼で、翌営業日振込、 原則4営業日以内 |
|
出金手数料 | 無料(会社負担) ※2,000円未満の出金で振込手数料発生 |
|
クイック入出金 提携金融機関数 |
【個人口座】 住信SBIネット銀行、楽天銀行、 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、 ゆうちょ銀行、みずほ銀行、 PayPay銀行 【法人口座】 住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行、 PayPay銀行、 楽天銀行 (口座管理プラス利用を除く) |
|
ツール ツール サービス |
PC版取引ツール | Rich Clients NEXT (リッチクライアント版取引ツール) WEB NEXT (WEB版取引サイト) |
スマートフォン版 取引ツール |
SBI FXTRADE | |
取引 | 通貨ペアの種類 | 34通貨ペア |
最低取引単位 | 1通貨単位 | |
注文1回当たりの 取引上限 |
新規、決済ともに1,000万通貨単位まで (決済対象建玉件数の上限は500件まで) |
|
レバレッジ倍率 | 個人口座:25倍、 10倍(RUB/JPY、BRL/JPY) 法人口座:為替リスク想定比率で算出 |
|
取引手数料 | 無料 | |
ロスカット手数料 | 無料 | |
注文方法の種類 | 2WAY注文、成行、指値、 逆指値、IFD、OCO、 IFDOCO、トレール |
|
スリッページ | スリッページ幅の事前設定は0.1銭単位 | |
ロスカット 事前通知と方法 |
NYクローズで証拠金維持率の判定を行い、 取引必要証拠金に対する不足額を算出し、 取引画面「照会/口座状況」で通知 |
|
追加証拠金 入金猶予期限 |
証拠金不足発生確認時の 翌営業日取引終了30分前 |
|
ロスカット 発動水準 |
証拠金維持率50%以下 | |
利益と課税 | 「先物取引に係る雑所得等」 として申告分離課税(20.315%) |
|
サポート体制 | 【口座開設、ログイン、入金、出金、登録情報】 自動応答チャット (365日24時間) オペレーターチャット (祝祭日を除く月曜日~金曜日:9時~17時) |
SBI FXトレードでの口座開設がおすすめの人は?――少額取引中心で取引したい人にはぴったり
SBI FXトレードは、1通貨単位でFX取引ができるという、業界の常識を覆すような仕組みを採用している。
どの通貨ペアでも、1~1,000通貨区分なら業界最狭水準スプレッドであることも魅力だ。
特にFX初心者にとって登竜門的な通貨ペアである米ドル/円のスプレッドは、圧倒的に狭い。
ただし少額取引であっても、FXがハイリスク商品であることに変わりはない。

相場のチェックや証拠金維持率の管理など、できる限りリスク管理を徹底しましょう。
SBI FXトレードのスプレッドやスワップポイントは?

SBI FXトレードの実際のスプレッドとスワップポイントを、主要通貨ペア別に見てみよう。
SBI FXトレードのスプレッド――独自の通貨ペア別・注文数量別のスプレッド設定
どの通貨ペアも、注文数量が1~1,000通貨区分は概して他社が提示するスプレッドより低めに設定されているが、注文数量が増えるにつれて漸増する。
米ドル/円は日本で最も取引量の多い通貨ペアであり、中でも1~1,000通貨区分のスプレッドに限ると、SBI FXトレードのスプレッドは国内主要FX会社の中でも(SBI証券FXを除く※)随一の狭さである。(2022年7月17日現在)
実際のスプレッドを以下の表で確認してほしい。
通貨ペア | 1~ 1,000通貨 |
1,000超 ~100万通貨 |
100万超 ~300万通貨 |
300万超 ~1,000万通貨 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 0.09 | 0.19 | 0.40 | 1.00 |
ユーロ/円 | 0.30 | 0.40 | 0.50 | 1.70 |
英ポンド/円 | 0.69 | 0.88 | 0.88 | 2.70 |
豪ドル/円 | 0.40 | 0.58 | 0.58 | 1.60 |
NZドル/円 | 0.90 | 1.10 | 1.20 | 3.00 |
カナダドル/円 | 1.40 | 1.69 | 2.49 | 3.10 |
スイスフラン/円 | 1.40 | 1.69 | 2.79 | 3.30 |
南アランド/円 | 0.80 | 0.99 | 1.50 | 1.80 |
トルコリラ/円 | 2.80 | 4.80 | 4.80 | 8.80 |
中国人民元/円 | 1.40 | 1.69 | 2.48 | 2.50 |
韓国ウォン/円 | 3.30 | 3.30 | 3.80 | 3.80 |
主要取扱通貨ペア別のスワップポイント
FX業者ごとで異なるスワップポイントだが、SBI FXトレードではどのような金額に設定されているのだろうか。
通貨ペア | 買 | 売 |
---|---|---|
米ドル/円 | 62 | -66 |
ユーロ/円 | -14 | 9 |
英ポンド/円 | 55 | -60 |
豪ドル/円 | 34 | -39 |
NZドル/円 | 40 | -45 |
カナダドル/円 | 50 | -55 |
スイスフラン/円 | -5 | 0 |
南アランド/円 | 10 | -13 |
トルコリラ/円 | 18 | -38 |
中国人民元/円 | 3 | -7 |
韓国ウォン/円 | 5 | -10 |
香港ドル/円 | 4 | -5 |
SBI FXトレードの取引ツール・アプリ

- 「Rich Client Next」(リッチクライアント版取引ツール)
- 「WEB NEXT」(WEB版取引サイト)
PCにインストールして使う本格的な取引ツールで、最大チャート表示数は30、使えるテクニカル指標は29種類。マルチモニターにも対応しており、プライスボードによって素早くトレードができる。(参考:SBI FXトレード)
【カスタマイズ可能で豊富なテクニカルチャート】

【素早い投資判断に役立つプライスボード】

【チャートからの発注でタイミングを逃さない】

インストール不要で、公式サイトにログインして利用するツールだ。タブレット端末でも利用でき、端末に合わせて自動的に使いやすいレイアウトに変換される。

WEB版取引サイトはRich Client Nextに比べると、シンプルな画面構成が特徴です。
【見やすいメイン画面が特徴】

【決済同時注文が可能な注文画面】

チャートを見ながらワンタップで迅速に注文したり、新規と決済注文を同時に出したりすることができる。取引画面の文字はくっきりとしていて大きく、見やすさにも配慮している。
(参考:スマートフォン版取引アプリ)
【チャート画面からさまざまな注文ができる】

【アプリでありながら多彩なマーケット情報を閲覧できる】

SBI FXトレードの4つのメリット

国内には多くのFX会社が存在するが、その中から特にSBI FXトレードを選ぶ主な理由・メリットは以下の4つだ。
メリット1,1通貨単位で取引できる
FX取引の一般的な取引単位は、1万通貨単位である。

SBI FXトレードなら10通貨単位で52円、100通貨単位でも520円を差し入れればFX取引ができる。
1通貨単位で取引できるFX業者はそう多くない。

たとえ少額でも実際のお金を使って取引するほうが、デモよりも緊張感を持って臨めるので、経験値を上げるという意味では効果があるでしょう。
メリット2,少額ならスプレッドは業界最狭レベル
特に、米ドル/円の1~1,000通貨区分のスプレッドは0.09銭であり、標準的な0.2銭を大きく下回っている。

できる限りスプレッドを抑えるために、あえてSBI FXトレードで少額投資を繰り返すことも戦略の一つとして考えられます。
メリット3,通貨ペアが34種類と豊富
ブラジルレアル/円、ロシアルーブル/円(※)、スウェーデンクローナ/円など、クロス円通貨ペア(米ドル以外の通貨と日本円の通貨ペア)を多数取り扱っており、日本円で世界中の外貨を買いたい投資家にとって外せないFX会社である。
※ロシアによるウクライナ軍事侵攻の影響で、ロシアルーブルの流動性が低下している。2022年6月実績において、ロシアルーブル/円のスプレッドはどの価格帯も最大化しており、FX取引を停止する会社も見られる。取引する場合は細心の注意が必要であり、できれば取引の見送りをおすすめする。
34通貨ペアのうち、日本人FX投資家になじみのあるクロス円通貨ペアは19種類だ。

世界的に人気の高いユーロ/米ドルを含むドルストレート通貨ペア(基軸通貨であるドルとそれ以外の通貨の通貨ペア)は、米ドル/円を除いて7種類あり、FX初心者だけでなく中級者でも満足できるラインアップです。
メリット4,積立FXができる
SBI FXトレードには、「積立FX」というサービスがある。
毎日、毎週、毎月など設定した期日に、外貨もしくは円貨で外貨を定期的かつ自動的に購入できる仕組みだ。
購入できる通貨は以下の9通貨であり、通貨によって最大レバレッジが異なる。
- レバレッジ1~3倍:米ドル、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドルの5通貨
- レバレッジ1~2倍:中華人民元、南アフリカランド、トルコリラ、香港ドルの4通貨
毎回仲値で購入できるので、随時購入時に発生する為替スプレッド(片道)が不要になるため、買付時コストがゼロになるのも魅力だ。
積立FXは自動買付なので毎日為替レートをチェックする必要がなく、ドルコスト平均法の効果で長期にわたって購入金額を平準化できるのも大きなメリットだ。
レバレッジを選べるので、自分の裁量次第では通常の外貨積立よりも投資効率が高まる。さらに購入した通貨ペアには、毎日スワップポイントが付与される。

証拠金維持率が30%を下回ると、積立FXのロスカットが発動します。積み立てを長く続けたいなら、レバレッジ倍率を低く設定するといいでしょう。
SBI FXトレードの口コミ・評判を紹介 利用者が感じるメリット・デメリットは?

実際に利用しているユーザーはSBI FXトレードをどう評価しているのだろうか?評判・口コミを紹介していこう。
引用:クラウドワークス
SBI FXトレードの良い口コミ・メリット
口コミの評判をみると、やはり1通過単位から始められるという点にメリットを感じているユーザーが多いようだ。また、スマホアプリでスムーズに取引ができる点が良いという意見も見られた。
N.Kさん|40代女性
ライター
「SBI FXトレード」の最大のメリットとしては、何と言っても少額取引に尽きると思います。1通貨から取引ができるので、口座を作った時貰うことができる500円を使って資金を用意しなくても利用が可能です。そしてレバレッジを掛けなくても取引をする事が出来るので、高いレバレッジで大金を使って失敗してロスカットで大損失をあえてしなくても良いのも良い点です。
T.Kさん|30代男性
エンジニア職の会社員
まず、最大の特徴といっても良いかと思いますが、1通貨から始められます。その分利益は少ないですが、実際のお金を使っての取引練習になります。二つ目は、スプレッドがとても狭く、ほぼ広がることが無いので安心して取引ができます。三つ目は、取引通貨ペアが豊富なので、色々な通貨を楽しむことができます。
S.Aさん|30代男性
技術職の会社員
SBIのFXトレードを利用していてメリットと感じるのは、アプリの使いやすさ、見やすさです。自動ログインもスムーズに立ち上がりストレスないですし、損益情報も見やすく、今の自分の資産状況も合わせて確認できます。また、取引の簡潔さも気に入っています。
A,Oさん|40台男性
企画職の会社員
FXの初心者でしたが、スムーズな取引ができています。主にスマホのアプリで取引していますが、約定スピードも問題ないですし、システムの不具合もほとんどなく、安心して取引ができていると思います。また、1通貨から取引が可能なところもメリットの一つだと考えます。
Y.Sさん|50代女性
介護職のパート
通貨ペア数は多く先進国から新興国までとても幅広いです。さらに1通貨単位で取引できるので、新興国など少しまだ手を出すのが怖いかなという場合にも、1万円くらいからでも気軽に始められることがメリットです。大手の安心感もあるので、とりあえず練習としてFXを始めてみたい場合にも最適だと思います。
I.Kさん|40代男性
海事代理士
「SBI FXトレード」は、1通貨から取引が可能となっている点がまずメリットです。デモトレードでは緊張感がないため中々FXの経験値を積むのが難しいです。ですが、ここのFX会社では実践でリアルの相場でFXの経験値を積むことができます。しかも1通貨からできるので最初はリスクをかなり抑えながらリアルの相場で経験値を積むことができます。つまり、初心者にとってはかなりメリットがあります。
SBI FXトレードの良くない口コミ・デメリット
逆にデメリットでは、FXを始める際のキャンペーンが充実していないこと、1万通貨を超えた取引の場合スプレッドが広がってしまうことなどをデメリットとして挙げたユーザーもいた。
S.Aさん|30代男性
技術職の会社員
取引銘柄が非常に充実していると思うのですが、たまにポジションをとりたい銘柄が見つからないときがあります。といっても、それは私がかなりマイナーなところを攻めようとしている場合ですので、オーソドックスに利用する分には特段の問題は発生しないと思います。
T.Kさん|30代男性
エンジニア職の会社員
他社のFXを始めた際、色々なキャンペーンを行っているので、それを目当てに始めることもあるかと思いますが、「SBI FXトレード」に関しては、口座開設で500円のみ、最近は取引量によってお肉がもらえたりするキャンペーンがたまにありますが、必要取引量が多すぎてとてももらえないので、楽しみながらやる感じではありません。
N.Kさん|40代女性
ライター
2WAYという通常の成り行き注文よりスピーディーに取引ができる仕組みがあるが、ポジションがある状態でこれをやるとポジションから差っ引いていくのでポジションが損失状態だと預金残高が減っていくという問題がある所です。あとデイトレードで短時間に複数に取引をすると、ペナルティが出る事がある仕組みな所も。
I.Kさん|40代男性
海事代理士
ここのFX会社では1万通貨までならばスプレッドは狭くて利用しがいがありますが、1万通貨を超えてのトレードをする場合にはスプレッドが広がってしまうのでややトレードする際に煩わしさがあります。1万通貨以上のトレードをするのであれば、他社を利用した方がメリットがあります。この「SBI FXトレード」では1万通貨未満でのトレードしか魅力がないです。1万通貨以上のトレードは逆にデメリットに感じます。
A,Oさん|40代男性
企画職の会社員
スマホアプリはパソコンで取引するより、画面も見づらく、操作性もイマイチなので改善していってほしいと思います。またFXの情報提供も少なく、かつあまりタイムリーではないので、情報は他のサイトから収集することが多いです。このあたりの情報発信の中身も強化してほしいです。
Y.Sさん|50代女性
介護職のパート
取引ツールでとても細かい分析等が見ることができ、使い慣れてくるととても役に立つのですが、逆に取引初心者には細かい情報が多すぎて戸惑うことが多いです。システムとしては初心者に取り掛かりやすくなっているので、売買のみがわかりやすく表示されている初心者用の簡易取引ツールなどがあるともっとよいと思います。
SBI FXトレードの口座開設の手順

SBI FX トレードでは、以下の手順で口座を開設できる。(参考:SBI FXトレード)
-
口座開設の申込フォームへの記入・送信
-
マイナンバー通知書類と本人確認書類を送付する
-
審査
-
口座開設完了
-
取引開始
1.口座開設の申込フォームへの記入・送信
公式サイトで「口座開設申込」ボタンを押すと、メールアドレス入力画面になる。



入力して送信すると、口座開設申込用のURLが届く。
URLにアクセスし、契約締結前交付書面事項を確認して承諾し、必要事項を入力して送信する。
2.マイナンバー通知書類と本人確認書類を送付する
マイナンバー通知書類と本人確認書類を、スマホ撮影、WEBアップロード、メール、郵送のいずれかの方法で送付する。
簡単なのはスマホで撮影する方法で、本人確認もオンラインで完了する。
マイナンバー通知書類として利用できるのは、以下の3つだ。
・マイナンバー付き住民票
・マイナンバー通知カード
本人確認書類として利用できるのは、以下のとおり。
・健康保険証
・住民基本台帳カード
・印鑑登録証明書
・住民票の写し
・在留カード
・特別永住者証明書
3.審査
書類の送付が完了すると、SBI FXトレードによる審査が行われる。
4.口座開設完了
スマホ撮影の場合は、登録したメールアドレスに「口座開設完了メール」が届く。取引に必要なログインIDやパスワード設定URLなど、取引開始に必要な情報を閲覧できる。
WEBアップロードやメール、郵送の場合も口座開設完了メールが届くが、ログインIDなどは簡易書留郵便で届く仕組みだ。
5.取引開始
SBI FX トレードが指定する銀行口座に入金、または自身の取引口座にクイック入金をすると、取引ができるようになる。
SBI FXトレードの取引時間

欧州や米国がサマータイムを採用していることから、トレードできる時間は夏時間と冬時間で以下のように変わる。(参考:SBI FXトレード)
・取引可能時間:月曜日の午前7:00~土曜日の午前5:30
・取引可能時間:月曜日の午前7:00~土曜日の午前6:30
なお、メンテナンス時間中はレート配信を停止しているため、注文は約定しない。
夏時間・冬時間のメンテナンス時間は、以下のとおり。
SBI FXトレードの3つのデメリット

SBI FXトレードのデメリットは、何だろうか。そのデメリットが自分のFX投資方針と相反することはないか、事前に確認しておくことが大切だ。
ここでは、SBI FXトレードのデメリットとして、以下の3点に触れておきたい。
デメリット1,証拠金維持率50%未満でロスカット、証拠金を上回る損失額発生のリスクがある
ロスカット判定(原則20秒ごとに実施)により、口座全体の証拠金維持率が50%を下回った場合は全ポジションが強制決済されます。
証拠金維持率が100%の場合に比べると、ロスカットが発動されることは少ないかもしれない。
その代わり、相場が荒れているときなどにロスカットが発動されると、証拠金をはるかに上回る損失額が発生してしまうことがある。

相場が不安定な時でも証拠金維持率が50%を下回ることがないよう、こまめに証拠金維持率をチェックする習慣をつけましょう。十分な金額の証拠金を預け入れておくように、あるいは目安として証拠金維持率100%超を常時維持できるようにポジションを管理することも大切です。
デメリット2,ロスカット水準が近付いても、アラートメールが送信されない
ロスカット判定で証拠金維持率が50%を下回ると強制ロスカットが執行されるが、ロスカット水準が近付いてもアラートメールなどが送られてくるわけではない。ポジションを保有している限り、適宜自分で確認しないと気付かないままロスカットが執行されることもある。

常に値動きや自分の資産状況に注意を払って、チェックを怠らないようにしましょう。
デメリット3,オペレーターによる問い合わせ窓口が24時間体制でない
為替相場は24時間動いているが、SBI FXトレードの電話問い合わせ窓口とオペレーターチャットの対応時間は、日本時間の平日9:00~17:00であり、NY市場が開いている夜間に電話サポートを受けられない。

FAQやAIチャットサポートは提供されているものの、FXの仕組みを十分理解した上で実際の取引をしないと、不安を感じることがあるかもしれません。
SBI FXトレードとSBI証券の違いについてのQ&A
SBI FXトレードのレバレッジ倍率(個人口座)は10倍と25倍なので、例えば、米ドル/円(1米ドル=130円を想定)でFX取引する場合、1通貨単位あたりの必要証拠金(取引にあたって会社に差し入れる保証金)は以下のようになる。
レバレッジ10倍→0.1米ドル(13円)
レバレッジ25倍→0.04米ドル(5.2円)
ただし、取引単位が大きくなるにつれてスプレッド幅が広くなるので、大口注文の場合は他社とスプレッドの比較をして、割安な会社を選んだほうがよいだろう。
積立FXができるのも、SBI FXトレードのメリットの一つだ。
・20秒ごとに実施されるロスカット判定で、口座全体の証拠金維持率が50%を下回ると、保有する全ポジションが強制的にロスカットされる。
・ロスカット水準が近付いても、ロスカットアラートなどの通知が送付されない(自分で適宜証拠金維持率を確認する必要がある) 。
・夜間から早朝(営業日の17:00~翌9:00)は、電話やメールなどを使って直接オペレーターに問い合わせることができない。
少額投資でリスクを軽減できる反面、アラート通知などがないので、自分でリスク管理することを習慣にする必要がある。
・常に保証金を多めに預け入れておき、証拠金維持率ギリギリでポジションを保有することがないように気を付ける
・こまめに証拠金維持率をチェックする など
※積立FXでは証拠金維持率が35%を下回るとアラーム通知が送信され、30%を下回るとロスカットが執行される。
全34通貨ペアが1通貨単位で取引できるだけでなく、1,000通貨単位までならスプレッドは業界最狭水準に設定されている。

2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
2013年より、総合証券とネット証券を使い分けながら、資産運用を開始。2017年から各種WEBサイトのフリーライターとして活動、現在は経済金融系記事を中心に執筆している。
■保有資格
証券外務員一種、二種
投資診断士
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者
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