バイナリーオプションのスマホアプリを徹底比較！iPhone/アンドロイド対応のおすすめ6選

バイナリーオプションのアプリをApp StoreやGoogle Playで探しても、見つかるのはゲームやシミュレーションばかりでお困りではないだろうか。

実は、国内の正規業者は、iPhoneやAndroidの公式ストアを介さない、ダウンロード不要の高機能なブラウザ型アプリのみ提供している。これらはホーム画面に追加することで、通常のアプリと同じ感覚で利用でき、PCツールと同様の本格的なチャート分析もできる。

しかし、これらのWebアプリは各社で仕様が大きく異なり、公式サイトを一つひとつ調べるのはひと苦労だ。

そこで本記事では、国内バイナリーオプション全6社のスマホツールを徹底網羅して解説する。iPhone・Androidを問わず、外出先でもチャンスを逃さない、あなたの取引スタイルに最適な「武器」が必ず見つかるはずだ。

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国内のバイナリーオプション業者はスマホブラウザだけで完結する高機能アプリを提供中

アプリがブラウザ型であるメリットは大きい。ブラウザ型であればアプリのダウンロードが不要なため、スマートフォンのストレージ容量を圧迫しない。

さらにブラウザ型のアプリは、面倒な更新作業が一切不要だ。常に最新のシステムが自動的に適用されるため、「使いたいときにアップデート待ちで取引できない」という機会損失を防げる。

以下は、国内主要6社の取引アプリのスペック比較表だ。いずれも機能性が高く、スマホ1台で取引を完結させられるが、テクニカル指標の数や情報配信力には各社で個性がある。

バイナリーオプションのおすすめアプリ6選！スマホでも快適操作！

そもそもバイナリーオプションは、国内業者6社が高機能なブラウザ版アプリを提供しており、スマートフォンだけで手軽に始められる。そのため、どの業者を選んでも基本的な取引で困ることはない。

しかし各社のアプリは、機能性に差がある。アプリのデザインやチャート分析機能は、スマートフォンでの操作性に影響する。画面の小さいスマホ環境だからこそ、ボタンの配置やチャートの視認性といった操作性の差が、誤発注の防止や分析の精度に直結してくるのだ。

ここでは、金融庁に登録された信頼できる国内業者6社のアプリの機能を紹介する。それぞれの強みを比較し、自分のトレードスタイルに最適な武器を選んでほしい。

GMOクリック証券「外為オプション」は入金から取引までアプリで完結

※スリッページとは？
価格の発注時と約定時の差。バイナリーオプションは価格を指定しない成行（なりゆき）注文に限られており、通信時間の差などからスリッページが生じる。

このアプリは、売買はもちろん入出金やニュースの閲覧、チャート分析機能も搭載している。取引をアプリ内で完結させられるため、PCを開く時間がない多忙なトレーダーでもチャンスを逃さず取引に参加できる。

各機能は、アプリの画面下部のタブから切り替え可能だ。

iClick外為OPのチャート分析機能は、本格的だ。テクニカル指標は、値動きの方向性を捉えるトレンド系を7種、「買われすぎ」や「売られすぎ」の目安になるオシレーター系を6種用意している。

さらにチャート上に任意の図形を描く描画機能も5種を備えており、外出先でもPCと同じ感覚で迷いなく高度な相場予測を行えるのが強みだ。

iClick外為OPは、初心者にも向いている。バイナリーオプションは、条件が刻々と変化するが、このツールは、必要な情報は随時更新され確認できる。取引画面には、チャートが表示され、価格の推移や現在地を確認しながらの発注が可能だ。

またリスク管理機能として「スリッページ（注文価格と約定価格のズレ）」の許容幅を設定できるため、通信環境の差などで生じる「意図しない不利な価格での約定」も防げる。初心者でも安心して取引に集中できるだろう。

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IG証券「バイナリーオプション」は本格トレードにおすすめ

このアプリの最大の強みは、圧倒的な分析機能だ。国内の他社アプリでは、テクニカル指標が非搭載、あるいは限定的であるケースも多い。そのなかでもIG証券は、テクニカル指標が33種、描画機能は19種用意されている。

プロ仕様のPCツールと同等の高度な機能をスマホ環境でもそのまま利用できるため、外出先でも妥協なく相場分析を行いたいユーザーには、有力な選択肢になるだろう。

IG証券のアプリ画面は、カスタマイズ性も高い。例えばチャートは、最大4分割でき、時間軸の異なる複数のチャートを同一画面に表示できる。さらにロイターニュースやX（旧・Twitter）の情報を表示できるため、トレーダーはチャートから目を離すことなく、より高度な分析ニーズにも十分対応できる。

またIG証券は、約定力（注文の通りやすさ）にも強みがある。同社のブラウザ型アプリは、国内外1万7,000以上の銘柄を監視でき、2020年度は8,600万件もの取引を受け付けた実績を持つ。この膨大な注文の処理は、それだけ強靭なサーバーを備えていることの裏付けだ。

バイナリーオプションは、仕組み上、どうしてもスリッページ（注文価格と約定価格のズレ）が起こり得るが、IG証券のアプリなら安定した取引が期待できる。

IG証券
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GMO外貨「オプトレ！」は全通貨ペアの監視機能あり

※ラダー取引とレンジ取引とは？
ラダー取引は1本の目標レートを超えるかどうかを予想する取引、レンジ取引は2本の目標レートで挟まれた範囲に収まるかどうかを予想する取引

「オプトレ！」の取引画面は、すべての購入と売却の価格が一覧で表示されるため、目標レートごとの条件を個別に確認する手間がない。他社のアプリでは、目標レートを一つずつタップして価格を確認しなければならないケースもあるが、「オプトレ！」であれば一目で全レートの状況を把握できる。そのため瞬時の判断が求められる相場でも、ストレスなく発注操作に移れる。

また「オプトレ！」は、監視機能も強力だ。全8通貨ペアのチャートを1画面で表示できる「ALLチャート機能」を搭載しているため、マーケット全体の動きを監視しながらチャンスを逃さずエントリーできる。

「オプトレ！」は、ラダー取引とレンジ取引も1つのアプリで完結できる。切り替えは画面左側のメニュータブから簡単に可能だ。

為替相場は、時に急変動することもあるが、「オプトレ！」なら戦略をスピーディーに転換できる。例えばラダー取引は上下の方向感が強いときに、レンジ取引は相場の停滞感が強いときに有効だ。この柔軟性は、変化の激しい相場で生き残るための強力な武器になる。

一方、「オプトレ！」のチャート分析機能については弱点がある。取引画面上にローソク足は表示されるが、移動平均線などのテクニカル指標やラインを引くための描画ツールは搭載されていない。そのため、取引アプリ内で高度な分析を行いたいトレーダーには不向きだ。チャート分析は、GMO外貨が提供するFX向けアプリなど、別のツールを併用する必要がある。

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外為どっとコム「外貨ネクストバイナリー」は色分け機能で直感的に取引できる

※ペイアウトとは？
現金を受け取ること。満期時に価格が発注時の条件を満たしたときにペイアウトが受けられる。ペイアウト額はIG証券を除き1Lotあたり1,000円（IG証券は1万円）

このアプリの最大の特徴は、画面の見やすさだ。取引画面チャートに水平のラインが描かれており、各ラインは指定した目標レートごとに自動的に色分けされる。

これにより、ユーザーは実際の為替相場とペイアウト条件（目標に達しているかどうか）を一目で把握できるため、複雑な画面が苦手な初心者でも迷わず取引しやすい。

また外貨ネクストバイナリーのアプリは、情報収集としても優秀だ。「経済指標カレンダー」を提供しており、アプリ上からスムーズに確認できる。

経済指標カレンダーでは、公表の日時や重要度だけでなく市場の予想値や前回値なども一覧で確認可能だ。為替相場が経済指標の発表などで急変動しやすいバイナリーオプションにおいて、これらの情報が集約されている点は、経験が浅いトレーダーにとっても心強いだろう。

ただし同アプリは、操作性と分析機能に注意すべき点がある。経済指標カレンダーは、取引画面と同一ではなくブラウザ内の別タブでの表示だ。そのため経済指標を確認しながら取引するには、ブラウザ内で取引画面と遷移する必要があり、やや手間に感じるかもしれない。

また外貨ネクストバイナリーのアプリは、テクニカル指標や描画ツールは一切搭載されていない。そのため、移動平均線などを用いた相場予測を行いたい場合は、分析専用の高機能チャートアプリなどを別途用意し、併用することが前提になるだろう。

外為どっとコム
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楽天証券「らくオプ」はシンプル設計で初心者向け

チャート上には、経済指標を表示させる機能があり、取引中でも直感的にイベント発生に気づきやすい。またアプリ画面の下部には「経済カレンダー」を表示させることができ、当日に公表予定の経済指標を一覧で確認しながらトレード戦略を立てられる。

同アプリは、操作のしやすさも魅力的だ。取引画面は1枚に集約されており、注文のたびに画面を遷移させる必要がない。

保有銘柄や取引履歴といった情報も、画面下部のタブを切り替えるだけで確認が可能だ。

楽天証券のバイナリーオプションでは楽天ポイントも使えるが、ポイント利用の有無もアプリ画面からスムーズに指定できる。

楽天証券のバイナリーオプションアプリは、設計がシンプルだ。スマートフォンの小さい画面でも快適に操作できるため、初心者でも迷わず取引しやすい。

その半面、高度なチャート分析機能（テクニカル指標など）は搭載されていない。

楽天FX
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みんなのFX「みんなのオプション」はスピーディーな発注に対応

価格表示は、すべての目標レートの購入と売却価格を表示する「マルチモード」か、指定した1つの目標レートを詳細に表示する「シングルモード」があり、タブで手軽に切り替えが可能だ。

また、みんなのオプションのアプリはスピーディーに発注できる「ワンクリック注文」にも対応している。

初期設定は、発注前に確認画面を表示する仕様だ。しかしアプリ内の設定画面から変更することで省略ができる。操作ミスには注意が必要だが、一刻を争う相場で発注スピードを重視したいときは検討したい機能だ。

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失敗しないバイナリーオプションのアプリ・ツールの選び方

各社のアプリは機能や仕様が大きく異なる。適当に選んでしまうと、「狙ったタイミングで注文できない」「分析ができずに勘頼みになる」といった不利な状況で戦うことになりかねない。

利益を出すためには、以下の4つの基準で自分のスタイルに合ったアプリを選ぶことが重要だ。

金融庁の認可を受けた国内業者を選ぶ

SNSなどで見かける「高勝率」を謳う海外業者のアプリは、日本の法律に基づかない違法な運営状態にある。

出金拒否などのトラブルや詐欺被害が多発しており、顧客の資産を守る義務（信託保全）も課されていないため、万が一の際に資金が戻らないリスクが高い。

2025年12月16日現在、日本国内で正式に登録され、安心して利用できるのは以下の6社だ。これらは行政の監督下で公正なサービスを提供し、顧客資産の分別管理も徹底されている。

出典：金融先物取引業協会　登録業者一覧

約定力とサクサク動く操作性を重視する

ボタンを押してから注文が成立するまでに遅延があると、意図しないレートで約定する「スリッページ」や、注文自体が弾かれる「失効」が発生し、取引に支障をきたしてしまう。

バイナリーオプション業者は、顧客から注文を受けると、そのリスクを回避するために提携先の金融機関（銀行など）に対して同じ内容の注文を出す。これをカバー取引と呼び、一般的な商売における商品の「仕入れ」に相当する。

もしカバー先が1社しかなければ、相場急変時にその1社が注文を拒否した時点で、業者も顧客の注文を拒否（約定拒否）したり、不利なレートを提示したりせざるを得なくなる。

一方で、カバー先が多数あれば、A銀行がダメでもB銀行、C銀行と瞬時に別の仕入れ先を確保できるため、どのような相場状況でも在庫切れを起こさず、安定して注文を通すことができるのだ。

つまりカバー先の数は、「注文の通りやすさ」に直結する。各社の状況は以下のとおりだ。

チャートが見やすくテクニカル分析がしやすい

テクニカル分析とは、現在の価格水準から将来の値動きを捕捉する試みのことだ。チャートを一見しただけではつかみにくい相場観を数値で可視化してくれるため、感覚に頼らない根拠ある取引ができる。

アプリを選ぶ際は、以下の2種類の指標（インジケーター）がバランスよく搭載されているかを確認しよう。

これらをスマホアプリ内で本格的に使える業者は、ごく一部だ。バイナリーオプションのアプリ内でテクニカル指標の表示機能があるのは、IG証券とGMOクリック証券に限られる。機能差は、両社間でも大きく利用できるテクニカル指標はIG証券で33種、GMOクリック証券が13種だ。

経済指標カレンダーなど情報配信がある

バイナリーオプションは、主に為替を原資産として取引するが、為替は経済指標の公表で大きく変動する傾向にあるからだ。特に米国の雇用統計や金融政策、貿易統計といった経常収支の重要イベント直後は、テクニカル分析を無視した乱高下が発生しやすい。

このタイミングを事前に把握しておくことで、経済指標を取引戦略に活用するだけでなく、予期せぬ急変動に巻き込まれる事故を防げる。

特にスマホ取引では、画面を切り替える手間が命取りになるため、アプリ内での確認のしやすさが重要だ。各社の対応状況を確認してみよう。

バイナリーオプションのアプリを選ぶときの注意点

公式ストアでバイナリーオプションアプリを検索してもゲームや掲示板しか出てこず、それらは実際の取引ができない。

だからといって安易に正規業者以外のアプリを探すと、詐欺被害に遭ってしまうような危険なツールに行き当たる可能性がある。特に海外業者のアプリは、出金拒否などのリスクがあり危険だ。

ここでは、バイナリーオプションのアプリ選びで思わぬトラブルに見舞われないように、選び方の注意点について詳しく解説する。

ストアにあるのは「ゲーム」か「掲示板」のみで取引は不可

なぜならAppleやGoogleは、規約でバイナリーオプションアプリの提供を禁止しているからだ。実際に両社のガイドラインには、以下のように明記されている。

バイナリーオプション取引を促すアプリはApp Storeでは許可されません。代わりにWebアプリを検討してください。

出典：Apple Developer：App Reviewガイドライン

バイナリー オプション取引機能をユーザーに提供するアプリは認められません。

出典：Google：Play Consoleヘルプ　金融サービス

このためGMOクリック証券のような国内の正規業者は、iPhoneやAndroidの公式ストアを介さないブラウザ型アプリを提供している。これらは、公式ストアではなく事業者のウェブサイトなどからログインして利用する形だ。

公式ストアでダウンロードできるアプリは、シミュレーションゲームや掲示板など、実際の取引機能がないものに限られる。そのため取引アプリの検索は、バイナリーオプション業者の公式サイトから行おう。

アプリ経由で海外の詐欺サイトへ誘導されるケースもある

実際に米商品先物取引委員会（CFTC）は、違法業者による危険なバイナリーオプションアプリが公式ストアで確認されたとして注意喚起している（出典：米商品先物取引委員会　 Beware of Binary Options Mobile Apps）。

これらのアプリを経由して海外サイトに登録してしまうと、トラブルが起きても日本の法律では守られない。取引アプリは、必ず国内正規業者の公式サイトから直接アクセスしたものだけを利用するのが鉄則だ。

「絶対勝てる」と謳う予想アプリや誇大広告に注意

最も警戒すべきは、「絶対に勝てる」や「確実に儲かる」といった広告で勧誘してくるアプリだ。バイナリーオプションは、リスクのある商品で元本の保証はない。それにも関わらず断定的な表現を使うものは、違法業者による詐欺が強く疑われる。

実際に詐欺被害に遭う事例も報告されているため、元本保証を謳うようなアプリには決して近づかず、無視するのが鉄則だ。

大学生など20歳代を中心に、友人やSNSを通じて知り合った相手から、「必ず儲かる」などと勧められ、バイナリーオプション取引の投資分析ツールの入ったUSBメモリなど、高額な情報商材を購入した後に、海外無登録業者との取引に誘導され、取引を始めたが、「多額の損失が発生した」「業者と連絡が取れない」「解約できない」などのトラブルが急増しています。

出典：金融庁

一方で、詐欺ではない正規のアプリであっても扱いには注意が必要だ。iPhoneやAndroidの公式ストではアバイナリーオプションアプリを提供していないが、FXや株式などの相場分析アプリを公開していることがある。

これらは、バイナリーオプションにも転用できるが、あくまで参考にとどめておくようにしよう。なぜならバイナリーオプション専用に作られたものではなく、相場の方向を完全に予測する技術はないからだ。

海外業者のアプリは出金トラブルのリスクがあるため避ける

海外バイナリーオプションは、多くの危険をはらむが、その典型が出金拒否だ。海外業者に出金を指示しても振り込まれず、お金が返ってこないトラブルが頻発している。

海外業者からの返金の実現は、ハードルが極めて高く取り戻すことが困難になるのが実情だ。

無登録業者とバイナリーオプション取引を繰り返し、「いつの間にか損失が大きくなっていた」、「解約できない」、「儲かっているのに出金できない」などの相談が全国の消費生活センターに多数寄せられています。

出典：金融広報中央委員会（知るぽると） 海外所在の無登録業者による「バイナリーオプション取引」詐欺

そもそもバイナリーオプションは、日本国内で金融庁の登録を受けずに営業することは違法だ。しかし海外業者は、日本語のウェブサイトを開設するなどし、違法にサービスを提供している実態がある。

金融庁は、このような違法業者をウェブサイトで公開している（出典：金融庁　無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について）。

海外業者の拠点は、海外にあるほか、そもそも実態がないケースも想定される。そのため被害の回復は困難と言わざるを得ない。大切な資産を守るためにもバイナリーオプションは、国内業者を前提に考えるべきだ。

バイナリーオプションのスマホでのやり方｜iPhone・Android共通

取引をスムーズに始めるための手順は以下のとおりだ。

公式サイトからスマホ本人確認（eKYC）で口座開設する

口座開設の条件として、金融資産要件（保有資産額）を定めている業者もあるので、申し込み前に以下の表で確認してみよう。

口座開設の手続きはシンプルで、スマホから氏名・住所・投資経験などを入力し、マイナンバー確認書類と本人確認書類（運転免許証など）の2点を提出すれば完了だ。

本人確認の手続きは、「スマホで本人確認（eKYC）」を利用するのが最もスムーズだ。これはスマホカメラで顔写真と書類を撮影して提出する方法で、郵送受け取りを待つ必要がない。

審査さえ順調に進めば、最短で申し込み当日にIDが発行され、即座に取引を開始できる業者も多い。各社のeKYC対応状況と具体的なステップは以下の通りだ。

口座開設後、知識確認テストを受ける

なぜなら、バイナリーオプションは二者択一というシンプルな仕組みである一方、予測が外れれば投資元本を失うリスクを伴う「デリバティブ取引」だからだ。

金融庁の監督指針により、業者側は投資家自身が商品の仕組みやリスクを正しく理解しているかを確認することが義務付けられている。
出典：金融庁

「テスト」と聞くと身構えてしまうかもしれないが、過度に心配する必要はない。

試験は各社のマイページなどからオンラインで実施され、〇✕形式や選択形式で出題されるのが一般的だ。事前に提供される学習用コンテンツや「契約締結前交付書面」にしっかりと目を通しておけば、スムーズに解答できる難易度に設定されている。

※答えはどちらも◯

仮に不合格となった場合でも、多くの業者で翌日以降に再受検ができる。

ブラウザ画面をホーム画面に追加してアプリ化する

本来、バイナリーオプションのアプリはブラウザ型で、通常はChrome（Google）やSafari（Apple）といったブラウザから取引画面へと遷移する必要がある。

しかし取引画面をホーム画面に追加することで、一般的なアプリのように利用できる。

ホーム画面への追加は、ブラウザアプリの機能を利用する。具体的な手順は以下のとおりだ。

追加後は、ホーム画面のショートカットのアイコンをタップすれば取引画面へ直接アクセスできる。ブラウザアプリから遷移する手間が省けるため、素早く取引を始められるだろう。

入金してデモ取引または少額取引からスタート

ただしいきなり多額の資金を投入するのではなく、まずはデモトレードで取引の感覚をつかむか、数千円程度の少額からスタートしよう。

入金は多くの業者が提供している「クイック入金（ダイレクト入金）」の利用をおすすめする。

これは提携金融機関のインターネットバンキングを利用した入金方法で、原則24時間いつでも即座に資金が反映されるうえ、振込手数料も無料であることが多い。

銀行窓口やATMからの振込は、反映までのタイムラグや手数料コストが発生するため避けたほうが無難だ。

また、大切なお金を失う不安がある場合は、仮想資金を使って本番同様の環境で練習できるデモトレードを活用しよう。各社のデモ対応状況と、本番での最小取引単位を次の表にまとめた。

このように、みんなのFX以外はデモトレード環境を提供している。中でもGMOクリック証券と外為どっとコムは、口座開設や個人情報の登録も不要で、公式サイトからすぐにデモ画面を触ることができるため、手軽に操作性を確かめられる。

デモで予測のコツや注文操作に慣れたら、いよいよ本番取引へ移行しよう。バイナリーオプションは1枚数十円～1,000円未満という少額からエントリーできるため、最初は許容できる損失額の範囲内で、小さく経験を積んでいくようにしよう。

よくある質問