アコム、アイフル、プロミスは3社とも大手消費者金融で、いずれも即日融資に対応しており、原則電話での在籍確認なし、郵送物なしで家族にバレにくいなどの特徴がある。 融資スピードを重視するならプロミス、初めてお金を借りる方で審査通過率を重視するならアコム、プライバシーへの配慮を重視するならアイフルがおすすめだ。

アコムとアイフルとプロミスの違いは審査通過率、審査時間、スマホアプリの機能だ。

アコムは審査が不安な人におすすめだ。なぜならアコムは3社の中で審査通過率が最も高いからだ。

プロミスは審査時間のはやさを重視する人におすすめだ。各社が公表する審査時間を比較すると、プロミスは最短3分となっており、アコムより17分、アイフルより15分はやいからだ。

アイフルはバレずにお金を借りたい人におすすめだ。なぜならアイフルは、スマホアプリのアイコンを着せ替えできるサービスを用意しているからだ。

この記事の監修者
新井 智美
監修者
新井 智美(あらい・ともみ)
個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)の他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師を行う傍ら、これまでに3,000件以上の執筆・監修業務を手掛けている。

■保有資格
・CFP(R)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士
・DC(確定拠出年金)プランナー
・住宅ローンアドバイザー
・証券外務員

  1. アコム、アイフル、プロミス3社の金利・審査・融資スピードなど徹底比較!
    1. 審査通過率|アコムが最も高いので審査が不安な人におすすめ
    2. 人気度|顧客数・新規申込者数ではアコムが優勢
    3. 審査時間|最速はプロミスの最短3分。アイフルは最短18分・アコムは最短20分(※1)
    4. 申込条件|アルバイトでも申込OK!プロミスは18歳から可能
    5. 申込受付時間|アコム、アイフル、プロミスいずれも21時まで
    6. 金利|上限金利はプロミスが1番低くて利息を抑えられる
    7. 無利息期間|アコム、プロミス、アイフルいずれも30日間(※)
    8. 借入限度額|アコム、アイフル、プロミスで借りられる金額はほぼ同じ
    9. 在籍確認|アコム、プロミス、アイフルともに原則、お勤め先へ在籍確認の電話なしでバレにくい
    10. 郵送物原則なし|アコム、アイフル、プロミスともになしでバレにくい
    11. ATM|プロミスが最も数が多く手数料もお得
    12. 最低返済額|借入額によりどこが安いか異なる
    13. スマホアプリ|アイフルは着せ替えできてバレない配慮が抜群
  2. アコムは審査に不安がある人、初めて消費者金融を利用する人におすすめ
    1. アコムの会社情報
    2. アコムのメリット・デメリット
    3. アコムの評判・口コミ
  3. プロミスは融資スピードを重視する人におすすめ
    1. プロミスの会社情報
    2. プロミスのメリット・デメリット
    3. プロミスの評判・口コミ
  4. アイフルは独立系で柔軟な審査を重視する人におすすめ
    1. アイフルの会社情報
    2. アイフルのメリット・デメリット
    3. アイフルの評判・口コミ
  5. ※ アコムでのご契約がはじめてのお客さま

  6. アコム、アイフル、プロミス・レイクを比較!1番おすすめの消費者金融はどれ?
    1. レイクは利息負担を抑えたい人におすすめ
    2. SMBCモビットは絶対バレたくない人におすすめ
    3. アコム、プロミス、アイフルで複数借りるのはあり?
    4. 注意!アコム、プロミス、アイフルに同時に申し込むのはNG?
  7. アコム、アイフル、プロミス・レイク全部落ちたらどうする?
    1. 消費者金融の審査に落ちたのはなぜ?原因と対策
    2. アコム、アイフル、プロミス・レイク以外でおすすめの消費者金融は?
  8. アコム、プロミス、アイフルのよくある質問(Q&A)
※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アコム、アイフル、プロミス3社の金利・審査・融資スピードなど徹底比較!

アコム、アイフル、プロミスは3社とも大手消費者金融で、いずれも即日融資に対応しており、原則電話での在籍確認なし、郵送物なしで家族にバレにくいなどの特徴があります。 3社には、審査通過率、審査時間、スマホアプリの機能などの細かな点で違いがあります。

アコム、アイフル、プロミスの審査通過率を比較すると、アコムは39.7%で最も高く、アイフルより6%、プロミスより2%高い。

3社が公表する最短の審査時間を比較すると、アコムが20分、アイフルが18分、プロミスが3分で、プロミスが最もはやい。

また、スマホアプリの機能に関して、アイコンの着せ替え機能があるのはアイフルだけだ。

審査通過率|アコムが最も高いので審査が不安な人におすすめ

借入先 アコム プロミス アイフル
審査通過率 39.7%(※) 37.8% 33.2%

2024年度の審査通過率で比較すると、アコムが最も高く39.7%、次いでプロミスが37.8%、アイフルが33.2%となっている。審査に不安がある人は、まずアコムを検討するとよいだろう。決して「通過率が高い=審査が甘い」というわけではないが、利用者層の幅広さや柔軟な対応、申込受付体制の整備などが反映された結果といえる。

なお、審査通過率は時期や属性によっても変動するため、申し込みの際は自身の状況を客観的に見極めることも大切だ。

アコムの詳細を見る

人気度|顧客数・新規申込者数ではアコムが優勢

借入先 アコム プロミス アイフル
顧客数 約190万人(※) 約161万1,000件 約124万3,600件
新規申込件数 約153万2,000件 約93万9,300件 約94万4,600件
※ 営業貸付金残高を有する口座数。DATA BOOK(2026年3月期第1四半期決算)から引用

顧客数はアコムが2024年6月時点(※)、プロミス・アイフルが2024年3月時点。新規申込件数は2024年度の合算

顧客数と新規申込者数ではアコムが最多で、顧客数は190万人(※)、新規申込者数は153万件超と、プロミス・アイフルよりも多くの利用者を獲得している。「はじめてのアコム」のCMが浸透しており、初回利用者に選ばれやすい傾向があるだろう。
※ 営業貸付金残高を有する口座数。DATA BOOK(2026年3月期第1四半期決算)から引用

プロミスも近年では18歳から申し込める点などが話題となり、申込数は伸びている。アイフルは女性専用ローンや低金利ローンなどの差別化戦略で一定の支持を得ている。利用者数からも各社の個性がうかがえる。

審査時間|最速はプロミスの最短3分。アイフルは最短18分・アコムは最短20分(※1)

※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミスは、申し込みから融資までにかかる時間が3社のなかで一番早いです。急いで借り入れたい場合には、プロミスを選ぶといいでしょう。
借入先 アコム プロミス アイフル
融資時間 最短20分(※) 最短3分(※) 最短18分
※ お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

融資スピードにおいて最も優れているのはプロミスで、アプリ申込を活用すれば最短3分で借入可能だ。次いでアイフルが最短18分、アコムは最短20分(※)と続く。いずれも即日融資に対応しているが、実際の所要時間は申込のタイミングや混雑状況により異なるため、確実に早く借りたいなら早めの申込が基本だ。プロミスは土日祝日でも審査可能で、三井住友銀行ATMとの連携により即時融資もしやすい。

※ お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

ただし、融資までの時間は、各社とも「あくまで最短である」ことを強調している。

申込条件|アルバイトでも申込OK!プロミスは18歳から可能

借入先 アコム プロミス アイフル
申込条件 20歳〜72歳で安定した
収入が必要
18歳~74歳で安定した
収入が必要(※)
20歳~69歳で安定した
収入が必要
※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
※高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。

アコム、アイフル、プロミスの3社はいずれも、アルバイトやパートなど定職に就いていれば申し込み可能だ。正社員でなくても、安定した収入があれば審査対象になる。特にプロミスは18歳から申し込みでき、学生や若年層にも間口が広い。

実際各社の公式サイトでは、以下のように明記されている。

借入先 公式サイトでの表記(抜粋)
アコム アルバイト・パートの方もご利用いただけるアコムのカードローンは、
最短20分のスピーディーな審査で最短即日のお借入も可能です(※)。
※ お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミス アルバイト・パート・派遣社員・契約社員の方も、審査のうえご契約いただけます。
また、現在お仕事をされている場合、主婦や学生の方も、審査のうえご契約いただけます。
アイフル パート・アルバイトなどでも、お仕事をされていればお申込みいただけます。
キャッシングローンの場合、満20歳以上69歳までの定期的な収入と返済能力を有する方で、
当社基準を満たす方であればご契約いただけます。
アコムプロミスアイフルの各公式サイトから引用。2025年7月7日現在

一方、アコムは20~72歳と上限年齢が高く、シニア層にも対応している。アイフルは20~69歳が基本だ。年齢層ではプロミスがやや幅広いが、職業や雇用形態を問わず利用できる点は3社共通の安心材料だ。

プロミスの詳細を見る

申込受付時間|アコム、アイフル、プロミスいずれも21時まで

借入先 アコム プロミス アイフル
申込受付時間 ・Web /アプリは24時間
・自動契約機(むじんくん)は
9:00~21:00
・電話は9:00~18:00
※年中無休(年末年始は除く)
・Web /アプリは24時間
・自動契約機は
9:00~21:00(※)
・電話は9:00~18:00
※審査受付は21:00まで
・Web /アプリは24時間
・無人契約機は9:00~21:00
・電話は9:00~18:00
※契約機により営業時間が異なります。

アコム、アイフル、プロミスはいずれも21時まで申し込み・審査に対応しており、仕事終わりの遅い時間でも即日融資を狙える。ただし、申し込み完了から審査・契約・振込実行までには一定の時間がかかるため、20時までに手続きを終えるのが望ましい。

WEB完結型を利用すれば、郵送物なし・電話連絡なしでスムーズに進められるケースが多い。ただ、深夜帯の申し込みは翌日扱いになるため、即日融資を希望するなら当日21時までに審査を完了させる意識が重要だ。

金利|上限金利はプロミスが1番低くて利息を抑えられる

借入先 アコム プロミス アイフル
金利 年3.0%~18.0% 年2.5%~18.0% 年3.0%~18.0%

アコム、アイフル、プロミスの通常カードローン商品を比較すると、アコムとプロミス、アイフルはともに年18.0%であり、利息の差はわずかだが、繰り返し利用する場合にはプロミスの方が支払総額を抑えられる。

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無利息期間|アコム、プロミス、アイフルいずれも30日間(※)

※ アコムでのご契約がはじめてのお客さま

借入先 アコム プロミス アイフル
無利息期間 初回契約日の翌日
から30日間
初回借入日の翌日
から30日間
初回契約日の翌日
から30日間
アコム、アイフル、プロミスはいずれも初回利用時に30日間の無利息サービスを提供しているが、適用条件と開始タイミングが異なる。アコムとアイフルは契約日の翌日から30日間であるため、契約後すぐに借りないと無利息期間が無駄になる可能性がある。 一方、プロミスは「初回借入日の翌日から30日間」であるため、使い始めのタイミングを自分で調整できる。事前契約して備えておきたい人には、プロミスの仕様が最も使い勝手がよい。

借入限度額|アコム、アイフル、プロミスで借りられる金額はほぼ同じ

借入先 アコム プロミス アイフル
借入限度額 上限800万円 最高800万円 最高800万円
上限限度額はアコム・アイフル、プロミスが800万円。実際には初回契約で数百万円の枠がつくことはまれで、ほとんどの人にとって違いは小さい。 年収や信用情報などにより個別に審査され、最初は10万〜50万円前後での契約が一般的だ。返済実績を積むことで増額も可能だが、そもそも貸金業法の総量規制により、年収の3分の1を超える借り入れはできない。
総量規制とは?

借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。 例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。

どれがいい?
(画像=編集部作成)
このため、数百万円単位の金額を借りるのはあまり現実的ではないかもしれない。 もっとも、将来的に高額融資を希望する人や、年収が高く審査に自信がある人にとっては、上限800万円のアコムやアイフルの方が伸びしろはあるだろう。

在籍確認|アコム、プロミス、アイフルともに職場への電話なしでバレにくい

借入先 アコム プロミス アイフル
電話による在籍確認 原則、お勤め先へ
在籍確認の電話なし
原則なし 原則なし
アコム、アイフル、プロミスはいずれも「原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし」で在籍確認を行っており、家族や職場に借入がバレにくい仕組みになっている。 実際、各社とも「電話による在籍確認の実施状況」を調査して、それぞれ公式サイトに公表している。それが以下のデータだ。
借入先 アコム プロミス アイフル
「電話なし」の割合 99.0% 98% 99.1%
職場への電話 原則なし
電話がある場合の
同意確認
あり
書面や本人申告内容などで確認を完了するケースが大半で、電話確認が必要になった場合も、事前に本人の同意を得たうえで実施される。実際のデータでも、電話確認が実施されなかった人の割合はアコム99.0%、プロミス98%、アイフル99.1%など高水準。プライバシーへの配慮を重視する人も安心して申し込める。

郵送物|アコム、アイフル、プロミスともになしでバレにくい

借入先 アコム プロミス アイフル
郵送物 原則なし(Web完結可) なし(Web完結可) なし(Web完結可)
アイフル・アコム・プロミスの3社はいずれも「Web完結申込」に対応しており、契約書類やカードなどの郵送物を一切省略できる。家族と同居していて郵送物が届くとバレる恐れがある人にとって、この対応は非常にありがたい。 また、本人確認もアプリやオンラインで完了できるため、スマホひとつで申し込みから借り入れまで完結する。Web完結を利用するには、口座登録や本人確認書類の種類に条件があるため、各社の公式サイトで事前に確認しておくと安心だ。

ATM|プロミスが最も数が多く手数料もお得

借入先 アコム プロミス アイフル
提携ATMの銀行 15行 14行 10行
自社ATM 893カ所 約300台 738カ所
2025年10月01日現在
ATMの利便性を重視するなら、プロミスが優れている。自社ATMが約300台設置されているだけでなく、三井住友銀行ATMと連携しており、手数料無料で借り入れ・返済が可能だ。提携ATMも充実しており、主要コンビニATM(セブン銀行・ローソン銀行など)を含む14行と提携している。 一方、アコムは提携ATMの数がプロミスと並ぶ15行だが、地方銀行にも強みがある。アイフルは自社ATMの設置数が最も多い(738台)。都市部で無料ATMを重視するならプロミス、地方での使いやすさを求めるならアコムが有力だろう。
提携ATM一覧
アコム プロミス アイフル
セブン銀行
ローソン銀行
コンビニATM E-net
三菱UFJ銀行
イオン銀行
北海道銀行
北陸銀行
八十二銀行(※)
三十三銀行
広島銀行
西日本シティ銀行
福岡銀行
十八親和銀行
熊本銀行
ゆうちょ銀行

※借り入れのみ対応
セブン銀行
ローソン銀行
コンビニATM E-net
三井住友銀行
三菱UFJ銀行
イオン銀行
八十二銀行(※)
広島銀行(※)
福岡銀行
十八親和銀行(※)
熊本銀行
横浜銀行
西日本シティ銀行
ゆうちょ銀行

※借り入れのみ対応
セブン銀行
ローソン銀行
コンビニATM E-net
三菱UFJ銀行
イオン銀行
西日本シティ銀行
十八親和銀行
ゆうちょ銀行
福岡銀行(※)
熊本銀行(※)

※借り入れのみ対応
プロミスの詳細を見る

最低返済額|借入額によりどこが安いか異なる

借入先 アコム プロミス アイフル
最低返済額
(10万円借りた場合)
公式サイトを参照(※1) 4,000円 4,000円(※2)
※1 ▼参照 利息金額  返済金額
最低返済額は借入額や返済方式によって異なり、どの会社が一概に「最安」とは言えない。一般的に、少額の借入では返済額に大きな差はなく、例えば10万円を借りた場合の月々の最低返済額は各社とも4,000~5,000円程度が目安だ。 アコム、プロミス、アイフルの返済金額に関するルールは以下のとおりだ。 アコムは契約限度額に応じて一定の割合が設定され、借入残高にその割合を掛けた金額が毎月の返済金額になる。 プロミスでは、借入残高に一定の割合をかけた金額が毎月の返済金額になる(定額)。
借入後残高 返済金額
30万円以下 借入後残高×3.61%
30万円超~100万円 借入後残高×2.53%
100万円超 借入後残高×1.99%
アイフルでは、借入残高に応じて毎月の返済金額が設定されている(定額)。
借入直後残高 返済金額(約定日制) 返済金額(サイクル制)
1円〜100,000円 4,000円 5,000円
100,001円〜200,000円 8,000円 9,000円
200,001円〜300,000円 11,000円 13,000円
300,001円〜400,000円 11,000円 13,000円
400,001円〜500,000円 13,000円 15,000円
プロミスやアイフルは借入額に応じて一定額での返済方式を提示しているが、アコムは定率リボルビング方式を採用しており、借入額が増えると月の返済額も比例して上がる。 毎月の負担を抑えたい人は、返済シミュレーションで比較するのが確実だ。

スマホアプリ|アイフルは着せ替えできてバレない配慮が抜群

借入先 アコム プロミス アイフル
スマホアプリの使い勝手
アコム、アイフル、プロミスはいずれも専用アプリを提供しており、申し込み・借入・返済・残高確認までスマホで完結できる。ただし、アイフルのアプリは特にユニークで、アイコンのデザインを変更できる「着せ替え機能」があり、家族や知人にスマホ画面を見られてもバレにくい配慮がされている。
借入先 アコム プロミス アイフル
申し込み アプリ完結可能 アプリ完結可能 アプリ完結可能
利用状況の確認 可能 可能 可能
返済期日の通知 3日前と当日にプッシュ通知 自分で指定した日時にメール通知 3日前にメール通知
アプリアイコンの変更 不可 不可 可能
ローンアプリとわからないような控えめなアイコンに切り替え可能なのは大きな安心材料。他2社にはない機能のため、プライバシー重視派にはアイフルがおすすめだ。
どれがいい?
(画像=アイフル公式サイトから引用)
アイフルの詳細を見る

アコムは審査に不安がある人、初めて消費者金融を利用する人におすすめ

アコムは3社の中でも審査通過率が最も高く、初心者向けの安心感に定評があります。CMなどで「はじめてのアコム」とうたわれているように、初めてカードローンを利用する人に配慮されたサービス設計が魅力です。

アコムは原則、お勤め先へ在籍確認の電話なしの柔軟さはもちろん、郵送物原則なしのWeb完結申し込み、最短20分(※)の審査スピードなど、初めての不安を和らげる工夫が多い。顧客数・新規申込件数も最多で、選ばれている実績も信頼の裏付けとなる。審査に自信がない人は、まずアコムを検討したい。
※ お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アコムの会社情報

アコムは、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の大手消費者金融。創業は1936年と歴史が長く、現在は東証プライム市場にも上場している。
社名 アコム株式会社
英語社名 ACOM CO., LTD.
本社所在地 東京都港区東新橋一丁目9番1号 東京汐留ビルディング
電話番号 03-6865-0001(代表)
創業 1936年4月1日
設立 1978年10月1日
資本金 638億3,252万円
決算期 毎年3月31日
事業内容 ローン事業、クレジットカード事業、信用保証事業
登録番号 関東財務局長(14)第00022号
市場名 東京証券取引所(スタンダード市場)
正社員数 2,088名(2025年3月31日現在)
信用力と知名度は業界でもトップクラスで、個人向け無担保ローンのほか、クレジットカード(ACマスターカード)なども発行している。2024年6月時点での顧客数は190万人(※)、新規申込件数は153万件を超えており、業界最大規模を誇る。グループの信頼感と実績を重視するなら、アコムは最有力候補のひとつだ。
※ 営業貸付金残高を有する口座数。DATA BOOK(2026年3月期第1四半期決算)から引用

アコムのメリット・デメリット

アコムの最大のメリットは、審査通過率の高さだ。2024年度で39.7%(※1)と、他の大手2社よりも上回っており、審査に不安がある人でも通りやすい。また、原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし・郵送物原則なしで申し込み可能な点や、最短20分(※2)の融資スピードも魅力だ。
※1 2025年3月期アコムマンスリーレポートより
※2 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

一方で、最高金利は18.0%とプロミスより若干高く、借入額が増えると利息負担がやや大きくなる点がデメリットだ。初めて利用する人や少額借入には強いが、大口借入には他社が向くケースもある。

アコムの評判・口コミ

利用者の口コミ情報によると、アコムは審査が早く、即日融資が可能だが、金利の高さに注意が必要だという声が多い。 申し込みから融資までのスピードが速く、最短10秒程度で指定口座に振り込まれた(※)という意見もあった。特に、急ぎでお金が必要なときに24時間オンライン申し込みができる点や、スマホアプリの使いやすさを評価する声も多い。
※24時間最短10秒で振込
※金融機関により異なります。
一方で、はじめは無利息期間があっても、通常金利に戻ると返済の負担が大きくなり、「少額ずつの返済では利息が膨らみ、一生返済し続けるような気がした」という声もあった。 また、「利用限度額が低く、計画的に返済しないと厳しくなる」との意見や、「カスタマーサポートの対応にばらつきがある」と指摘する人もいた。
名前

N.Nさん|女性|40代|神奈川県

インターネットから申し込みして10秒程度で指定口座に振り込まれた。(※)簡単に借りられて返済もインターネットから手軽に手続きできるので、良かったです。気軽に借りれるため罪悪感がないところと、金利が高いのでなるべく早めに完済できる計画性を練った上で借りないと利子がどんどん膨らむので、少額返済だと一生返済し続けないといけない恐怖感がある。

※24時間最短10秒で振込
※金融機関により異なります。

名前

ままやさん|男性|50代|東京都

審査が早いのは良かったです。とにかく急いで必要だったから、なるべく早く簡単に申し込みができて、早く使えるのは良いと思います。金利が高いです。はじめに金利がゼロ(※)だったから油断していました。普通の、金利になったら、かなり高いから返済がかなりきつかった。

※ アコムでの契約が初めて

名前

nkさん|女性|20代|東京都

アコムの良い点は、審査が迅速で、最短20分融資(※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。)が可能なところです。また、24時間オンラインで申し込みでき、使いやすいアプリも提供されています。柔軟な返済プランも魅力です。アコムの悪い点は、金利が高めであることです。また、利用限度額が低い場合があり、返済が難しくなる可能性もあります。さらに、カスタマーサポートの対応にばらつきがあることも懸念されます。

出典:編集部にて独自調査(2024年12月)
アコムの詳細を見る

プロミスは融資スピードを重視する人におすすめ

プロミスは3社の中で最も融資スピードに優れており、「今すぐ借りたい」というニーズに強く応える消費者金融だ。最短3分という業界最速の融資スピードに加え、申込対象が18歳からと若年層にも門戸が広い。さらに、無利息期間は「初回借入日の翌日から30日間」と無駄がなく、必要なタイミングで確実に利息負担を減らせる点も魅力。三井住友銀行ATMとの連携で手数料無料の利便性も高い。スピード・効率・利便性を重視するなら、プロミスが有力な選択肢となる。

プロミスの会社情報

プロミスは、SMBCグループ(旧三井住友フィナンシャルグループ)傘下の大手消費者金融で、設立は1962年。現在はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が運営しており、グループの信頼性と安定性を背景に幅広い層から支持されている。
社名 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
英語社名 SMBC Consumer Finance Co., Ltd.
本社所在地 東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル
電話番号 03-6887-1515(代表)
創業 1936年4月1日
設立 1962年3月20日
資本金 1,407億3,700万円
決算期 毎年3月31日
事業内容 貸金業・保証業
登録番号 関東財務局長(14)第00615号
市場名 非上場
従業員数 1,989名(2025年3月31日現在)
2024年3月時点での顧客数は161万人、新規申込件数は約94万件。銀行ATMとの連携やWeb完結の利便性に加え、若年層向けにも対応している。業界でも最速レベルの融資スピードを誇る。

プロミスのメリット・デメリット

プロミス最大のメリットは、融資までのスピードと使い勝手の良さ。アプリからの申し込みで最短3分という業界トップクラスの速さに加え、初回借入日の翌日から無利息期間がスタートするため、契約後に借りるタイミングを自由に選べる。高額借入にはやや不向きだが、少額・即日融資を重視するなら非常にバランスの取れた1社といえる。

プロミスの評判・口コミ

利用者の口コミ情報によると、審査から融資までのスピードが速く、10分程度で借りられたという意見が目立つ。また、在籍確認がない場合もあり、手間がかからずスムーズに利用できたとの声もあった。 さらに、24時間いつでも入金や返済が可能な点や、コンビニATMが使える点も利便性が高いと評価されている。加えて、返済でvポイントが貯まるのが嬉しいという意見もあった。 一方で、金利が高いため、返済の負担を感じたという声も多かった。「返済しても利息ばかりで、なかなか元本が減らなかった」との指摘があり、長期間利用する際には注意が必要だ。 また、「長年利用しても金利の優遇がなかった」「おまとめ返済を提案されたが、金利が1%しか下がらずメリットを感じなかった」という意見もあり、金利面での不満を持つ利用者も少なくないようだ。
名前

syさん|男性|30代|兵庫県

無料期間が長くて、在籍確認もなくて、困ってる時にとても助かりました。余計な手間もなくて、スムーズに借りることができました。特にありません。私にとってはいいことしかありませんでした。困ってる時によく親身に対応してくれるし、スムーズに借りることができました。

名前

TKさん|男性|50代|栃木県

審査が短く10分程度で融資をうけることができてスピード感があった。 コンビニのATMでも借り入れや返済ができて便利であった。金利が高く、返済が利息分ばかりになりなかなか元本がへらなかったこと。 長年利用しても金利の優遇が受けられなかったこと。

名前

kkさん|女性|40代|東京都

審査も入金もスピーディー。入金、返済については24時間対応なのも急遽現金が必要になったときに助けられてよかった。返済するとVポイントがたまるのも良い。利が高い。他社とのおまとめ返済の提案をもらったが、金利が1%しか下がらずメリットを感じなかったため利用には至らなかった。

出典:編集部にて独自調査(2024年12月)
プロミスの詳細を見る

アイフルは独立系で柔軟な審査を重視する人におすすめ

アイフルは大手消費者金融の中では珍しい独立系なので、柔軟な審査を期待する人におすすめだ。

プロミスは三井住友フィナンシャルグループに、アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループ、レイクは新生銀行グループに属しており、いずれも銀行系にあたる。一方でアイフルは銀行の傘下に属さない独立系の企業だ。

アコムやプロミスが親会社の与信ポリシーに沿った厳格な審査体制を取る一方で、アイフルはグループの方針に縛られず独自基準での審査が可能だ。そのため、申込者の状況に合わせて柔軟な判断がなされやすいといえる。

アイフルの会社情報

アイフルは、京都に本社を構える独立系の大手消費者金融。三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムやSMBCグループのプロミスとは異なり、銀行資本に属さない純粋な貸金業者として独自路線を貫いている。

社名 アイフル株式会社
英語社名 AIFUL CORPORATION
本社所在地 京都市下京区烏丸通五条上る高砂町381-1
電話番号 075-201-2000(代表)
創業 1967年4月
設立 1978年2月
資本金 940億28百万円
決算期 毎年3月31日
事業内容 消費者金融事業、事業者金融事業、信用保証事業
登録番号 近畿財務局長(14)第00218号
市場名 東京証券取引所(プライム市場)
正社員数 1,265名(2025年3月31日現在)
※連結:2,738名(2025年3月31日現在)

2024年3月時点の顧客数は124万人、新規申込件数は約94万件。設立は1978年と比較的若く、柔軟な商品設計や女性向けサービスの提供など、時代に応じた対応力に定評がある。企業スローガンは「どうする?アイフル!」。親しみやすいイメージ戦略も特徴のひとつ。

アイフルのメリット・デメリット

アイフルのメリットは、柔軟な審査姿勢と多彩な商品構成だ。中でも「ファーストプレミアム・カードローン」は、年収300万円以上・100万円以上の借入を希望する人に適した低金利商品(年3.0%〜9.5%)で、利息負担を大幅に抑えられる。

※2025年9月更新:アイフルの「ファーストプレミアム・カードローン」の新規取扱いは、2025年7月31日(木)を以って終了しました。出典:アイフル公式「【廃止】ファーストプレミアム・カードローン」

アイフルのキャッシングローン(一般)とファーストプレミアムの違い
キャッシングローン ファーストプレミアム
金利(実質年率) 3.0%~18.0% 3.0%~9.5%
利用限度額 1万円~800万円 100万~800万円
使いみち 不問
審査時間 最短18分 最短30分
申込方法 WEB、電話、無人契約ルーム WEB限定
申込条件 20歳〜69歳 アイフルの利用が初めてで、
23歳〜59歳で一定の年収がある人
定期的な収入と返済能力を有する
電話による在籍確認 原則なし
担保・連帯保証人 不要
無利息期間 初めての利用で30日間利息0円
特徴 ・幅広い用途に対応
・利用はカードかアプリ
・低金利でまとまった
金額を借りたい人向け
・設定された限度額の範囲内
なら自由に借入可能
・利用はカードかアプリ

一方、通常の上限金利は18.0%と高めで、少額借入ではプロミスに劣る。また、ファーストプレミアムは条件が厳しく、審査ハードルもやや高い。全体として、年収や借入希望額に応じて使い分けるべき会社といえる。

※2025年9月更新:アイフルの「ファーストプレミアム・カードローン」の新規取扱いは、2025年7月31日(木)を以って終了しました。出典:アイフル公式「【廃止】ファーストプレミアム・カードローン」

アイフルの評判・口コミ

アイフルの口コミでは「審査や融資が早い」「家族や職場にバレずに借りられた」といった声が目立つ。午前中の申し込みで当日中に現金を受け取れたケースや、アプリで状況確認や借入が簡単にできたという利便性も高評価。女性や初めての利用者でも安心して申し込めたという声が多い。

一方、「スマホを見られると借入がバレる可能性がある」「金利が高い」「本人確認に時間がかかる」といったデメリットを指摘する声もある。スピードと利便性は高いが、金利やバレ対策には注意が必要だ。

名前

Aさん┃女性┃30代┃パート・アルバイト┃勤続2年~4年┃年収96万円

カードや郵送物が送られてこないため、家族にバレずに借り入れできることを魅力に感じて、アイフルに申し込みました。原則的に電話での在籍確認がないため同僚に怪しまれることもないですし、審査に通過すればその日のうちに借り入れできることや、無利息期間が設けられているのも選んだ理由です。


アイフルは申し込みから審査通過までが比較的スピーディーだったのがよかったです。午前中に申し込んでお昼には借り入れが可能になり、その日のうちに現金を手にすることができました。無利息期間があるため、その期間中に完済すれば、無駄なお金を払わずにやりくりができるのもよかったポイントです。

実際に利用してみて感じたデメリットは、カードなしで借り入れするにはアプリをダウンロードする必要があるため、郵送物は送られてこなくてもスマホを見られると家族や友人に借り入れがバレる可能性があることです。また、アプリの借り入れ額と借り入れ可能額の表示方法が、もっと借り入れしてもいいかのように見えるところもネックです。

名前

Aさん┃女性┃30代┃会社員(正規)┃勤続2年~4年┃年収300万円

知名度がある会社なので、一番安心して利用できると思いアイフルを選びました。審査や融資のスピードが他の会社よりも早いということを知人から聞いたのも決め手になったと思います。

アイフルは実際は審査や融資のスピードが早かったので、思っていたよりもスムーズに借り入れができて良かったです。利用状況を確認したいとき、スマホアプリですぐに状況を確認できるところも魅力だと思います。

名前

Dさん┃男性┃30代┃会社員(正規)┃勤続4年~8年┃年収340万円

アイフルを選んだ理由としては、CMを昔から見ていて好印象を持っていたのが一番大きいと思います。お金に困ったら利用してみようと漠然と考えていました。

アイフルは簡単に借り入れできてとても助かりました。経済的に結構切羽詰まった状況だったのでそれを打開できてよかったです。借り入れをするまでのやり取りもわかりにくいことは特になく、迅速に話が進んでいったので非常に効率的だと思いましたし、好印象でした。

出典:編集部がクラウドワークスで調査

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アコム、アイフル、プロミス・レイクを比較!1番おすすめの消費者金融はどれ?

アコム、アイフル、プロミス・レイクを比較した時、審査が不安な人にはアコムが、バレずに借りたい人にはアイフルが、早く借りたい人にはプロミスが、利息を抑えて借りたい人にはレイクがおすすめだ。

なぜなら、アコム、アイフル、プロミス・レイクを比較した時に最も審査通過率が高いのがアコム、在籍確認の電話なしだった割合が最も高いのがアイフル、融資スピードが最も早いのがプロミス、無利息期間が最も長いのがレイクだからだ。

アコム、アイフル、プロミス・レイク以外でおすすめの大手消費者金融レイク、SMBCモビットの特徴を解説する。

レイクは利息負担を抑えたい人におすすめ

レイク
(画像=編集部)
レイクの概要
金利(年率) 年4.5%~18.0%
審査時間(融資) 最短25分
審査通過率 20.9%(2024年度)
バレにくさ 原則、電話による在籍確認なし
無利息期間 初回利用60日間・365日間(※4)
契約受付時間 ・Webは24時間(※5)
・無人契約機&電話9:00~21:00(※6)
ATM レイクATM、提携ATM(コンビニATM等)
アプリの有無 申し込みも借り入れ・返済も可
借入限度額 最高500万円
最低返済額 残高スライドリボルビング方式
(借入残高に応じて変動、例:10万円以下なら月2,000円~)
レディースローン あり
公式サイトURL レイクの詳細を見る

レイクは初回契約時の無利息期間が「60日間または180日間」と、業界最長水準を誇る。特にWeb申し込みの場合、60日間無利息が選べるため、短期で返済を終えられるなら大きな利息削減につながる。

レイクの無利息期間と利用条件
無利息期間 申込方法 契約額 その他の条件
365日間 Web 50万円以上 契約後59日以内に収入証明書類の提出と
レイクでの登録を完了すること
60日間 Web 50万円未満

申し込み条件はプロミスに近く、20歳以上で安定した収入があれば利用可能だ。初めて借りる人で、返済のメドが立っているならレイクは有力な選択肢になる。

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SMBCモビットは絶対バレたくない人におすすめ

SMBCモビット
(画像=編集部)
SMBCモビットの概要
金利(年率) 年3.0%~18.0%
審査時間(融資) 最短15分(※)
審査通過率 非公開
バレにくさ Web完結申込なら原則電話連絡なし
無利息期間 なし
契約受付時間 Web/アプリ:24時間(審査回答は9:00~21:00)
ATM SMBCモビットATM、三井住友銀行ATM、提携ATM(コンビニATM等)
アプリの有無 申し込みも借り入れ・返済も可
借入限度額 最高800万円
最低返済額 借入後残高スライド元利定額返済方式(借入残高に応じて変動、例:10万円以下なら月4,000円~)
レディースローン なし(女性向けダイヤルは有り)
公式サイトURL SMBCモビットの詳細を見る
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

SMBCモビットは、電話連絡・郵送物を一切省略できる「WEB完結申込」が強みだ。

原則として在籍確認の電話なし・自宅への郵送物なしで手続きが完結する。職場や家族に絶対バレたくない人には最適だ。

金利や限度額はアコム・アイフルとほぼ同等で、即日融資にも対応している。しかも、三井住友銀行のATMなら手数料無料で借入や返済が可能だ。

SMBCモビットの詳細を見る

アコム、プロミス、アイフルで複数借りるのはあり?

アコム、プロミス、アイフルから複数同時に借りることは可能だが、慎重に判断しましょう。

アコム、プロミス、アイフルに限らず、複数の金融機関から借入をするのは慎重になったほうが良い。結果として借りすぎになるリスクが避けられないからだ。

そもそも貸金業法の総量規制により「年収の3分の1まで」という借入上限があるため、2社以上から借りても合計額は制限される。

総量規制とは?

借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。 例えば、年収300万円の方は、貸金業者から100万円までしか借りることができないということになります。

どれがいい?
(画像=編集部作成)

また、複数契約になると返済管理が複雑になり、支払い遅延のリスクも高まる。金利も上がりやすく、結果的に利息負担が増える可能性がある。どうしても1社で足りない場合は、低金利かつ柔軟な対応が期待できる会社を追加で選ぶのが望ましい。

注意!アコム、プロミス、アイフルに同時に申し込むのはNG?

アコム、アイフル、プロミスなど複数社に同時申し込みするのは、できるだけ避けるべきだ。信用情報には申込履歴が記録され、金融機関はその情報をもとに審査を行う。

短期間に複数申し込みがあると、「お金に困っている」「返済能力に不安がある」と判断され、審査に不利になることがある。いわゆる“申し込みブラック”に陥るリスクを避けるためにも、1社ずつ順に申し込むのが基本。1社目で落ちた場合は原因を分析し、間を空けてから次を検討しよう。

アコム、アイフル、プロミス・レイク全部落ちたらどうする?

アコム、アイフル、プロミス・レイクといった大手消費者金融の審査にすべて落ちてしまうと、「もう借りられるところがないのでは」と不安になる人も多いはずだ。

しかし、審査に落ちるのには必ず理由があり、原因を把握して正しく対策をとれば、次の申込で通過できる可能性は十分にある。

また、大手に落ちた場合でも、中小消費者金融であれば申込者の状況をより丁寧に判断してくれるケースがあり、選択肢は決してゼロではない。

消費者金融の審査に落ちたのはなぜ?原因と対策

アコム、アイフル、プロミス・レイク、大手消費者金融全部の審査に落ちてしまったら、原因を把握して対策することが重要だ。

消費者金融の審査に落ちてしまう主な理由として、安定収入がないこと、信用情報に傷があること、他社借入額が大きいことがあげられる。これらの条件に当てはまると、返済能力に不安があると判断され、審査を通過することは難しくなる。

審査落ちの原因を解消するには、アルバイトやパートでいいので安定収入を得る、信用情報を確認して問題があれば解消する、他社からの借入を減らして返済負担を軽くする、といった対策が重要になる。

また、審査落ちの後に消費者金融に申し込む時は期間をあけて申し込むことが大事だ。

消費者金融や銀行などの金融機関に申込むと、その申込み内容は 信用情報機関(CIC、JICC、KSCなど) に「申込情報」として記録される。

審査に落ちた場合も「申込みをした」という履歴自体は残り、一般的に 6か月間 保管される仕組みだ。

たとえばアコムに申込みをして審査に落ちた場合、結果そのものは信用情報に残らないが「アコムに申込んだ」という事実だけは6ヵ月間記録される。

したがって、その直後に他社へ申込むと、各社の審査担当者からは「短期間に複数社へ申込んでいる利用者」と見られる可能性がある。これは返済能力に不安があると判断されやすく、不利に働く場合がある。

消費者金融に審査落ちした後、再度申し込む時は、6ヵ月以上あけて信用情報がリセットされてから申し込むようにしよう。

大手のアコム、アイフル、プロミス・レイク以外でおすすめの消費者金融は?

大手の審査にすべて落ちてしまった場合、中小消費者金融を検討しよう。

中小消費者金融は審査が甘いわけでないが、申込者の信用情報や属性を機械的にスコアリングする大手とは異なり、申込者の個別状況をより丁寧に多角的に判断してくれる場合がある。

具体的には、過去の信用情報に多少の傷がある場合でも、現在の安定した収入状況、勤務状況、そして借り入れの具体的な理由や返済計画などを担当者が直接ヒアリングし、総合的に評価することが多い。

これにより、画一的な基準では見落とされがちな個別の事情や、返済に対する真摯な意欲が考慮されやすくなる。

アコム、プロミス、アイフルのよくある質問(Q&A)

アコム、アイフル、プロミスの違いは?
アコム、アイフル、プロミスは融資時間や審査通過率、限度額といった細かな部分で違いがある。例えば融資までの時間はプロミスが最も早く、「最短3分」としている。

3社の主な違い
  • 融資時間…3社とも最短即日だが、プロミスは最短3分と特に早い
  • 金利…通常のカードローン商品は3社ともおおむね同じだが、プロミスの最高金利が若干低い
  • 申し込み条件…プロミスのみ18歳から申し込み可能
  • 人気…アコムは顧客数や新規の申し込みが特に多い
  • 借入限度額…アコムとアイフル、プロミスは最高800万円
アコム、アイフル、プロミスでもっともおすすめなのは?
アコム、アイフル、プロミスでもっともおすすめなのは総合的にみるとプロミスだ。

融資時間が最も早く、最高金利が最も低いためだ。プロミスは無利息期間が初回借入日からスタートするため、無駄にならない点もアコムやアイフルにはないメリットだ。

ただし状況により適切なカードローンは異なる。次を参考に自分に合ったものを選ぼう。
会社名 おすすめな人のタイプ 主な理由・特徴
アコム 審査に不安がある人、
初めてのカードローン利用者
2024年度の審査通過率が3社中最も高く(39.7%)※1、
顧客数・申込件数ともに最多
アイフル 年収300万円以上の人、
高額を低金利で借りたい人
ファーストプレミアム・カードローン
(年3.0%~9.5%)の対象になり得る
プロミス すぐに借りたい人、
18歳・19歳の若年層
融資スピードが最短3分、唯一18歳から申し込み可能、
無利息期間の開始タイミングも柔軟
※ファーストプレミアム・カードローンは2025年7月31日で新規取り扱いを終了。
※1 2025年3月期アコムマンスリーレポートより
アコム、アイフル、プロミスでもっとも審査が甘い・通りやすいのは?
法律上、厳正な審査を求められているため、甘い消費者金融はない。

ただし、審査通過率に関しては、アコムがもっとも高い。

3社の通過率比較
  • アコム:39.7%
  • プロミス:37.8%
  • アイフル:33.2%
アコムデータブック「2025年3月期決算」、アイフル「月次データ 2025年3月期」など
アコム、アイフル、プロミスに同時に申し込むのはあり?
3社に限らず、複数のカードローンを同時に申し込むのは避けるべきだ。審査が不利になるおそれがある。

カードローンの申し込み状況は、すべて信用情報機関に登録されており、消費者金融は審査の際に必ずその情報を照会する。つまり、複数のカードローンに同時に申し込んでいることは消費者金融に筒抜けになるが、このときに「生活困窮者ではないか」と疑われ、審査にマイナス影響を及ぼすおそれがあるのだ。

急ぎのときや審査が心配なときほど、1社ずつ申し込もう。また、審査落ちしたときには、すぐに別のカードローンに申し込むのではなく、まずは原因と対策を検討するのが大切だ。
アコムとプロミス、アイフルで2社から借りるのはあり?
カードローンの併用は、状況によってはありだが、慎重になる必要はある。

カードローンは無担保サービスであることから、初回契約時には少なめの借入限度額になりやすい。そのため、1社では必要な金額に満たなかったときには、2社と契約して総借入限度額を上げることを検討してもいいだろう。

しかし、複数のカードローンを利用したとしても、総量規制(年収の3分の1を超える個人の借り入れを不可とする制度)を上回る借り入れは不可能だ。

1社でまとまった金額を借りるよりも高金利で利息がかかりやすい(金利は借入限度額に比例するため)や、返済日の把握が難しくなるといったデメリットもある。 消費者金融で審査落ちまくりの場合はどうすればいい? まずは審査落ちの原因を考え、対策を練ろう。審査落ちが続く主な原因と対策は、次の通りだ。
審査落ちが続く原因と対策
審査落ちの原因 対策内容
申し込み条件を満たしていない 条件の合うカードローンを選ぶ
借り入れが多い 返済を優先する/おまとめローンを検討する
属性から返済能力に欠けると判断されている 状況に応じて収入や勤続年数などを
安定させてから申し込む
信用情報機関に過去の不誠実な
利用記録が残っている
信用情報がリセットされるのを
待ってから申し込む
立て続けに申し込みをしたことで
「生活困窮者ではないか」と疑われている
信用情報の申し込み履歴が抹消されるのを
待ってから申し込む

属性とは、年齢や職業、家族構成など申請情報のことを指す。カードローンは毎月決まった金額以上を返済する仕組みであるため、「コンスタントに収入を得ているか」や「ローンに充てられるだけの余裕が家計にあるか」が重視される。

よって、年収が低いことよりも、「勤続年数が短い」や「職業柄、月によって収入額が大きく異なる」といった場合、審査に落ちやすい。逆にいえば、少し時間を置いてから申し込むだけで審査を通過することもある。

信用情報に問題があるケースでは、信用情報機関に照会手続き(開示請求)をするといいだろう。信用情報は登録期間が過ぎると抹消されるので、その期間を明確にするためだ。

<信用情報の開示請求先はこちら>
CIC(株式会社シー・アイ・シー)
JICC(株式会社日本信用情報機構)
KSC(全国銀行個人信用情報センター)

長期延滞や自己破産など特に重い情報の場合は、最長7年後に抹消される。申し込みの情報であれば、最長6ヵ月だ。

アコム、アイフル、プロミス以外でおすすめのカードローンは?
大手消費者金融から選ぶのであれば、SMBCモビットやレイクがいいだろう。

SMBCモビットは借入限度額が最高800万円、金利が3.0%~18.0%と、基本的なサービス内容はアコムやアイフルとほぼ変わらない。メリットとしては、プロミスと同じく三井住友銀行の定期ATMが手数料0円で使えることが挙げられる。また、SMBCモビットは原則、電話の在籍確認なしであったり郵送物を無しにできたりするため、カードローンの利用が周囲にバレにくい点も魅力だ。

レイクは借入限度額が最高500万円、金利が4.5%~18.0%だ。レイクのメリットは、初回契約時に使える無利息期間が60日間または180日間と長いことだ。

借入限度額が高く、かつ手数料無料で使えるATMが多いカードローンを選びたい場合には、SMBCモビットがいいだろう。初回だけでも借り入れ利息を減らしたいのなら、レイクを選ぼう。
レイクの無利息期間と利用条件
無利息期間 申込方法 契約額 その他の条件
365日間 Web 50万円以上 契約後59日以内に収入証明書類の提出と
レイクでの登録を完了すること
60日間 Web 50万円未満
レイク公式サイトから筆者作成。2025年7月7日現在
アコム、プロミス、アイフルで審査落ちする理由は?
審査落ちの原因は、どの消費者金融であっても「申し込み条件を満たしていない」または「返済能力が足りない」と判断されたためだ。

まずは改めて申し込み条件を確認するほか、申請情報や提出書類に誤りがなかったかを思い返してみよう。ただのミスであっても虚偽申告とみなされた場合には、審査落ちしてしまう。

返済能力の有無は、申請情報や信用情報などから総合的に判断される。審査においてネックになりやすいのは、信用情報の傷(延滞記録や債務整理記録など)だが、そのほかにも「返済能力が低いとみなされる要素が自分にないか」を客観的に検討してみよう。
アコムの審査に落ちたのはなぜ?
申し込み条件を満たしていない、または返済能力がアコムの基準を満たしていないと考えられる。申し込み条件は、契約するうえでの最低基準であるため、次に当てはまらない場合には審査落ちする。
例:アコムの申し込み条件
  • 20歳~72歳
  • 安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方

ここでいう安定した収入や返済能力は、申請情報や信用情報から総合的に判断される。

なかでも重要なのが「安定した」という文言であり、収入の高さよりも「一定額を毎月コンスタントに得ているか」が審査通過を左右する。

 
   
大手5社のサラ金は?
    「大手サラ金5社」というと、現在は 消費者金融大手5社であるアコム(三菱UFJフィナンシャル・グループ)、プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)(三井住友フィナンシャルグループ)、アイフル(独立系大手)、レイク(レイクアルサ)(新生銀行グループ → 新生フィナンシャル)、SMBCモビット(三井住友カード・SMBCコンシューマーファイナンス共同出資) の5社を指すのが一般的だ。

以前は「武富士」や「日栄」などもあったが、現在は経営破綻や業界再編により上記5社が「大手」として認識されている。

金融庁の登録業者リストでも、貸付残高・認知度・店舗網から見てこの5社が「大手サラ金」と呼ばれるケースが多い。
アコムが危ない理由は何ですか?
    アコムは金融庁の登録を受けた正規の貸金業者で、貸金業法を守っている。強引な取立てや脅し、夜間や勤務先への過度な連絡などは禁止行為として法律で規制されている。

アコムの実質年率は 3.0%〜18.0%。これは利息制限法や出資法で定められた法的上限以内だ。

アコム自体は法律を遵守して運営しており、闇金のような違法・強引な取り立てをする業者ではない。しかし、「借金」である以上、利息負担や信用情報への影響、返済プレッシャーなどのリスクは存在する。

利用する場合は、自分の返済能力を把握する、無理のない金額・期間を設定する、返済計画を立てるといった慎重さが大事になる。

文・編集部

※本サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社含む提携業者から委託を受け広告収益を得て運用しております。
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