Olive(オリーブ)フレキシブルペイでは、ETCカードを作れる。
ETCカードは三井住友カードの会員サイト、カスタマーサポートから簡単に申し込める。Oliveをメインカードとして使用していて、高速道路での移動が多い人は、効率的にVポイントが貯められるので、ETCカードを作るのがお得だ。
本記事では、ETCカードの申し込み方法や年会費、ETCカードを作るメリット・デメリットを徹底解説する。
OliveでETCカードの申し込みを検討している人は、ぜひ参考にしてもらいたい。
Olive・Oliveフレキシブルペイとは?年会費など基本情報

Oliveとは三井住友フィナンシャルグループが提供する個人向けの総合金融サービスのことだ。銀行口座を中心に、証券、保険、決済などの金融機能を一つのアプリでまとめて管理・利用できる。このサービスを利用するには、まずOliveアカウントを開設する必要がある。
Oliveアカウントがあれば、Oliveフレキシブルペイという決済サービスが利用できる。
Oliveフレキシブルペイとは、アプリ上でクレジット・デビット・Vポイント払いの3つの支払いモードを切り替えて利用できる年会費無料の決済サービスだ。
「デビットモード」では口座からの即時引落し、「クレジットモード」では後払い、「ポイント払い」では、各種サービスで貯まったVポイントで支払いができる。
Oliveフレキシブルペイの基本情報
Oliveフレキシブルの基本情報は次のとおりだ。
項目 | 内容 |
---|---|
発行元 | 三井住友カード株式会社 |
対象者 | Olive口座を開設した人 |
機能 | キャッシュカード機能と決済機能 (デビットカード・クレジットカード・ポイント) |
年齢制限 | クレジットモードを利用する場合制限あり 一般:18歳以上 ゴールド・プラチナプリファード:20歳以上 |
申し込み制限 | 事業用口座での申し込みは不可 |
OliveでETCカードは作れる?

Oliveフレキシブルペイでは、ETCカードの作成が可能です。
ETCを申し込むには、Oliveのアカウントを開設済みであることが前提だ。また、クレジット機能の審査に通過していなければならない。
Oliveフレキシブルには、「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3つのランクがある。この中で、Oliveフレキシブルペイ(一般)は年会費無料、ETCカードは年会費税込550円(初年度無料)、1回以上利用で翌年も無料だ。
ここでは、OliveでETCカードを申し込む方法や発行条件、年会費などを解説する。
- OliveではETCカードを作れる!あとから追加発行も
- Oliveの種類とETCカードの発行条件
- Oliveで作れるETCカードの年会費や発行スピード
OliveではETCカードを作れる!あとから追加発行も
Oliveフレキシブルペイのクレジット機能利用者(クレジット審査通過者)は、ETCカードの申し込みが可能だ。
Oliveフレキシブルペイの申し込みの際にETCカードを併せて申し込める。さらに、後からETCカードを追加発行も可能だ。
Oliveの種類とETCカードの発行条件
Oliveフレキシブルペイには「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」の3つのランクがあり、ランクが上がるほど年会費も高くなる。
ETCカードの年会費は税込550円(初年度無料)で、1回以上の利用で翌年も無料になる。
次の表は種類ごとの年会費をまとめたものである。
種類 | 年会費 |
---|---|
一般カード | 永年無料 |
ゴールド | 5,500円(税込) (年間100万円以上の利用で永年無料) |
プラチナプリファード | 3万3,000円(税込) |
OliveフレキシブルペイでETCカードを発行するには、次の2つの条件がある。
- 「Vpass ID」に登録していること
- Oliveフレキシブルペイでクレジット機能が有効であること(審査に通過していること)
ここではVpass IDの登録方法を確認しよう。
- 三井住友カードのVpass登録ページにアクセス
「お手続きへ進む」をクリック。 - カード情報を入力
・カード番号(16桁)
・有効期限(月/年)
・セキュリティコード(裏面の3桁)
・生年月日 - ユーザーID・パスワードを設定
・ログイン用のユーザーID(半角英数字6〜20文字)
・パスワード(8〜20文字、英字+数字) - メールアドレスと秘密の質問を設定
ログイン時の本人確認用にメールアドレスと秘密の質問を登録。 - 登録内容を確認し「登録する」ボタンをクリック
登録完了画面が表示されればOKである。
Oliveで作れるETCカードの年会費や発行スピード
Oliveフレキシブルペイで作れるETCカードの年会費は550円で初年度無料となっており、1年に1回以上利用すれば次年度の年会費も無料である。
ETCカードはクレジット機能付きのOliveフレキシブルペイに入会後に申し込み可能で、不備が無ければ1~2週間で送付される。
OliveのETCカードの申し込み方法

OliveフレキシブルペイによるETCカードの申し込み方法は、Oliveアカウントの有無により異なる。
Oliveアカウントを持っている人は、三井住友カードの会員向けサービス「Vpass」からETCカードを申し込める。対象カードを選び、必要事項を入力して審査に通れば1〜2週間で届く。
一方、アカウントを持っていない人は、専用アプリから口座開設と本人確認を行い、フレキシブルペイを申し込んだ後にETCカードを申請できる。
ここでは、Oliveアカウントを持っている人と持っていない人、それぞれのETCカードの申し込み方法をくわしく解説する。
Oliveアカウントを持っている人の申し込み方法
Oliveアカウントを持っている人は、「Vpass」でETCカードに申し込めます。
Vpassとは、三井住友カードの会員向けオンラインサービスのこと。カードの利用明細確認や各種手続き(ETCカードの申し込みなど)を行える。
VpassでETCカードに申し込む手順は次のとおりだ。
- 「Vpass」にログイン
- メニューから「カードの追加・変更」→「ETCカードの追加申込」を選択
- 対象カード(Oliveフレキシブルペイ)を選択
- 必要事項(カードの送付先や本人確認)を入力する
- 審査に通れば1~2週間ほどでETCカードが届く
Oliveアカウントを持っていない人の申し込み方法
Oliveアカウントを持っていない人がETCカードを申し込む場合、まずは口座とOliveアカウントを開設する必要があります。
ETCカード申請までの一連の流れは次のとおり。
- STEP 1:Vポイントアプリをダウンロード(または三井住友銀行アプリ/Vpassアプリ)
- STEP 2:アプリ内「Oliveアカウント開設」メニューを選択(銀行口座+フレキシブルペイ同時申し込み)
- STEP 3:本人確認書類を提出(マイナンバーカードなど)
- STEP 4:フレキシブルペイを申し込み(クレカ/デビット切替可)
- STEP 5:審査通過後、カード発行(即日〜数日、ETCカードは後日申込可能)
OliveでETCカードを作るメリット・デメリット

OliveでETCカードを作ると、高速道路の利用でVポイントが自動的に貯まり、年1回の利用で年会費も無料になるのが大きなメリットだ。一方で、クレジット機能付きのフレキシブルペイが必要であり、ETCカード単体では申し込めない点がデメリットである。審査に通らなければ発行できない点にも注意が必要だ。
ETCカードの申し込みを検討している人は、次に解説するメリット・デメリットをぜひ参考にしてほしい。
メリット
- 高速道路の利用でVポイントが効率よく貯まる
- 年1回利用すれば年会費が無料になる
OliveでETCカードを作る最大のメリットは、高速道路を利用するたびVポイントが自動的に貯まることだ。
家族旅行や帰省、ちょっと遠出した時などに高速道路を使えば自動でポイントが貯まり、コンビニや飲食店、ネットショッピングなどの支払いに使えるようになる。
年に一回でもETCカードを使えば年会費(税込550円)が無料になるので、年末年始やお盆に高速道路を使う予定がある人なら実質タダでポイントが受け取れます。

デメリット
- クレジット機能付きのOliveフレキシブルペイがないとETCカードを申し込めない
- ETCカード単体では申し込めない
Oliveでは、クレジット機能付きのフレキシブルペイでないとETCカードの申し込みができない。また、ETCカード単体での申し込みもできない。
信用情報や収入面の理由で一般的なクレジットカードの審査に通りにくい場合には、OliveでもETCカードを発行できない可能性があります。

OliveでETCカードを作るのがおすすめの人

OliveでETCカードを作ることをおすすめしたいのは、Oliveアカウントを持っていて、高速道路をお得に利用したい人だ。クレジットカードの管理を一本化したい人にも、役立つだろう。
Oliveアカウントを持っている人
Oliveアカウントを持っていれば、ETCカードの申し込みは比較的スムーズに進められる。さらに、クレジット機能付きのOliveフレキシブルペイの審査に通っていれば、よりスムーズに申し込める。
もし、クレジット機能をまだ設定していない場合は、別途審査を受ける必要があります。

高速道路をお得に利用したい人
普段から高速道路をよく利用する人は、OliveでETCカードを作るのがおすすめである。
OliveのETCカードは高速道路を利用するたびにVポイントが貯まる。
ETCカードの利用でポイントが貯まるクレジットカードは他にもあるが、Oliveなら「年に1回以上の利用」で年会費が無料になるため、コストをかけずにポイントを貯められる。
年1回でも高速道路を利用するなら、OliveのETCカードにはお得感があるでしょう。

クレジットカードの管理を一本化したい人
クレジットカードの管理を一本化したい人は、OliveのETCカードが便利だ。
ETCカードを作る際、「すでに持っているクレジットカードにひもづけるべきか」「新しくカードを発行すべきか」で迷う人は少なくない。
カードを複数持つと管理が煩雑になりがちだが、Oliveなら、銀行口座・クレジットカード・デビットカードの機能と、ETCカードを一括で管理できる。
Oliveはアプリ内で残高管理・支払い履歴・ポイントの確認までできます。「クレジットカードの管理を一本化したい」「家計の流れをまとめて管理したい」という人はOliveでETCカードを作ることをおすすめします。

Vポイントを貯めたい人
Vポイントを効率よく貯めたい人は、OliveのETCカードが選択肢に入るだろう。
OliveのETCカードがあれば、ちょっとした遠出や家族旅行はもちろん、毎日の通勤や週末のドライブでも高速道路の利用でVポイントがたまっていく。
日常の移動がそのままポイントにつながるので、ETCカードの選び方を見直すきっかけになるでしょう。

ETCカードの使い方・注意点

OliveのETCカードを申し込む際は、審査に数日かかることがあり、特に混雑時期は注意が必要だ。また、ETCマイレージサービスを利用中の人は、登録番号の変更手続きも忘れずに行おう。さらに、カード利用にはETC車載器の準備も必要である。
注意点をまとめると、次の3つだ。
審査に数日かかる場合がある
OliveのETCカードを申し込むと、クレジットカードの発行と同様の審査が行われる。
この審査は即日〜数日ほどかかるが、週末や大型連休前などは申し込みが集中するため、審査に時間がかかることも少なくない。
高速道路を近々利用する予定がある場合には、早めに申し込んでおくのが安心だ。
ETCマイレージサービスの番号は自分で変更しなければならない
すでにETCマイレージサービス(高速道路の利用額に応じてポイントが貯まる制度)を利用している場合は、マイレージサービスの登録番号を変更する必要がある。
手続きはETCマイレージサービスの公式サイトから簡単に行えるが、反映に時間がかかることもあるため、カードが届いたら速やかに手続きしておきたい。
車載機を購入する必要がある
ETCカードを利用するには、「ETC車載器」を車に取り付けておく必要がある。
車載器はカー用品店やディーラー、ネット通販などで購入できる。
高速道路をスムーズに通過するには、車載器を設置し、ETCカードをあらかじめ差し込んでおきましょう。高速道路を利用する前に、忘れずに準備しておくことが大切です。

よくある質問
オリーブのETCカードの年会費はいくらですか?
オリーブのETCカードの年会費は税込550円である。ただし、初年度の年会費は無料で、年に一回高速道路を利用すれば次年度の年会費も無料になる。
オリーブでETCは使えますか?
クレジット機能が付いたオリーブでは、ETCカードの申し込みが可能だ。
クレジットカードの審査に通らず、デビット払いとポイント払いのみ利用できるカードが発行されることになった場合、ETCカードの申し込みはできない。
OliveのETCカードの還元率は?
OliveのETCカードの還元率は、0.5%である。 具体的には、高速道路で税込200円支払った場合に1ポイントがもらえる計算だ。三井住友カードでETCカードは無料ですか?
三井住友カードでETCカードを申し込んだ場合、初年度の年会費は無料である。
1年の間に1回高速道路を利用すると、次年度の年会費も無料になる。
ETCカードだけ作れるカードはありますか?
ETCカードだけ作れるカードはない。
OliveでETCカードを申し込む場合、クレジット機能付きのフレキシブルペイが必要だ。クレジット機能が付いていない、またクレジット機能のついたOliveに申し込みを行ったものの審査に通らなかった場合はETCカードの申し込みはできないため、注意が必要だ。
三井住友カードでETCカードを追加発行したらいつ届きますか?
三井住友カードでETCカードの追加発行を申し込むと、不備が無ければ1~2週間ほどでカードが届く。ETCカードを申し込むには、Vpassの登録とクレジット機能付きのフレキシブルペイが必要である。
文・MONEY TIMES編集部
いずれのケースも、クレジット審査の通過が前提条件です。