d払いはドコモが提供するスマートフォンによる決済サービスだ。
QRコード決済やオンラインショッピングでの支払いに利用できdポイントが貯まる。
d払いにクレジットカードを登録する最大のメリットは、dポイントとクレジットカードのポイントが同時に貯まる「ポイントの2重取り」ができることにある。
さらには、d払いの支払い方法をdカードに設定し、dポイントカードをお店に提示、そしてd払いでの支払うことで「ポイントの3重取り」も可能だ。
ただし、登録するクレジットカードによっては、一部支払いはポイント付与対象外となるのがデメリットだ。
この記事では、d払いの基本情報からメリット・デメリット、クレジットカード連携のメリット・デメリットや注意点、ポイントを最大化するテクニックを詳しく解説する。
d払いとは?
d払いとは、株式会社NTTドコモが提供するスマートフォン決済サービスです。
d払いは、街の店舗でのQRコード決済やオンラインショッピングでの支払いに利用でき、dポイントが貯まり・使える点が大きな特徴だ。
支払い方法としては、d払い残高からの支払い、電話料金との合算払い(ドコモユーザー限定)、クレジットカード払いなど、複数の選択肢が用意されている。
d払いのメリット・デメリット
d払いの大きなメリットは、ドコモユーザー以外でもdアカウントを作成すれば誰でも利用できるところです。
また、デメリットとしては、還元率が200円(税込)につき1ポイント(0.5%)と他の決済サービスと比べて低いところにある。
ここでは、d払いのメリットとデメリットを詳しく解説する。
d払いのメリット
1.dアカウントを作成すればドコモユーザー以外でも利用可能
2.dカードと併用すればポイントの2重取りや3重取りが実現できる
3.実店舗だけでなくネットでのショッピングの決済時に利用できる
4.決済代金は電話料金と合算することも可能(ドコモユーザー限定)
5.dポイントがおトクに貯まるキャンペーンを頻繁に開催している
d払いの主なメリットは、ドコモユーザー以外でもdアカウントを作成すれば誰でも利用できるところだ。
また、d払いを利用することで、dポイントの2重取りや3重取り(詳しくは後述)が実現できる点も大きなメリットといえる。
支払い方法は電話料金との合算も選択可能で、実店舗だけでなくオンラインショッピングでも利用できる。
さらに、dポイントがお得に貯まるキャンペーンが頻繁に開催されているため、ポイントを効率よく貯めたい方にもおすすめだ。
d払いのデメリット
1.還元率が200円(税込)につき1ポイント(0.5%)と他の決済サービスと比べて低い
2.ドコモユーザー以外は電話料金合算払いが利用できない
3.dポイントカードの提示によるポイント1.0%還元は対象店のみ
一方d払いのデメリットは、基本のポイント還元率が0.5%(税込200円につき1ポイント)と、他の主要なキャッシュレス決済サービスと比較して低い点だ。
特定のキャンペーンやdカードとの連携で還元率は向上するが、基本還元率を重視する人には物足りないかもしれない。
また、ドコモユーザー以外は便利な電話料金合算払いが利用できず、支払い方法がクレジットカード払いか、d払い残高への事前チャージに限られるため、手間を感じる人もいるだろう。
dポイントカード提示による1.0%のポイント還元は、対象店舗のみでしか受けられない点もデメリットとして挙げられる。
例えば、コンビニならばローソン、ファミリーマートは対象店だがセブンイレブンはそうではない。近くに対象店舗がない人にとってはメリットが少ないといえる。
d払いにクレジットカードを登録するメリット
d払いにクレジットカードを登録する最大のメリットは、d払いの利用で貯まるdポイント(通常0.5%)に加えて、登録したクレジットカードのポイントも獲得できる「ポイントの2重取り」ができることです。
dカードを支払い元に設定すると、さらにポイントが上乗せされポイントの3重取りも実現でき、よりお得にポイントが貯められる。
d払いにクレジットカードを登録することで、d払い残高へ都度チャージする手間が省け、残高不足を気にすることなくスムーズな支払いが可能になることもメリットだ。
さらに、クレジットカード払いの場合は、そのカードの利用可能枠が適用される。
そのため、電話料金合算払いやd払い残高の上限額よりも実質的に高額な支払いに対応しやすくなる点も大きな魅力だといえる。
ここでは、d払いにクレジットカードを登録するメリットを詳しく解説する。
1.ポイントの2重取り・3重取りができる
ポイントの「2重取り」とは、d払いが使えるお店でdポイントカードを提示し、d払いで決済を行うことで2回に渡ってポイントが受け取れることをいいます。さらには3重取りも可能です。

手順はいたってシンプルで、以下の流れでポイントの2重取りが可能だ。
- d払い対象加盟店dポイントカードを提示する(ポイント還元)
- d払いでお支払いをする(ポイント還元)
「3重取り」を行う場合はd払いの支払い方法として、ドコモのクレジットカードであるdカードを設定しておくことが重要だ。

※街のお店の支払いは、dポイントクラブのランクに応じて最大4.0%還元になる。
- d払いの支払い方法をdカードに設定する
- dポイントカードの提示する
- d払いでの支払う
上記の手順によって、お買い物の際のお支払いで、200円(税込)につき1ポイントが還元される。
dポイントの対象店舗でdポイントカードを提示することで、さらにポイントが還元される。
そして、d払いで決済することでポイントが還元されるといった仕組みだ。
2. チャージ不要でスムーズに決済ができる
d払いの支払い方法としてクレジットカードを事前に登録しておくことでその都度チャージを行うという手間が一切不要になり、結果として決済がスムーズになる点も大きなメリットです。
d払い残高からの支払いを選択する場合、残高が不足していれば決済を行うことはできず、その都度チャージ作業が必要になる。
銀行口座からのオンラインチャージや、コンビニエンスストアのレジまたはATMを利用した現金チャージは、状況によっては手間と時間を要する。
オートチャージ機能も存在するものの、やはり常に残高を意識しておく必要があり、これをわずらわしいと感じるユーザーも少なくないはずだ。
しかし、クレジットカード払いをd払いの支払い方法として設定しておけば、d払いで決済を行うたびに、登録されたクレジットカードから自動的に利用額が引き落とされる仕組みとなる。
そのため、決済の際にd払い残高の有無やを気にする必要が一切なくなり、心理的、時間的な負担が軽くなる。チャージ不要は地味だが大きなメリットだといえる。
3.利用上限額が実質アップする
d払いにクレジットカードを登録すると、d払いで利用できる金額の上限が実質的に上がることがあり、高額な商品の購入や月間の利用が多い場合に特に便利です。
電話料金合算払いやd払い残高には、ドコモが設定する利用上限(数万~十数万円程度)がある。
一方、クレジットカードの利用可能枠は電話料金合算払いの上限より高いことが多いので、結果的に使える金額が増える。
これにより、高額な支払いにもd払いを使いやすくなり、dポイントも効率的に獲得できる。
d払いのクレジットカードの新規登録(追加)・変更・削除の手順
d払いアプリを通じたクレジットカードの登録・変更・削除の操作は、非常に直感的かつシンプルに設計されているので、慣れてしまえば数分程度の短時間で完了させることが可能です。
ここでは、以下の手順について詳しく解説する。
1. クレジットカードの新規登録(追加)の手順
d払いアプリに新しいクレジットカードを登録、または追加する際の基本的な手順は以下の通りだ。
- Google PlayやApp Storeで「d払い-スマホ決済アプリ」をダウンロード
>>Google Play d払い-スマホ決済アプリ
>>App Store d払い-スマホ決済アプリ - アプリ起動 →「アカウント」選択
・スマートフォンでd払いアプリを起動する
・画面下部などにある「アカウント」タブ(人型アイコンの場合もある)をタップする - 「支払い方法」を選択
・アカウント画面に移動したら「支払い方法」や「クレジットカード情報」といった項目を見つけてタップし、支払い方法の設定画面へ進む - 「クレジットカードを登録」をタップ
・支払い方法の設定画面で「クレジットカードを登録」または「新しいカードを追加する」といったボタンをタップする - クレジットカード情報を入力
・画面の指示に従い、登録したいクレジットカードの以下情報を正確に入力する
・クレジットカード番号(通常14~16桁)
・有効期限(月/年)
・セキュリティコード(カード裏面などに記載の3~4桁の数字)※アプリによってはカメラでのカード情報読み取り機能も利用可能) - 3Dセキュアで本人認証を実施
・セキュリティ強化のため、3Dセキュア(本人認証サービス)による認証が行われる
・クレジットカード会社に登録済みのパスワードや、SMSで送られてくるワンタイムパスワードなどを入力して本人確認を完了させる※認証がうまくいかない場合は、3Dセキュアの登録状況をクレジットカード会社に確認 - 登録完了を確認し、必要ならメインカード設定
・3Dセキュア認証が成功すれば登録完了
・アプリ画面に登録されたクレジットカード情報(カードブランド、カード番号の下4桁など)が表示されるので、誤りがないか確認
2. メインのクレジットカードの変更方法
d払いに複数のクレジットカードを登録している場合、優先的に使う「メインカード」はいつでも変更可能だ。
キャンペーンやポイント戦略に合わせてカードを切り替える際に、この機能は非常に役立つ。
手順は、以下の通りだ。
- 「お支払い方法」画面へ進む
・d払いアプリを起動し、「アカウント」タブを選ぶ
・次に「お支払い方法」をタップする - メインにしたいカードを選択
・「お支払い方法」画面には、登録済みのクレジットカードが一覧で表示される
・この中から、新しくメインカードとして使いたいクレジットカードを選んでタップする - メインカードとして設定する
・選択したカードの詳細画面、または一覧画面上で操作を行う
・「メインカードに設定する」
・「通常このカードで支払う」 といった名称のボタンやチェックボックスをタップする※アプリの仕様によっては、カードの表示順をドラッグ&ドロップで入れ替えることで、一番上のカードがメインとして設定される場合もある - 設定変更の完了を確認
・操作が完了すると、アプリ画面上でメインカードの表示が新しく設定したカードに切り替わる
例:特別なマークが付くなど
・または、設定変更が完了した旨のメッセージが表示される
3. 登録済みクレジットカードの削除方法
長期間利用していないクレジットカードや、有効期限が切れて新しいカードに切り替わった古いカード情報などを、d払いの登録情報から削除したいと考える場合、以下の手順で行うといい。
- d払いアプリを起動し「アカウント」へ
・アプリ画面下にある「アカウント」タブをタップ - 「お支払い方法」を選択
・メニューの中から「お支払い方法」を選び、登録済みカードの一覧画面を開く - 削除したいカードを選択
・ 一覧の中から、削除したいクレジットカードをタップ - 削除ボタンをタップ
・カード詳細画面にある「このカード情報を削除する」といったボタンや、ゴミ箱のアイコンをタップ - 最終確認で「はい」を選択
・「本当に削除しますか?」という確認画面が表示されたら、内容をよく確認し、「はい」や「削除する」をタップ - 削除完了
・お支払い方法の一覧画面に戻り、該当のカードが消えていれば手続きは完了
3. d払いにクレジットカードを登録するときの注意点
注意点は、公共料金や税金の請求書払い、金券類の購入はdポイント付与の対象外になることです。
さらに、ドコモの携帯料金支払いや「d曜日」などのキャンペーンでは、dカード以外のクレジットカードだと特典の対象外になる。
ここでは、d払いにクレジットカードを登録する注意点を詳しく解説する。
1. 一部の支払いはポイント付与対象外
「d払い請求書払い」を利用して支払う公共料金や各種税金、d払い残高へクレジットカードからのチャージはポイント付与の対象外です。
これらの支払いではd払いサービスとしてのポイントは付与されないが、支払い元として登録したクレジットカード会社のポイントは通常通り付与されることが多い。
このルールを事前に把握しておかないと、「想定していたよりもポイントが貯まらない」という期待外れの結果につながりかねない。
特に高額な支払いを行う前には、公式サイトやアプリでdポイントの付与条件を都度確認する習慣化しておきたい。効率的にポイントを貯めるためには、こうした細かなルールを正確に把握しておく努力が不可欠だ。
2. dカード以外のクレジットカードだとポイントが還元されない
2025年8月26日以降、電話料金に紐付けているdカード以外のクレジットカードは、dポイントが還元されません。
特に、ドコモの携帯電話料金やドコモ光の支払い、また「d曜日」などのポイントアップキャンペーンでは、dカード会員がより有利なポイント還元を受けられることが多い。
このため、dカード以外のクレジットカードを利用すると、最大限のポイントを得る機会を逸してしまう。
dポイントを最も効率的に貯めたいユーザー、特にドコモのサービスを多用するユーザーは、dカードまたはdカード GOLDを支払い方法に設定することをおすすめする。
d払いにおすすめのクレジットカード徹底比較
d払いに最もおすすめなのは、dポイントの還元率が他のクレジットカードと比べ高いdカードとdカード GOLDです。
dカードとdカード GOLD dポイントを効率良く貯めるなら、この2枚が最適な選択肢だといえる。
以下は、dカードとdカード GOLDの比較表だ。
特典・機能 | dカード (一般カード) |
dカード GOLD |
---|---|---|
年会費 (税込) |
永年無料 | 1万1,000円 (税込) |
家族カード (税込) |
永年無料 | 1枚目:無料 2枚目以降:1,100円 (税込)/枚 |
ETCカード (税込) |
初年度無料 (年1回の利用で翌年も無料) |
永年無料 |
基本ポイント 還元率 |
1.0% (税込100円につき1ポイント) |
1.0% (税込100円につき1ポイント) |
ドコモ料金の 還元率 |
1.0% | 10.0% (ドコモの携帯/光回線の料金) ※ahamo、 irumoなど一部対象外プランあり |
年間ご利用額 特典 |
なし | あり (年間100万円以上の利用で 1万円相当のクーポンなど) |
dカード ケータイ補償 |
購入から1年間、 最大1万円 |
購入から3年間、 最大10万円 |
国内・ 海外旅行保険 |
なし (29歳以下は一部付帯) |
あり 海外:最大1億円 国内:最大5,000万円 |
国際ブランド | VISA、 Mastercard |
VISA、 Mastercard |
追加カード | ・dカードETCカード ・家族カード ・初年度無料、次年度以降500円 |
・dカードETCカード ・家族カード ・1枚目無料、2枚目以降1,100円 |
空港ラウンジ サービス |
なし | あり (国内・ハワイの主要空港が無料) |
dカードの年会費は永年無料で、d払いとの組み合わせでポイントの3重取りが可能なので、多くの人におすすめできる1枚だ。
また、dカード GOLDは年会費1万1,000円(税込)だが、ドコモ料金(携帯/光回線)の10%ポイント還元され、空港ラウンジや手厚いケータイ補償も付帯し、ドコモユーザーなら年会費以上の価値が期待できる。
以下でdカードとdカード GOLDについて詳しく解説する。
dカード

dカードは、年会費が永年無料で基本ポイント還元率が1.0%(利用金額100円につき1ポイントのdポイントが付与)と、一般的なクレジットカードと比較しても高水準である点が魅力です。
さらに「dカード特約店」として指定されている店舗やサービスで利用した場合は、通常の還元に加えて追加でポイントが付与されるため、より効率的なポイント獲得が可能だ。
ジャンル | 店舗名 | ポイントアップ内容 |
---|---|---|
オンラインストア | AKRacing 公式ストア | 100円につき6ポイント |
アディダス オンラインショップ | 10%割引 + 100円につき1ポイント | |
カルビーマルシェ | 100円につき2ポイント | |
タワーレコード オンライン | 100円につき2ポイント | |
リンベル 公式オンラインストア | 100円につき2ポイント | |
Shop Japan | 100円につき2ポイント | |
ドコモサービス | kikito | 100円につき3ポイント |
ドコモオンラインショップ | 100円につき2ポイント | |
dショッピング | 100円につき2ポイント | |
dショッピング サンプル百貨店 | 100円につき4ポイント | |
d fashion | 100円につき2ポイント | |
dブック | 100円につき2ポイント | |
書店・出版 | 丸善ジュンク堂書店 | 200円につき1.5ポイント |
紀伊國屋書店 | 100円につき2ポイント | |
日経ビジネス・日経WOMAN | 100円につき3~5ポイント | |
プレジデント社 | 100円につき3ポイント | |
ドラッグストア | マツキヨココカラ | 100円につき3ポイント |
サツドラ | 200円につき1.5ポイント | |
ミナカラ | 200円につき2ポイント | |
百貨店・商業施設 | 髙島屋 | 200円につき1.5ポイント |
ジェイアール名古屋タカシマヤ | 200円につき1.5ポイント | |
タケヤ | 100円につき2ポイント | |
ファッション | 洋服の青山 | 100円につき2ポイント |
SUIT SQUARE (THE SUIT COMPANY) |
100円につき2ポイント | |
カフェ・グルメ | スターバックス カード | 100円につき3ポイント |
スターバックス eGift | 100円につき7ポイント | |
ドトールバリューカード | 100円につき4ポイント | |
伊達の牛たん本舗 | 100円につき3ポイント | |
交通・旅行 | ENEOS | 100円につき2ポイント |
SOLATO | 100円につき2ポイント | |
JAF | 100円につき2ポイント | |
オリックスレンタカー | 100円につき4ポイント | |
JAL | 100円につき2ポイント | |
Trip.com | 割引クーポン + 100円につき1ポイント | |
クラブメッド | 宿泊代金5%割引 + 100円につき4ポイント | |
エンタメ・趣味 | タワーレコード | 100円につき2ポイント |
第一園芸 | 100円につき2ポイント | |
dカード ポイントモール | 各ショップにより異なる | |
ふるさとチョイス | 200円につき1.5ポイント | |
dショッピング ふるさと納税百選 | 100円につき4ポイント | |
ドコモスポーツくじ | 100円につき1ポイント | |
GOLF me! | 100円につき4ポイント | |
ビッグエコー | 100円につき3ポイント | |
ワンダーボックス for docomo | 100円につき2ポイント | |
暮らし | おそうじ本舗 | 壁掛けエアコンクリーニング5%割引 その他メニュー10%割引 + 100円につき1ポイント |
サカイ引越センター | 100円につき4ポイント | |
東京無線タクシー | 100円につき2ポイント | |
droppin | 200円につき5ポイント | |
ENEOSでんき | 200円につき1.5ポイント | |
ENEOS都市ガス | 200円につき1.5ポイント | |
コスモでんき | 100円につき2ポイント | |
サミットエナジー | 100円につき2ポイント | |
idemitsuでんき | 200円につき1.5ポイント |
また、購入から1年以内の携帯電話が紛失・盗難・あるいは修理不能な水没や全損といった不慮の事故に見舞われた場合に、最大で1万円が補償(ドコモユーザーに限る/2026年1月上旬に3万円に変更予定)される。
こうしたサービスが付帯している点もユーザーにとってはうれしい特典だ。
- 年会費をかけたくない人
- 初めてdカードを持つ人
dカード GOLD

dカード GOLDは、NTTドコモの携帯電話料金や「ドコモ光」のインターネット回線利用料金に対して毎月の利用金額の10%がdポイントとして還元されるなど、ドコモユーザーには有利な特典が多いのがメリットです。
これは1,000円(税抜)につき100ポイントが付与されるということだ。この特典は破格だといえる。
例えば、毎月のドコモ関連の支払い額が平均して9,000円(税抜)であった場合、年間で獲得できるポイントは1万800ポイントとなり、これだけで年会費の元がほぼ取れてしまう。
加えて、dカードケータイ補償は最大10万円(購入から3年間/2026年1月上旬に12万円に変更予定)へと増額され、国内およびハワイの主要空港におけるラウンジが無料で利用可能になる。
また、海外旅行傷害保険が自動付帯するなど、まさにゴールドカードならではの手厚いサービスが用意されている。
dカードを ご契約のお客さま (ご本人様)の担保項目 および保険金額 |
dカード GOLD | |
---|---|---|
本人会員/家族会員 | 本人会員のご家族様 | |
傷害死亡 | 1億円(※) | 1,000万円 |
傷害後遺障がい | 程度により 400万円~1億円(※) |
程度により 40万円~1,000万円 |
傷害・疾病治療費用 (一事故/一疾病の限度額) |
300万円 | 50万円 |
賠償責任 (一事故の限度額) |
5,000万円 | 1,000万円 |
携行品損害 (年間限度額) |
最高50万円/盗難時30万円 (一事故あたりの自己負担額3,000円) |
15万円 (一事故あたりの自己負担額3,000円) |
救援者費用 (年間限度額) |
500万円 | 50万円 |
海外航空便遅延 費用特約 |
航空便遅延費用:以下のいずれか高い金額を定額で支払う。 ・宿泊施設の客室料:3万円 ・交通費or旅行サービス取消料:1万円 ・食事代:5,000円 ・手荷物遅延:3万円 |
条件を満たさない場合の保険金額については以下となる。
dカード GOLD:傷害死亡時5,000万円、傷害後遺障がい時200万円~5,000万円
※海外旅行費用とは:日本発着の国際線航空機、もしくは日本発着の国際線船舶の料金。または、dカード GOLDもしくはdカード PLATINUMを契約の方が参加する募集型企画旅行(パック旅行)の料金をいう。
出典:dカード 海外旅行保険
ドコモのサービスを日常的に利用し、毎月ある程度の利用料金を支払っているユーザーであれば、検討すべきクレジットカードといえるだろう。
- ドコモの携帯/光回線の料金(10%還元対象プラン)をご利用の人
- 旅行や出張によく行く人
- 手厚い補償を求める人
d払い×クレジットカードのポイントを最大化するテクニック
d払いでポイントを最大化するには、まず金・土曜開催の「d曜日」キャンペーンに必ずエントリーし、決済を集中させることです。
そして、dポイント加盟店では忘れずにdポイントカードを提示し、d払い決済とdカード利用による「ポイントの3重取り」を徹底する。
また、支払いをd払いに集約してdポイントクラブの会員ランクを上げ、ポイント還元率自体を向上させることも大切だ。
d払い側だけでなく登録クレジットカード会社が独自に行うキャンペーンも併用し、ポイントの上乗せを検討したい。
ここでは、ポイントを最大化する裏技・テクニックを詳しく解説する。
1. d曜日キャンペーンをフル活用する
d払いでポイントを最大化するには、ドコモが定期的に実施する「d曜日」キャンペーンをフル活用しましょう。
d曜日は、毎週金曜日と土曜日に開催され、最大で4%、抽選で最大24%と非常に高い率の追加ポイントが進呈される。
この恩恵を受けるには、d払いアプリなどから事前のエントリーが必須だ。
週末のまとめ買いやオンラインでの購入をこの日に合わせ、支払い元に高還元率カードを設定すれば、キャンペーン・d払い・dカード利用によるポイント還元の効果を最大化できる。
2. dポイントカードの提示を忘れずに行う
d払いでポイントを効率的に貯めるもう1つの方法は、dポイント加盟店でのdポイントカードの提示を忘れずに行うことです。
d払い決済の前に必ずdポイントカードを提示する一手間を惜しまないことも重要だ。これを忘れると店舗からの提示ポイントを取り逃がしてしまう。
d払いアプリには、モバイルdポイントカード機能が内蔵されており物理カードは不要だ。
この基本的な習慣を徹底することが、着実にポイントを積み重ねるための鍵となる。
3. dポイントクラブのランクを上げて還元率アップする
d払いでポイントを長期的に最大化する方法は、dポイントクラブの「会員ランク」を上げ、還元率をアップさせることです。
「会員ランク」は、過去6ヵ月間のdポイント獲得数やd払い決済回数でランクが決まる。
上位になるほど、加盟店でのポイント還元率が数倍にアップするほか、特別なクーポンが進呈されるなど明確な優遇を受けられる。
以下は、dポイントクラブの公式に掲載されているランクだ。ランクに応じて+1.0~2.0%のポイントが貯まる。
※2()内の「d払い特典」の還元率は、①「d払い」のお支払方法を「dカード」に設定、または②ドコモのケータイ料金のお支払いを「dカード」に設定した場合に適用される。
ランクを効率的に上げるには、高還元率カードを紐付けたd払いに日常の支払いを集約し、積極的にポイントを貯めることが重要だ。
一度上位ランクに到達すれば、その高い還元率でさらにポイントが貯まりやすくなる好循環が生まれる。自身のランクと昇格条件を常に確認し、計画的に利用しよう。
d払いとクレジットカードに関するよくある質問(FAQ)
クレジットカード番号の下4桁や有効期限などが表示されるのが一般的だ。情報の変更(有効期限の更新など)や、メインカードの切り替え、不要なカードの削除も同じ画面から行うことができる。
1. クレジットカード自体に問題がある
(有効期限切れ、利用限度額超過、カード会社による利用一時停止など)
2. 入力したカード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)の誤りがある
3. 3Dセキュア(本人認証サービス)の未登録または認証に失敗している
4. d払いが対応していない国際ブランドのクレジットカード
(ただし主要ブランドはほぼ対応/一部のデビットカード・プリペイドカードは登録できない)
すでにクレジットカードが登録されていれば、それをメインの支払い方法として選択する。
まだ登録していなければ、新規にクレジットカード情報を登録し、それを支払い方法として設定する。
電話料金合算払いからクレジットカード払いへ、あるいはd払い残高からクレジットカード払いへ、といった変更がアプリ上で簡単に行える。
dカードは年会費永年無料だが、dカード GOLDは年会費1万1,000円(税込)がかかる。
ポイント還元率は基本的に同じだが、dカード GOLDはドコモの携帯電話料金や「ドコモ光」の利用料金で10%還元される特典がある。
また、空港ラウンジ無料利用や国内・ハワイでの海外旅行保険が充実しているなど、dカード GOLDのほうがより手厚いサービスを付帯している。
文・MONEY TIMES編集部