仮想通貨取引はFXとどう違う? 類似点と相違点を比較

2018.9.24
投資
(写真=metamorwork/Shutterstock.com)
(写真=metamorwork/Shutterstock.com)
一時のブームほどではないにせよ、いまだに根強い人気を誇っている仮想通貨取引は、従来から人気のあるFX(外国為替証拠金取引)と類似点が多く見られる。

類似点1 投資対象が通貨であり、その種類は豊富

FXでは円やドルといった各国の法定通貨を投資対象としているのに対し、仮想通貨取引ではビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を対象としている。法定通貨と同様に仮想通貨は種類が豊富にあり、それぞれの通貨に独自の性質・特徴がある。数ある仮想通貨の中から、将来性のあるものを見つけ出すのも仮想通貨投資の醍醐味と言える。

類似点2 ボラティリティ(変動幅)が比較的大きい

仮想通貨は価格が数日の間に数倍~数十倍になることもあれば、その反対に半分以下の価格になることもある。ボラティリティが大きいためハイリスク・ハイリターンとなるが、上手くいけば短期間で大きな利益を狙えることが特徴だ。

類似点3 手続き・取引が簡単

仮想通貨、FXともに口座開設から取引まで簡単に行うことができる。仮想通貨を実際に売買する際もインターネットが繋がる環境さえあれば、スマホやパソコンから驚くほど簡単に注文を出すことが可能だ。早くて5~10分程度あれば相場確認から売買までできてしまうので、多忙なビジネスマンでも休憩時間や通勤時間などの隙間時間に取引を済ますことができる。

仮想通貨取引の仕組み(FXとの相違点)

仮想通貨取引には独自の特徴・仕組みが存在する。そのため、仮想通貨は株や投資信託、外貨と同様にポートフォリオに組み込むことで分散投資先の1つとすることもできる。

相違点1 国や地域、人に支配されていない

法定通貨の場合は国が中央管理者として通貨を発行している。一方仮想通貨には中央管理者がおらず、ブロックチェーンという技術を用いてネットワーク上の個々人に管理を分散させている。そのため、法定通貨のように一国の政治・経済情勢によって価格が左右されることは少ない。

相違点2 買い物や送金にも使える

仮想通貨は文字通り通貨としての性質を持っているため、日常の買い物や送金手段に使えるのも大きな特徴だ。家電量販店のビックカメラや大手旅行代理店のエイチ・アイ・エス(H.I.S.)などでは仮想通貨のビットコインを使って商品・サービスを購入することができる。また、銀行から海外送金をするには煩雑な手続き、高額な手数料、長い処理時間を要するが、仮想通貨の場合は簡単な手続き・割安な手数料・迅速に行えることが多い。

相違点3 通常の取引では投資資金以上の損失が出ない

ハイリスク・ハイリターンの投資と聞くと、どうしても「損失が出たら借金を抱えるのではないか」という不安が生じるが、仮想通貨取引では通常、投資資金以上の損失が出ることはない。

株取引と同様に最悪の場合は価値がゼロになる可能性はあるが、FXのように投資資金以上の損が膨らみ続けるといったことはない。大きなリターンが狙える上に損失が限定的なのが仮想通貨の長所といえる。ただし、空売り(売り注文から入ること)や信用取引を行った場合はこの限りではない。

仮想通貨も仮想通貨取引サービスも、今後さらに進化する可能性がある。今後は手数料がより安く、決済時間がより迅速になる可能性もあるし、今では想像も付かないような使い方をされる日が来るかもしれない。

文・春美 悠(ファイナンシャル・プランナー)

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