不動産投資にダイレクトに役立つ資格3選 難易度・勉強方法も紹介

2019.9.13
INVESTMENT
(写真=Alexander Raths/Shutterstock.com)
(写真=Alexander Raths/Shutterstock.com)
不動産投資を始めたいと思うものの、何を勉強すればよいか悩んでいる人もいるだろう。ここでは必要な知識を効率的に得られる不動産関連の資格を紹介。不動産投資の成功には資格が必須ではないが、体系的な知識を身につければムダな失敗を避けられるはずだ。

賃貸不動産経営管理士 不動産投資のコンサル並みの知識を得られる

不動産関連の資格といえば宅建士が有名。ただ、これは「不動産取引の専門家になるための資格」なので、不動産投資に直接役立つシーンは意外に少ない。不動産投資にプラスになるという点では「賃貸不動産経営管理士」を推したい。

これは国土交通省が賃貸住宅の管理業者に定めた資格。不動産会社や管理会社の専門家向けだが、資格の勉強によって正しい不動産投資について体系的に学べる。資格を取得すればコンサル並みに賃貸不動産のさまざまな知識が身につくはず。具体的には下記の通り。
  • 入居者募集や入居審査のポイント
  • クレーム対応のポイント
  • コストを抑える住宅設備の選び方
  • 賃貸経営の資金計画の立て方
  • 所得税や相続税の節税方法 など
また、実践的な賃貸の経営方法を学べるのも大きなメリット。例えば教材から「オール電化はどんな賃貸住宅に合うか」「平均的な交換年数はどれくらいか」「採用するための注意点は何か」など、経営に役立つノウハウを詳細に勉強できる。

賃貸不動産経営管理士の難易度と勉強方法

不動産分野にはマンション管理士や宅建士など難関資格がいくつかあるが、これらと比べれば賃貸不動産経営管理士の難易度は低い。2018年の合格率は50.7%。約半数が合格している。ただ、受験者の大半が不動産業界の人だと考えられる。不動産業界以外の人がチャレンジする場合は、合格率を少し割引いて考えた方がいいだろう。

比較的新しい資格のため、資格講座やテキストが十分に整っていない。賃貸不動産経営管理士を統括する団体による公式テキスト(有料販売)と講習会(事前申し込みが必要)、過去問題(ダウンロード可)を中心に学ぶのがベターだ。

マンション管理士 マンション経営に関する法律や運営方法などを学べる

マンション経営を軸に不動産投資を考えている人が検討したいのが「マンション管理士」だ。これは、マンションを安定的に運営するために管理組合や区分所有者をサポート・コンサルティングする資格。マンション管理士に必要な知識は、主に次の通りだ。
  • 区分マンションに関する法律
  • マンションの建替えに関わる法律
  • マンションの管理規約に関すること
  • マンションの管理組合の存在意義や運営方法
  • 修繕計画の立案や実施について  など

マンション管理士の難易度と勉強方法

2018年の合格率 7.9%と、難関資格として知られる。そのため、勉強期間が年単位に及ぶ人も多いだろう。テキストや講座、セミナーなどで、粘り強く勉強するほかない。時間のないなら資格取得にこだわらず、テキストで必要な知識を覚えて実務に活かすのも一案だ。

JSHI公認ホームインスペクター 中古物件を自分でチェックできるようになる

中古物件を中心に不動産投資をする人なら、目指したいのは「JSHI公認ホームインスペクター」。これは中古住宅を目視検査する住宅診断の専門家のこと。消費者が安心して中古住宅を購入できるよう、専門知識に基づき下記の箇所を調べ、客観的な立場から報告書を作成する。
  • 外回りの状態
  • 室内の状態
  • 床下の状態
  • 小屋裏・天井裏の状態
  • 設備の状態
ホームインスペクターの知識は、自身で賃貸物件を購入する時にそのまま活かせる。

ホームインスペクターの難易度と勉強方法

先の2つの資格は公的な色合いが濃かったが、ホームインスペクターは民間(NPO)の資格。とはいえ難易度は比較的高め。ここ最近の合格率は30%程度だ。市販されているテキストのほか、主催するNPO監修のe ラーニング・DVD(有料販売)も有効だろう。

文・本間貴志(不動産・税務ライター)
 

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