アメックス(アメリカン・エキスプレス)の最上位ブラックカードとされる「アメックス・センチュリオン」というクレジットカードがある。「幻のカード」と言われるほど手に入れるのが難しい「アメックス・センチュリオン」とは、どんなカードなのだろうか? 年会費やインビテーションをもらうための条件などを紹介しよう。
※カードのスペックや特典、インビーテーション条件等は当社調べ(非公式)

目次
1,「アメックス・センチュリオン」を持っている人、必要年収は?
2,インビテーションはどうしたらもらえるのか?
3,年会費や限度額は?年会費だけで30万円ほど
4,ポイントプログラムや還元率は?プラチナと同程度
5,付帯保険 プラチナの2倍になる項目も
6,その他の特典・サービス一覧
7,「アメックス・センチュリオン」の所有者の口コミ・評判は?
8, スペック一覧表
9, 「アメックス・センチュリオン」はどのような存在か?

1,「アメックス・センチュリオン」を持っている人、必要年収は?

「アメックス・センチュリオン」のカード名には、アメックスのシンボルである古代ローマ兵士の“百人隊長(センチュリオン)”が用いられ、アメックスの最高峰であることが表現されている。

その意味でもアメックスを象徴するカードと言えるが、その情報は同社公式サイトにはなく、カード保有者からの伝聞に頼るしかない。年収条件や審査基準、年会費などの基本的スペックに関しても、そうするほかないようだ。

会員の平均世帯年収は1億9,800万円

センチュリオン会員向けの会報誌「CENTURION」の広告出稿者向け媒体資料(2020年度版)によると、センチュリオン会員の平均世帯年収は1億9,800万円(2020年1月末日のレートで算出)。会員の約半数は、会社オーナー(共同オーナーを含む)だそうだ。

「アメックス・プラチナ」が富裕層向けカードだとすれば、「アメックス・センチュリオン」は超富裕層向けカードと言っていいだろう。

取得までに23年!日本の会員数はたった8,000人前後

さらにこの会報誌を見ていくと、センチュリオン会員のアメックス会員歴は平均23年。取得までの道のりはかなり長いのではないだろうか。しかし、以前はインビテーションを必要とした「アメックス・プラチナ」も、現在では直接申し込みができるようになっている。「アメックス・センチュリオン」への道のりも、今後短くなっていく可能性はある。

日本の会員数は、「CENTURION」の発行部数が8,500部であることから8,000人前後と推測される。

券種 グリーン ゴールド プラチナ
券面 アメックスグリーン アメックスゴールド アメックスプラチナ
還元率 0.33〜1.5%※1
年会費
(税込)
月会費1,100円 3万
9600円
16万5,000円
国内旅行
傷害保険
最高
5,000
万円
最高
5,000
万円
最高
1億円
海外旅行
傷害保険
最高
5,000
万円
最高
1億円
最高
1億円
空港
ラウンジ
同伴者有料 28空港40ヶ所
同伴者1名無料
28空港41ヶ所
同伴者1名無料
プライオ
リティ
パス
利用料
1回35米ドル
利用料
年2回無料
VIPラウンジ
利用可能
特徴 - 高級レストラン
のコース料理
が1名分無料
年に1回
国内の高級
ホテルに無料
で宿泊可
公式
サイト
詳細は
こちら
詳細は
こちら
詳細は
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※1:年3300円(税込)の「メンバーシップ・リワード・プラス」加入、ポイントをマイルに交換した場合。

券種 グリーン ゴールド プラチナ
券面 アメックスグリーン アメックスゴールド アメックスプラチナ
還元率 0.33〜1.5%※1
年会費
(税込)
月会費1,100円(税込) 3万
9600円
16万5,000円
国内旅行
傷害保険
最高
5,000
万円
最高
5,000
万円
最高
1億円
海外旅行
傷害保険
最高
5,000
万円
最高
1億円
最高
1億円
空港
ラウンジ
同伴者有料 28空港40ヶ所
同伴者1名無料
28空港41ヶ所
同伴者1名無料
プライオ
リティ
パス
利用料
1回35米ドル
利用料
年2回無料
VIPラウンジ
利用可能
特徴 - ・高級レストランのコース料理
が1名分無料
・旅行傷害保険やキャンセル
プロテクションなど、手厚
い保険が付帯
・年に1回国内の高級ホテルに
無料で宿泊可
・高級ホテルの上級会員資格を
無条件で取得できる
公式
サイト
詳細はこちら 詳細はこちら 詳細はこちら
※1:年3300円(税込)の「メンバーシップ・リワード・プラス」加入、ポイントをマイルに交換した場合。

2,「アメックス・センチュリオン」のインビテーションはどうしたらもらえるのか?

「アメックス・センチュリオン(アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード)」はインビテーション制。この招待状は、どういう人の元に届くのだろうか?

インビテーションが届く基準は年間利用額2,500万円以上

インビテーションは審査ではないが、事実上インビテーションが届いた段階で審査はほぼ済んでいると考えていいだろう。さまざまな口コミを見ると、「アメックス・プラチナ(アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード)」の利用状況が以下のような人が対象になっているようだ。

  • 5年以上保有(できれば10年以上)
  • 年間利用額2,500万円以上
  • 通算利用額1億円以上

    ただし、年間利用額1,200万円、通算利用額5,000万円程度でインビテーションが届いたという話もある。これは、職種や保有資産などの属性がかなり優良だったと考えるべきだろう。たとえば、月間50万円~100万円程度を利用する人で、経営する会社が東証一部に上場した場合などだ。

カードの使い方次第でインビテーションが届く可能性が高くなる?

保有者へのインタビューなどから推測するに、インビテーションが届く可能性を高めるカードの使い方があるようだ。

海外旅行代金や高級ホテル・レストラン、高級ブランド店での利用が多いことや、プラチナ・コンシェルジュ・デスクの利用頻度が高いことなどが挙げられる。ただし、高級ブランドでも時計や貴金属など換金性が高いものばかり購入している場合は、マイナスに働くかもしれない。

いずれにせよ、超富裕層らしい使い方をしていれば、「アメックス・センチュリオン」にふさわしい人と見なされ、インビテーションが届く可能性は高くなるのだろう。

インビテーションはどのように届くのか?

インビテーションの届き方も独特だ。「アメックス・センチュリオン」のインビテーションは、黒い箱に収められたカードが送られてきて、手続きによりそれが使えるようになるという仕組みだったという。しかし現在は、アメックスの担当者から電話が入り、面談を申し込まれて、直接会った際にインビテーションを手渡され、その場で手続きをするという。

なお、「面談で何が聞かれるのか?」「面談後にインビテーションが渡されないこともあるのか?」といったことについては、依然として謎に包まれたままだ。

>>ゴールドカードの詳細はこちら(公式サイト)

>>プラチナ・カードの公式サイトはこちら(公式サイト)

3,「アメックス・センチュリオン」の年会費・限度額は?入会金を合わせると年85万円!?

ステータスカードの代名詞である「アメックス」の最高峰ということで、気になるのが年会費だ。

年会費35万円!入会金と合わせると約90万円

このカードの年会費は35万円(税別)で、それとは別に入会金として50万円(税別)が必要になると言われている。「ダイナースクラブ プレミアムカード」の年会費13万円(税抜)、「アメックス・プラチナ」の年会費16万5,000円(税込)と比べても2倍以上だ。

限度額は無制限!?不動産や高級車も購入できる

アメックスはカードごとの一律の利用限度額を設けていないため、カード利用・支払い実績次第では一般カードであっても高額な限度額が設定される。

「アメックス・センチュリオン」の場合、インビテーションが届いた時点で、その人にはすでにかなりのカード利用・支払い実績があるはずなので、それに応じた限度額となるだろう。「無制限」は言い過ぎかもしれないが、超富裕層の使い方でも限度額を気にしないで使えるくらいの限度額が設定されると考えられる。

なお、不動産や超高級外車などを購入する際に限度額が気になるなら、事前に代金をアメックスに入金するという方法もある。「後払いではないためクレジットカードの意味がない」と思うかもしれないが、その支払い分にポイントが付くことを考えると、メリットは決して小さくない。

ここまでは「アメックス・センチュリオン」を手に入れるための情報を紹介してきた。次は、「アメックス・センチュリオン」のポイントプログラムや特典などを紹介しよう。

>>ゴールドカードの詳細はこちら(公式サイト)

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4,「アメックス・センチュリオン」のポイントプログラム プラチナと同じ還元率を適用

クレジット利用によって貯まるポイントは、アメックスのメンバーシップ・リワードだ。ポイント還元率やポイントアップサービスは「アメックス・プラチナ」と同じで、通常100円につき1ポイント、対象加盟店や海外利用ではポイントが3倍になり、ポイントの有効期限は無期限だという。

ちなみにプラチナ会員は、1ポイントを0.5~1円分として支払いに充当できるほか、メンバーシップ・リワード3,000ポイントを楽天スーパーポイントやTポイント1,500ポイントに交換できる。また、1,000ポイントをANA1,000マイルに交換することもできる(ANAマイルへの交換には別途年間参加費税込5,500円が必要)。

センチュリオン会員のポイントサービスも、プラチナ会員に準じると考えられる。

5,「アメックス・センチュリオン」の付帯保険 プラチナカードの2倍になる項目も

海外・国内旅行傷害については「アメックス・プラチナ」と同じく最高1億円の補償(傷害死亡・後遺障害保険金)だが、海外の傷害・疾病治療保険金や国内の入院・通院保険金は、プラチナの2倍となっているようだ。詳細は以下の表のとおり。

対象 アメックス・プラチナ アメックス・センチュリオン
海外 傷害死亡・後遺障害 最高1億円 最高1億円
傷害治療費用 最高1,000万円 最高2,000万円
疫病治療費用 最高1,000万円 最高2,000万円
賠償責任 最高5,000万円 最高1億円
救援者費用 最高1,000万円 最高1,000万円
携行品損害 1旅行・年間100万円限度 1旅行・年間100万円限度
国内 傷害死亡・後遺障害 最高1億円 最高1億円
入院保険金 日額5,000円 日額1万円
通院保険金 日額3,000円 日額6,000円

なお、旅行傷害保険以外の保険の補償内容は「アメックス・プラチナ」に付帯する保険と同等かそれ以上だという。

旅行傷害保険以外の付帯保険も「アメックス・プラチナ」並み、もしくはそれ以上に充実していると推測される。以下は、「アメックス・プラチナ」の旅行障害保険以外の保険関連の特典だ。

  • 最高6万円の航空便遅延費用(海外)
  • 年間50万円限度のキャンセル・プロテクション(旅行・イベントなどのキャンセル補償)
  • 年間15万円限度のリターン・プロテクション(返金補償)
  • 年間最高500万円のショッピング・プロテクション(ショッピング保険)
  • 年間50万円限度のワランティー・プラス(商品延長保証)とホームウェア・プロテクション(商品の盗難・破損補償)
  • 最高1,000万円のゴルフ保険、最高250万円のテニス保険、最高500万円のスキー保険
  • 1回1億円限度の個人賠償責任保険

    これに加えて「アメックス・センチュリオン」独自の保険として、

  • 通貨盗難補償 海外旅行中に携行していた現金や小切手が盗難に遭った場合、1旅行につき10万円まで補償される
  • 海外レンタカー保険 アメリカやカナダでのレンタカー利用時の損傷・盗難を最高5万米ドルまで、対人・対物賠償責任を100万米ドルまで補償

    なども付帯するようだ。

    >>ゴールドカードの詳細はこちら(公式サイト)

>>プラチナ・カードの公式サイトはこちら(公式サイト)

6,「アメックス・センチュリオン」のその他の特典・サービス 会員ごとの専任のコンシェルジュも

ポイントプログラムや付帯保険以外の特典・サービスは、どうだろうか?

なお、対象店舗での2名以上の利用によりコース料理1名分が無料になるサービスなど、一般的なプラチナカードでも提供されることの多い特典・サービスは割愛した。また、あくまで口コミベースの情報であることをお断りしておく。

チタン製カード 職人が1枚ずつハンドメイドで仕上げる

最初にプラスチック製のブラックカードが送られてきて、希望すればチタン製のブラックカードも送られてくる。チタン製カードは、職人が1枚ずつ手作りしたものだ。

家族カードは年会費無料で、配偶者にはプラスチック製とチタン製のブラックカードが、そのほかの家族はアメックスのプロパーカード(プラチナ、ゴールド、グリーン)の中から選んで発行してもらえる。

また、本会員が使うアディショナル(追加)カードも、3種類のプロパーカードから選べるようだ。アディショナルカードのスペックは実質的に「アメックス・センチュリオン」のものであり、会食などの席でブラックカードを取り出しにくい時などに活用できる。

パーソナル・コンシェルジュ 会員ごとの専任コンシェルジュ

プラチナランク以上のカードでは、通常コンシェルジュサービスが提供される。「アメックス・センチュリオン」では、会員ごとに専任のコンシェルジュが付き、10時から18時30分まで対応する。それ以外の時間は、他のコンシェルジュが24時間対応する。

通常のコンシェルジュが対応するような内容はもちろんのこと、“一見さんお断りの店”の予約や、入手困難商品・チケットの探索と購入、ハイシーズンのホテルの直前予約など、かなり難易度の高い要望もかなえてくれることが多いという。

センチュリオン・ファイン・ホテル・アンド・リゾート 予約時にグレードアップできる

対象の高級ホテルにて、部屋のワンランクアップグレード、アーリーチェックイン・レイトチェックアウト、朝食サービスなどの優待を受けられる。

「アメックス・プラチナ」にも同様のサービスがあるが、部屋のワンランクアップグレードに関しては、「アメックス・プラチナ」ではチェックイン時の空室状況によって可否を判断されるのに対し、「アメックス・センチュリオン」では予約時の空室状況で判断される。

ホテル・メンバーシップの上級会員資格付与 より多くのホテルグループが対象に

6つの高級ホテルグループの上級会員資格が付与され、客室のアップグレードやレイトチェックアウトなどの特典を利用できる。

この特典は「アメックス・プラチナ」でも提供されるが、「アメックス・センチュリオン」では対象となるホテル・メンバーシップの数が増え、いくつかのホテル・メンバーシップの会員ランクが高く設定されている。

アメックス・プラチナ アメックス・センチュリオン
マリオット ボンヴォイ ゴールドエリート ゴールドエリート
ヒルトン・オナーズ ゴールド会員 ダイヤモンド会員
ラディソン・リワード Premiumステータス ゴールドエリート
プリンスホテルズ&リゾーツ
(プリンスステータスサービス)
プラチナメンバー
IHGリワーズクラブ プラチナエリート
One Harmony エクスクルーシィヴ

エアライン・メンバーシップ 上級会員資格を無条件で取得

エミレーツ航空の上級会員資格「エミレーツ・スカイワーズ・ゴールド」を無条件で取得。満席時の座席補償、ビジネスクラスラウンジ利用、優先手荷物サービスなどの特典を利用できる。

国内航空券アッパーシートプログラム 座席の無料アップグレード

コンシェルジェ経由で普通席の国内航空券を購入すると、JALはファーストクラスに、ANAはスーパーシートプレミアムに無償でアップグレードされる。

アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション 7つのラウンジを無料で使える

アメックス上級カード会員専用の「センチュリオン・ラウンジ」を含む7つのラウンジプログラムにより、世界1,200ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる。ただし、これは「アメックス・プラチナ」の特典にもなっている。

利用できるラウンジプログラムは、以下のとおりだ。

  • センチュリオン・ラウンジ
  • インターナショナル・アメリカン・エキスプレス・ラウンジ
  • プライオリティ・パス
  • デルタ・スカイクラブ
  • エスケープ・ラウンジUS
  • エアスペース
  • プラザ・プレミアム・エアポート・ラウンジ

VIPエアポートサービス 現地スタッフの手厚いサポート

アメックスを介して対象路線のビジネスクラス以上の往復航空券を購入すると、海外入国時に到着ゲートに現地スタッフが待機して、入国手続きをサポートしてくれる。

エアポート送迎サービス 空港―ホテル間の無料送迎

アメックスを介して対象路線のビジネスクラス以上の往復航空券を購入すると、空港-ホテル間などの無料送迎サービスを利用できる。

ファイン・ショッピング ショップを貸し切ることもできる

高級ブランド店を営業時間外に貸し切って、ショッピングを楽しめるサービス。また、専任コンシェルジュがコーディネートをサポートしてくれる「エクセレントルームコンシェルジェ・サービス」も利用できる。

京都瑠璃庵・京都観光ラウンジ

アメックスのゴールド以上の会員は、高台寺塔頭・圓徳院にある京都特別観光ラウンジを利用できるが、センチュリオン会員はさらに「京都瑠璃庵」というラウンジも利用できる。

このほかにも、旅行・グルメ・レジャーなどの分野で数々の特典・サービスが提供されているが、「アメックス・センチュリオン」ならではのものに絞って紹介した。

7,アメックス・センチュリオンカードの所有者が実際に感じる感想は?

実際に「アメックス・センチュリオンカード」を所有している人は、どう感じているのだろうか?評判・口コミを見ていこう。

アメックス・センチュリオンカードの良い評判・口コミ

良いところとしては、独自のコンシェルジュサービスが挙げられた。

S.Sさん|50代女性
不動産業会社役員

難し要望も叶えてくれるコンシェルジュ
コンシェルジュは通常のコンシェルジュが対応するような内容はもちろんそうですが、入手困難商品・チケットの探索と購入、ハイシーズンのホテルの直前予約など、かなり難易度の高い要望もかなえてくれます。対象の高級ホテルにて、部屋のワンランクアップグレード、アーリーチェックイン・レイトチェックアウト、朝食サービスなどの超VIPな優待を受けられます。コンシェルジュが全て素敵なプランを作ってくれる。

T.Nさん|40代男性
不動産会社会長

カードの限度額を気にしないでOK
まずメリットとして、この招待が届く人はそれなりに収入や、カード利用がある人であると思う。他のカード会社に比べて、限度額を気にしないで使うことができる。他にもアメックスのプラチナと同じ還元率であるので、ポイントサービスにおいて高い水準におけると考える。そして、航空会社を多く使う人は座席の無料アップグレードがあり、それはとても良いサービスであると思う。

Mさん|50代女性
元外資系企業勤務

コンシェルジュが完璧
センチュリオンカードを持つと、リレーションシップマネージャーという専任のコンシェルジュが付きます。海外旅行の際の航空券やホテル、レストランの予約は勿論の事、海外のホテル等に直接コンタクトを取ってくれて細かなリクエストにもすぐに対応してくれます。例えば、ホテルの部屋に加湿器を入れておいて欲しい、ヨガマットを用意しておいて欲しい、バスタブを薔薇の花びらでデコレーションしておいて欲しいなど。

アメックス・センチュリオンカードのデメリット・改善してほしいところ

このカードを所有している人は、かなりの収入があると想像されるが、それでもやはり年会費が高いと感じている人はいるようだ。

Mさん|50代女性
元外資系企業勤務

お店によっては使えないところがある
デメリットとしては、国により時々アメックスカードが使えないことがあります。おそらくVisaやMasterに比べて店舗側の手数料が高額である事から、店舗側が導入を躊躇しているのではないかと思います。そのため、アメックスカード一枚だけでは不安があります。

S.Sさん|50代女性
不動産業会社役員

カードを活用できないと年会費が無駄に
カードの年会費は35万円(税別)で、それとは別に入会金として50万円(税別)が必要。カードを活用できなければそれも無駄です。カード使用料度額は無制限で不動産や高級車も購入できるので、高額なものを購入しないと年会費も無駄になります。とにかく活用できる方にしかお勧め出来ません。アメックスを使える店舗が少ないのもデメリットですね。

T.Nさん|40代男性
不動産会社会長

年会費は若干高い
年会費が初年度は約85万円であることや、それ以降毎年約35万円かかる。それに応じた特別なサービスがあるとはいえ、少し高いと感じた。また、家族カードが無料で、こういったステータスカードが無料発行されるのは少し抵抗がある人がいると感じた。

8,「アメックス・センチュリオン」のスペック

ここまでに紹介した「アメックス・センチュリオン」のスペックを一覧表にした。

国際ブランド アメリカン・エキスプレス
カード素材など 希望によりチタン製カード、
アディショナルカード
(プラチナ/ゴールド/グリーン)が発行される
年会費 入会金50万円(税別)
年会費35万円(税別)
家族カード年会費無料
(配偶者以外はプラチナ/ゴールド/グリーンのいずれかを選択)
利用限度額 カード利用・支払い実績により個別に設定
ポイント
サービス
メンバーシップ・リワード
(100円につき1ポイント、
対象加盟店や海外利用ではポイント3倍)
空港ラウンジ
サービス
アメックス上級カード会員専用の
「センチュリオン・ラウンジ」を含む
7つのラウンジプログラムを利用できる
特典・サービス パーソナル・コンシェルジュ
センチュリオン・ファイン・ホテル・アンド・リゾート
ホテル・メンバーシップ
エアライン・メンバーシップ
国内航空券アッパーシートプログラム
VIPエアポートサービス
エアポート送迎サービス
ファイン・ショッピング
京都瑠璃庵・京都観光ラウンジ
他多数
付帯保険 最高1億円の海外・国内旅行傷害保険
最高6万円の航空便遅延費用(海外)
年間50万円限度のキャンセル・プロテクション
(旅行・イベントなどのキャンセル補償)
年間15万円限度のリターン・プロテクション(返金補償)
年間最高500万円のショッピング・プロテクション
年間50万円限度のワランティー・プラス(商品延長保証)と
ホームウェア・プロテクション(商品の盗難・破損補償)
最高1,000万円のゴルフ保険
最高250万円のテニス保険
最高500万円のスキー保険
1回1億円限度の個人賠償責任保険
1旅行10万円限度の通貨盗難補償
最高100万米ドルの海外レンタカー保険

>>まずはアメックスのプラチナカードに申し込む(公式サイトへ)

9,ステータスカードの中でもハイスペックな「センチュリオン」

このように、「アメックス・センチュリオン」は超ハイスペッククレジットカードだが、非常に謎の多いカードでもある。

入手はおろか、目にすることすら難しいこのようなカードが存在するからこそ、アメックスは他のクレジットカード会社よりもステータスが高いと見なされるのかもしれない。

>>ゴールドカードの詳細はこちら(公式サイト)

>>プラチナ・カードの公式サイトはこちら(公式サイト)

モリソウイチロウ
執筆・モリソウイチロウ
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。
「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカードに詳しく、専門サイトでの執筆も行っている。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。

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