クレジットカード番号で分かること―16桁の数字の意味や法則を解説

2019.2.22
FINANCE
(写真=79photo Studio/Shutterstock.com)
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クレジットカードの券面にある14~16桁のカード番号。この番号にはどのような意味や法則があるのだろうか。今回はクレジットカード情報の中でも、国際基準によって定められた重要なカード番号について、セキュリティにも関係するその秘密に迫ってみよう。

クレジットカードの券面にある番号には何が記されているか

クレジットカードの券面を見ると、さまざまな文字や数字、ロゴなどが記され、それがどのような機能を持つカードなのかを示している。まず、表面で目立つのは
  • カード名
  • カードの国際ブランドのロゴ(Visa、MasterCard、JCBなど)
  • カード番号
  • カード名義人のローマ字表記
  • カード有効期限
有効期限は多くの場合「月/年」の順番で記され、たとえば、2020年3月までなら「03/20」という表記になる。ネットショッピングなどで有効期限を入力する場合、このカードの表記順に合わせることが多いので間違えないようにしたい。

そのほか、電子マネー機能やポイントカード機能が付帯していればそれを示すロゴも、キャッシュカード一体型では銀行口座番号も記されている。

カード番号、名前、有効期限はエンボス(凹凸)加工で印字されているが、最近では店舗でクレジットカード利用時にエンボス加工部分を紙に転写することが少なくなったため、カード面に凹凸のないエンボスレスカードも普及しつつある。

裏面にも重要な情報が記されている

カードのウラ面には、ネットショップなどでのクレジット支払い時に、カード番号やカード有効期限とともに入力する3桁のセキュリティコードが印字されている(アメックスはカードのオモテ面に4桁のセキュリティコードを印字)。

また、クレジットカードにポイントカード機能や電子マネー機能が付帯している場合、それらの番号やバーコードもウラ面に印字されているはずだ。

カード番号は先頭6桁がカード種類、7桁目以降が会員個別番号

このように重要な情報が記されているクレジットカードだが、とりわけ大切なのがカード番号だ。この番号にはある規則があり、まったくランダムに割り振られているわけではない。

日本で発行されているクレジットカードの多くはカード番号が16桁だが、アメックスは15桁、ダイナースクラブは14桁だ。カード番号は数個ごとに区切られており、
  • Visa、MasterCard、JCBは「4・4・4・4」
  • アメックスは「4・6・5」
  • ダイナースクラブは「4・6・4」
となっている。桁数や区切り方は違っていても、番号の付け方はいずれも「ISO/IEC 7812」と言う国際規格に準拠しており、先頭から6桁でカードの発行会社や具体的な種類が分かるようになっている。

つまり、同じ種類のカードなら先頭から6桁までは同じで、7桁目以降が会員個別の口座番号となる。なお、最後の数字はチェックデジットと呼ばれるものだ。

1桁目はJCBが「3」、Visaが「4」、MasterCardは「5」

先頭から6桁は「BIN(銀行識別番号)」または「IIN(発行者識別番号)」と呼ばれており、中でも先頭の1桁目は「MII:主要産業識別子」といい、カード発行会社の産業分類によって数字が異なる。

MII=主要産業識別子 番号によって発行会社の産業が分かる

まず、ISO予約値と定義されているのが「0」、空港関連と定義されているのが「1」と「2」。ただし、先頭が「1」「2」のクレジットカードは現状存在しないと見られる。

一方、金融関連と定義されている、先頭が「3」「4」「5」のクレジットカードは数多く発行されている。たとえば、JCB、アメックス、ダイナースクラブカードは先頭が「3」、Visaは「4」、MasterCardは「5」だ。以下に、クレジットカードのBIN(IIN)の一例を示そう。

《「3」から始まるBIN(IIN)》
3528-24 SAISON郵貯 JCB
3540-23 JCBコーポレート一般
3541-01 JCB GOLD プロパー
3691-16 Diners 一般
3695-63 Diners コーポレート
3761-04 AMEX
3761-07 AMEX GOLD

《「4」から始まるBIN(IIN)》
4205-23 AEON-VISA
4297-69 楽天カード VISA
4980-03 三井住友VISAクラシック

《「5」から始まるBIN(IIN)》
5252-15 SAISON-MASTER
5302-30 三井住友MasterCard GOLD
5436-16 アコム-Master

金融・銀行関連のほか運輸分野として定義されている「6」、そして石油関連と定義されている「7」は、クレジットカードではなく主にETCカードや国際ブランドを持たない百貨店カードなどに割り当てられている。

また、ヘルスケアや医療、通信関係に定義されている「8」、国ごとに割り当て可能とされている「9」に関しては、一部ETCカードに割り当てられているが、日本で発行されているクレジットカードには存在しないようだ。

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カード番号の最後の桁は入力ミスをチェックするための数字

カード番号の最後の桁はいずれのカードでも、番号の入力ミスなどを検知するための数字「チェックデジット」となっている。入力したカード番号の入力ミスがあれば、チェックデジットと照らし合わせて、それが判明する仕組みだ。

チェックデジットで入力ミスが100%判明するわけではないが、入力の段階でミスを避けられる可能性が高くなるのは確かだ。また、実際の決済に至るにはさらに名前、有効期限、セキュリティコード(実店舗ではサインか暗証番号)などがカード情報と一致しなければならないため、入力間違いが原因で他人のカード番号で決済してしまうことはありえない。

カード番号をはじめ、カード券面にはセキュリティを守るためのさまざまな工夫がなされているということだ。

文・モリソウイチロウ(ライター)
 

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