保険証の番号で勤務先での地位がわかる?――保険証の3種類の番号が示すものとは

2019.1.14
FINANCE
(写真=megaflop/Shutterstock.com)
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保険証には「記号」「番号」「保険者番号」の3種類の番号が記載されており、その番号によって、勤務先企業や保険の種類などさまざまな情報を知ることができる。保険証の番号や記号などから読み取れることを解説していこう。

保険証の3種類の番号が示すもの 「記号」「番号」「保険者番号」

保険証には、被保険者の氏名や生年月日、性別などのほか、「記号」「番号」「保険者番号」という3種類の番号が記載されている。

保険者ごとに付番される「記号」

保険証に記載されている「記号」は事業者ごとに付番されるもので、「事業所整理記号」と呼ばれることもある。国民健康保険に加入している場合は地方公共団体を示す番号が、社会保険に加入している場合は勤務先の企業などを示す番号が記載される。

被保険者に付番される「番号」

「記号」の隣に記載されている「番号」は、保険者の管轄内における整理番号を示し、「被保険者整理番号」と呼ばれることもある。この番号は1から始まり、企業の場合は退職者も含めて社会保険への加入手続きをした順に振られていく。

またこの番号は被保険者ごとに振られるものであるため、配偶者や子供といった被扶養者にも、被保険者と同じ番号が振られることになる。

保険証の下部に記載されている「保険者番号」

「保険者番号」は、2桁の法別番号・2桁の都道府県番号・3桁の保険者別番号・1桁の検証番号からなる、8桁の数字で構成されている(国民健康保険には法別番号がないため6桁の数字で構成)。

これらの番号は適当に決められるわけではなく、厚生労働省が定めるルールに従い割り振られている。

保険証の保険者番号を見ると勤務先や保険種類がわかる

保険証の下部に記載されている、保険者番号。その最初の2桁を構成する法別番号は、社会保険制度の区分を示している。具体例を挙げると以下のようになる。
  • 全国健康保険協会運営は「01」
  • 船員保険は「02」
  • 組合管掌健康保険は「06」
  • 国家公務員共済組合運営は「31」
  • 警察特定共済組合運営は「74」
このように保険者ごとに番号が決められているのだ。

そのため保険証に記載されている保険者番号を見れば、その人がどのようなところで働いているのか、おおよその検討がつく。保険者番号の上2桁が01であれば中小企業で、06ならば大企業で働いている可能性が高い。31ならば国家公務員、74ならば警察官である可能性が高いのだ。

また、保険証の種類は「社会保険」と「国民健康保険」の2つに大別されるが、前述のように国民健康保険には法別番号がなく、保険者番号は6桁の数字で構成されている。そのため保険者番号を見れば、その人が加入しているのが社会保険なのか国民健康保険なのか、保険証の種類についても見分けることができる。

保険証の番号(被保険者整理番号)から勤務先での地位が分かることも

保険証の上部、「記号」の右横に記載されている「番号(被保険者整理番号)」は、退職者も含め、社会保険への加入手続きをした順に番号が割り振られる。そのためこの番号を見れば、その人の社内におけるおおよその地位を予想することができる。

例えば保険証に記載されている被保険者整理番号が「1」であった場合、その人は会社のトップである可能性が高い。また、法別番号が06で比較的若い被保険者整理番号である場合、その人は大企業の役員クラスに位置する(位置していた)可能性が高くなる。

また被保険者整理番号は、社会保険に加入した順、つまり、入社順に割り振られることが多いため、この番号を見ることでその人の入社時期をある程度予想することもできる。同期入社だと思っていた同僚の保険証に記載されている番号が自分のものと比べてずいぶん大きく、それによって中途入社であることがわかる……なんてことも起こり得るのだ。

このように保険証の番号からは、さまざまな情報を読み取ることができる。これまで保険証をよく見たことがなかったという人は、これを機に自分の保険証の番号を確認してみてはどうだろうか。

文・曽我部三代(保険業界に強いファイナンシャルプランナー)


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