平成生まれの部下のマネジメントでやってはいけない2つのこと

2018.9.13
ビジネス・キャリア
(画像=fizkes/Shutterstock.com)
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職場で若い部下との価値観の違いを実感することはあるだろう。管理職には将来の貴重な人材となる若い部下をマネジメントすることが必要なわけだが、まずはギャップを埋めるために違いを理解し、彼らの夢や目標と仕事をリンクさせるため、怒らず気長に指導することが求められる。

平成生まれは「やりがい」より「給料」に価値観

時代は変わっても常に世代間のギャップなるものは存在する。いまの20代は平成生まれ。昭和生まれのビジネスリーダーが平成生まれの部下と感じるギャップはどのようなものだろうか。

全国の平成生まれと昭和生まれの各500人の男女(計1,000人)を対象に、ソニー生命保険が実施した「生活意識調査」(2018年5月発表)から両世代の間にある主な考え方や価値観の違いを3つ紹介しよう。

学歴……平成生まれ「なくてもいい」、昭和生まれ「必要」

「幸せな人生に学歴は必要?」という質問に、平成生まれは「なくてもいい」が59.2%でトップ、昭和生まれは51.0%で最多だった。実力主義や価値観の多様化から、平成生まれは学歴を重視せず、人生に大切なことは他にもあると考えていることがうかがえる。

理想の仕事……平成生まれ「給料が高い」、昭和生まれ「やりがいがある」

「理想的な仕事とは?」については、平成生まれは56.7%が「給料が高い仕事」を選び、昭和生まれは61.8%が「やりがいがある仕事」を選択。昭和生まれは平成生まれの部下にやる気がないと感じることもあるが、仕事の価値観はやりがいより給料という違いが浮き彫りになっている。

夢や目標……平成生まれ「持っている」、昭和生まれ「持っていない」

「人生における夢や目標」では、平成生まれは「持っている」が55.6%、昭和生まれは「持っていない」が54.4%が多数を占めた。仕事を教える場合、平成生まれが持つ夢や目標にどうリンクさせるかがポイントだろう。

「ゆとり世代」には怒らずに指導

若い部下の多くが、「ゆとり世代」と呼ばれる1987年から2004年までに生まれている。学習指導要領の改訂で大幅に削減された学習量や授業時間から「ゆとり教育」を受けたことに由来する。

昭和生まれの人が子供の頃は、学校にはいたずらをすれば怒る怖い先生がいたものだ。今では、過保護な親の台頭や体罰が問題視されて影を潜めてしまった。

若手の部下が仕事でミスをすれば、上司としては注意しなければいけないのが常。ただし、ゆとり世代となると叱られることに慣れていないため、「打たれ弱い」という特徴がある。怒られることに免疫がない若い部下を怒鳴ると萎縮させてしまう。仕事を投げ出さないように、叱るより冷静に原因や対処法などを伝えることが大切になる。

平成生まれの若い部下にやってはいけない2つのこと

ゆとり教育を受けた世代は、学校での成績評価は自らの成果を反映する絶対評価が主流。他人との比較でランク付けされる相対評価ではないことから、コミュニケーションをとる際には次のようなことは避けたほうがいい。

他人と比較すること

周りと競う環境での教育を受けていないので、日常の指導では他人との比較より部下の個性に着目した指摘が効果的だろう。

プライベートに介入すること

仕事でのオン・オフを明確に区別し、プライベートを大切する傾向があるため必要以上に個人の領域に介入しないことが大切だ。

ゆとり世代の部下とは気長に付き合うこと

いつの時代も若者は、上の世代から「最近の若いヤツは……」と言われてきた。

1948年前後からの第1次ベビーブームを競争の中で生き、バブル経済を経験した「団塊世代」、1980年代には従来とは異なる価値観や感性を持つ「新人類」と呼ばれる世代とのギャップなどが表面化している。

ゆとり教育を受けた世代は駄目だと上から目線で言うのは簡単。ゆとり世代の部下たちは子どもの頃、親の世代にベストと思われた教育を受け、過ごす環境だったのだ。世代間のギャップはやむを得ず、仕事への考え方やコミュニケーションに違いがあるのはむしろ当然だろう。

今のビジネスリーダーには若い世代の特徴を理解し、少しずつギャップを埋める地道な努力が求められる。平成生まれの若い部下のモチベーションを上げ、スキルアップさせるには時代のトレンドに合わせて気長に付き合うことが必要な時代なのだ。

文・山下祐介(ジャーナリスト)
 

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