現代では自宅や職場で当たり前のように使われているインターネット環境。だが職場などでネットを使っていて、「自宅と比べて明らかに回線遅くないか?」と感じたことはないだろうか。実はそんなとき、意外な確認ポイントがあるのだ。
今回は通信速度に関わる、LANケーブルの規格(カテゴリ)についてご紹介していく。

重要なのはLANケーブルの“カテゴリ”

オトナライフ
LANケーブルを買うとき、意識されるのは“速度”より“ケーブルの長さ”かもしれない(写真=オトナライフより引用)

メールを送ったり調べ物をしたり、取引先から送られてきた大きなファイルをダウンロードしたり。現代ではインターネットを介した業務は枚挙にいとまがない。近年はどこの通信サービスも高速回線となり、サクサクつながるネット環境に慣れている人が大多数だろう。
しかし部署異動や転職などで環境が変わった後、通信速度が遅くて「ここのPC重くないか…?」と感じている人はいないだろうか。契約サービスの速度や有線・無線のルータの不調を確認しても問題はない。隣の席のPCはサクサクつながっている。そんなときは、あなたのPCにつながっているLANケーブルに問題があるかもしれない。

実はLANケーブルにも“カテゴリ”と呼ばれる規格によって通信速度の上限がある。「CAT5」(カテゴリ5)というカテゴリのケーブルは100Mbps、「CAT6」(カテゴリ6)であれば1Gbpsといった具合だ。CAT5は既に現代では旧型のLANケーブルのカテゴリとされているため、使用していればその遅さに辟易することだろう。また、最新の「CAT8」(カテゴリ8)では40Gbpsもの速度が出るという。しかし現在のインターネットサービスでは「NURO 光」などの2G bpsが最も速いとされているため、40 Gbpsもの速度が必要となるのはまだ先の未来だ。