
明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎でプレーしていたブラジル人MFウェリントン・ハット(29)は、レンタル元であるカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアトレチコ・ゴイアニエンセに復帰している。そんなハットがJリーグでの経験や日本サッカーの特徴について語った。20日、ブラジルメディア『UOL』が伝えている。
ハットは2020年10月にカンピオナート・ブラジレイロ・セリエC(ブラジル3部相当)フェロヴィアリオACからアトレチコ・ゴイアニエンセへ移籍。2020シーズンに公式戦13試合で先発出場するなどブレイクを果たすと、昨年3月にV・ファーレン長崎へレンタル移籍により加入していた。
そして5月下旬に行われたJ2リーグ第15節・ファジアーノ岡山戦でデビューすると、右サイドのレギュラーに定着。8月下旬の第24節・ツエーゲン金沢戦で負傷したこともあり、しばらく戦列を離れていたが、11月10日開催の第33節・愛媛FC戦で復帰すると、翌節のアルビレックス新潟から最終戦・松本山雅戦まで9試合つづけて先発出場。くわえて直近7試合で4ゴールをあげる活躍を見せていたが、V・ファーレン長崎はJ1昇格を果たせなかった。
また、ハットの取引については、昨年11月末まで有効な120万ドル(約1億4000万円)の買い取りオプションが含まれているとブラジルメディアが報道。しかし、V・ファーレン長崎はJ1昇格を果たせなかったこともあり買い取りオプションを行使せず、先月7日にハットの退団を発表。同選手は先月20日にアトレチコ・ゴイアニエンセへ復帰することが正式決定していた。
そんなハットは今月19日、アトレチコ・ゴイアニエンセの記者会見に出席。レンタル期間を終えて復帰したことへの感想を問われると「ここに戻れて本当によかったよ。日本には一度も行ったことがなかったし、(日本での)経験はユニークだったね。レギュラーとしてプレーできたことがとても大事だった。以前よりも経験豊富だし、クラブや監督に信頼してもらえるような安心感を与えることができると思っている。目標達成のために頑張るよ」と語っている。
そして日本のサッカーとブラジルのサッカーの違いについては「少し違うね。日本のサッカーはプレースピードがとても速いし、なるべく早く慣れないといけなかった。そうでなければプレーできないだろうね。日本にやって来た時から、通訳からはいつもプレーの強度を求められていた。ゴール前でのプレーから戻ってディフェンスをするようにね。レギュラー争いをしていたから、(通訳からの指示は)やらないといけなかったよ」とコメントを残した。
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