購入したメモリをパソコンに装着してみる!

ノートパソコン用のメモリは「SO-DMM」と呼ばれており、デスクトップ用よりかなり小さい。ただし、メモリにはいくつか規格があるので、ノート用メモリなら何でもいいわけではない。

筆者は、公式サイトで「VAIO Fit 15」のメモリが「PC3L-12800 SO-DIMM」であることを確認できた。そこでAmazonで探してみたところ、CFDの「PC3-12800(DDR3-1600)」4GBが1,545円で売られていたので、さっそくポチってみた。

パソコンを自作したことがある人なら分かると思うが、メモリは相性が悪いとパソコンが認識できないこともある非常にデリケートなパーツだ。万一のことがあるので、相性保証のあるショップで購入したほうがいいだろう。

商品が届いたら、パソコンのカバーを外してメモリをスロットに装着しよう。装着方法は簡単だが、ちょっとしたコツがある。

まず、メモリには切り欠きがあるので、ここをスロット側と合わせるように、メモリを斜めにして奥まで押し込む。その後下に押すと、両脇のフックがカチッと収まるようになっているのだ。

もし、メモリとスロットの切り欠きが合わない場合は規格が間違っている。絶対に無理やり押し込まないこと! 

動作がクッソ重いノートパソコンに物理メモリを増設してサクサクにしてみた!
(画像=パソコンのメモリはデスクトップ用(写真上)とノート用(写真下)で見た目が全然違う。ただし、メモリにはいくつかの規格があるので、必ず対応する規格を調べてから購入すること、『オトナライフ』より 引用)
動作がクッソ重いノートパソコンに物理メモリを増設してサクサクにしてみた!
(画像=こちらがAmazonで購入したCFDの1.35V低電圧対応の「PC3-12800(DDR3-1600)」の4GBメモリ。価格は1,545円と激安だが、永久保証とメモリの相性保証があるので安心だ、『オトナライフ』より 引用)
動作がクッソ重いノートパソコンに物理メモリを増設してサクサクにしてみた!
(画像=今回購入したDDR3メモリは「204pin」だ。切り欠きの位置が合わないと規格が間違っていることになる。まずは、メモリを斜めにして切り欠き部分を合わせて奥に押し込もう、『オトナライフ』より 引用)
動作がクッソ重いノートパソコンに物理メモリを増設してサクサクにしてみた!
(画像=その後メモリの端を下げると、両脇のフックにカチッと収まる。これで物理メモリの増設は完了だ、『オトナライフ』より 引用)

あっさり8GBを認識 サクサク動くようになった!

パソコンにメモリを装着したら、カバーを閉じてさっそく電源を入れてみよう。だが、メモリの相性が悪いとOSが起動しない場合もある。

また、起動後でも突然パソコンが落ちたりするようなら、やはりメモリの相性が悪かったということになる。その場合は購入店で状況を説明してメモリを交換してもらおう。

幸い、筆者の場合は問題なくパソコンが起動した。OS起動後に動作が落ち着いたら、最初にタスクマネージャーを起動してみよう。

ここでメモリ容量が8GBになっていれば物理メモリの増設は成功である。今回は作業用に利用できるメモリ容量が5.1GBに増えているのが確認できた。

動作がクッソ重いノートパソコンに物理メモリを増設してサクサクにしてみた!
(画像=メモリ増設後はタスクマネージャーで合計8GBメモリをちゃんと認識しているか確認しよう。メモリ使用率は35%、5.1GBのメモリを作業に割り当てられるようになった!、『オトナライフ』より 引用)

いかがだろうか? 今回のメモリ増設によって最初に体感できるのがOSの起動時間だ。以前はに1分30秒ほどかかっていたが、メモリ増設後はわずか55秒で起動するようになった。

もちろん、アプリの立ち上がり速度や操作感も以前とはまるで別のパソコンのようにサクサクである。

たった1,545円の投資でここまで動作が改善されれば大満足! これなら、もうしばらくは8年前のVAIO Fit 15を使い続けられるだろう。

(文=すずきあきら/編集・ライター)

文・すずきあきら/提供元・オトナライフ

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