川崎移籍チャナティップ「なぜ通訳は札幌に…」古巣のタイ人“後継者”獲得を確信!
(画像=チャナティップ・ソングラシン 写真提供: Gettyimages、『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J1リーグの川崎フロンターレへ完全移籍したタイ代表MFチャナティップ・ソングラシン(28)は、タイ代表MFスパチョーク・サラチャット(23)が北海道コンサドーレ札幌に移籍すると予想しているようだ。19日、タイメディア『Thairath』が伝えている。

 身長169cmと小柄なスパチョークは、ブリーラム・ユナイテッドの下部組織出身。トップ下をはじめ複数ポジションをこなす中、直近数シーズンにわたり出場機会を得ている。また、2020/21シーズンはリーグ戦27試合に出場して2桁ゴールをマーク。今季もここまで16試合中13試合に先発出場して2ゴール2アシストをマーク。クラブの首位躍進に貢献している。

 また、同選手は2017年8月にタイ代表でのデビュー戦を飾ると、FIFAワールドカップ・カタール大会アジア2次予選でも全8試合に出場。そして、昨年12月から今年1月1日にかけて行われたスズキカップ(東南アジア杯)では、8試合中5試合で先発出場。決勝・インドネシア戦の1stレグでは1ゴール1アシストの活躍を見せると、元旦開催の2ndレグでもゴールをマーク。見事チームをスズキカップ優勝に導いている。

 そんなスパチョークの去就については、タイ1部の2021/22シーズン終了後にとあるJリーグクラブが買い取りオプション付きのレンタル移籍による獲得オファーを提示する可能性があると、タイメディア『ballthai』が今月8日に報道。くわえて、タイ国内のSNSではスパチョークに関心を示しているJリーグクラブが北海道コンサドーレ札幌であるという噂が飛び交っている。

 ただ、ブリーラム・ユナイテッドの幹部はタイ国内メディアの取材に対して、現時点で北海道コンサドーレ札幌から同選手の獲得オファーが届いていないことや、選手サイドとJリーグ移籍の関する議論を交わしていないことを明かしている。

 その中、チャナティップは『Thairath』のインタビューに対応。北海道コンサドーレ札幌がスパチョークを獲得する可能性を問われると「間違いなくチャンスはあるよ。そうでなければ、なぜティワーポンさん(札幌在籍時の通訳担当)はここ(札幌)にとどまっているんだ」と自信を覗かせている。

 そしてブリーラム・ユナイテッドの会長に対するコメントを求められると「僕自身、会長とは話したことがないんだ。だけど、彼をJリーグに行かせてほしいね。3年から5年間Jリーグでプレーしてブリーラムに復帰する形でもいい。(Jリーグで)彼は絶対に成長するよ」と語っている。

 なお、チャナティップは日本に出発する直前にも、タイ国内メディアのインタビューでタイ代表のレベルアップを図るためにも、より多くの選手がタイ国外のリーグに挑戦すべきという主張を展開している。タイ国内で一目置かれる存在であるスパチョークは、かつて鹿島アントラーズを率いていた石井正忠監督の指導のもと、さらにレベルアップすることだろう。

提供元・Football Tribe Japan

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