メンズのシューズの代表的存在といえばやはり革靴。ビジネスシーンはもちろんのこと、カジュアルやフォーマルなどさまざまなシーンで活躍するメンズシューズです。
革靴ではコードバン、カウハイド、スエードが三大レザーとして有名。そんな中でもコードバンレザーを使用した革靴がおしゃれな男性を中心に今注目を集めています。
コードバンという名前は耳にしたことはあるが、どんなものなのかイマイチわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は大人の男性におすすめしたいコードバンの靴について詳しくご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてください。
目次
コードバンの靴について解説
コードバンの靴おすすめブランド10選
コードバンの靴について解説
コードバンとは?コードバンっていいの?
コードバンとは、馬のお尻の皮のことを指します。一頭からわずかな量しか取れず、非常に希少な皮として高級レザーアイテムに使用されることが多い皮革です。
輝かしい上品な光沢感がコードバンの最大の魅力。この美しいコードバンを生み出すのには、多くの時間と手間をかけているのです。わずか2mmほどのコードバンを削り出す作業は、熟練した技を持つ職人にしかできないと言われています。その削り出し作業が特徴的なことから、革のダイヤモンドと呼ばれるほど。このことからもいかにコードバンが貴重なものなのか伺い知ることができます。
コードバンは他のレザーと比べて上品な雰囲気が特徴です。比較されることの多いブライドルレザーのように、使い込むことで味が出るといったレザーではなく、新品そのままの上品な光沢感をキープし続けられるというところに良さがあります。
世界的に有名な高級ブランドも多く使用しているコードバン。大人の装いにぴったりのレザーだと言えます。
コードバンの靴の手入れ方法
コードバンの靴のは長く愛用し続けられることでも知られていますよね。そんな一生モノとも言えるコードバンの靴。しっかりと正しいお手入れを行なって、美しく履き続けたいものです。
こちらではコードバンの手入れについてお話しします。履くたびに行ってほしいお手入れと、定期的に行ってほしいお手入れを見ていきましょう。
履くたびに行う手入れ
帰宅して脱いだら少しの間放置します。中にこもっていた湿気を逃がすためです。
その後シューキーパーを入れ、靴全体をブラッシングします。その時に使用するブラシはやわらかさとハリ感を併せ持った馬毛のブラシがおすすめです。
日々のケアはこれで終了。わずかな作業ですが、これをしっかりと行うことでコードバンの靴を長く履き続けることができます。
定期的に行う手入れ
この定期ケアの頻度は人によって異なりますが、やり過ぎてしまってもよくありません。目安としては、5回〜7回ほど履いたら行うのがおすすめです。
まずステインリムーバーを使用し、革に残っている付着している汚れや、前回塗ったクリームなどを落とします。お化粧で言うところのクレンジングにあたりますね。
次にスッピンになった靴に栄養を与えるためクリームを塗ります。小ぶりなブラシか布などで少量ずつ塗り広げていくイメージです。履きジワやコバ部分も忘れずに塗布しましょう。細かいところは指で塗るのもおすすめです。
次のステップはブラシがけ。ブラシをかけながら磨き、余分なクリームを取っていくことが目的です。縁を描くようにクルクルとブラシをかけていくと、美しい光沢感が生まれるのでおすすめ。
他の皮の場合はここで豚毛のブラシを使用することが多いのですが、傷などに弱く、繊細なコードバンはやわらかい馬毛のブラシを使用するのが一般的です。
次にクロスを使用して仕上げの磨きを行います。丁寧にかつ素早く磨くことで、とても綺麗な輝きを出すことができます。グローブ状になっているクロスが磨きやすくておすすめです。
定期ケアはこれで終了。
さらに光沢感を出したい人はワックスをかけるのもおすすめ。芸術品のように美しい仕上がりになりますよ!
注意点としては、お手入れの前に靴紐を外すのがおすすめ。ヒモにクリームなどが付着してしまうのを避けられるので、面倒でも一度すべて外しましょう。
コードバンの靴おすすめブランド10選
コードバンの靴おすすめブランド①オールデン
■オールデン ドレスシューズ 2210
コードバンの靴といったらまず思い出されるのがオールデンではないでしょうか。オールデンは、1884年にアメリカのマサチューセッツ州で生まれたシューズブランド。コードバンレザーを使用した革靴が有名で、世界のセレブ達に多くの愛用種を持っているブランドです。
オールデンを代表するドレスシューズモデル・2210は、オールデンの定番として長きに渡り安定した人気を誇ります。アッパーの素材はもちろんコードバンを使用。上品な光沢感が、高級感を存分に演出します。
オールデンの中でも最も細いアバディーンラストを使用したこちらのドレスシューズは、すっきりとした印象でコーディネートも映えます。
オールデンの中でも最もおすすめしたいモデルです。
コードバンの靴おすすめブランド②ウィールローブ
■ウィールローブ プレーンノットシューズ
日本生まれのウィールローブは、アメカジシューズを得意とし高い人気を誇ります。その中でもこちらのアメリカンミリタリーオックスフォードは、ウィールローブの新アイテムとして登場しました。
アッパーにはアメリカのホーウィン社のレザーを使用。メイドインジャパンの丁寧な作りが、長く愛用し続けられる一足としておすすめです。
レザー独特の光沢感を初めから帯びており、大人のカジュアルシーンをワンランク上のものにしてくれること間違いなしです。
コードバンの靴おすすめブランド③ハインリッヒ ディンケラッカー
■ハインリッヒディンケラッカー コードバンドレスシューズ
1879年にドイツで生まれた高級シューズブランド・ハインリッヒディンケラッカー。マイスターの称号を持つ職人が、一つ一つ手作業で作り出しています。年間でわずか8000足しか製造されないハインリッヒディンケラッカーの靴。この靴を手にするのはごく少数だと言えます。
アッパーにはアメリカ・ホーウィン社のシェルコードバンを使用。こちらのモデルはハインリッヒディンケラッカーのなかでも、デザインが比較的抑えられているのが特徴です。オンオフどちらでも使用可能。育てる楽しみを存分に味わえる最高の一足と言えます。
コードバン靴のおすすめブランド④チーニー
■チーニー プレーントゥドレスシューズ
1886年にイギリスのノーザンプトン州のデスバラーで誕生した高級シューズブランド。イギリスの伝統的なグッドイヤーウェルト製法で作られるシューズは、高級感と廃校のは着心地を実現します。日本でも多くのセレクトショップで取り扱われるチーニー。大人の男性を中心に高い人気と絶大な信頼を得ています。
こちらのモデルは英国クレイトン社の希少なコードバンを贅沢に使用し、ラグジュアリーな印象が魅力的。一般的なコードバンと比べ、少しマッドな光沢感が特徴です。
ラストは日本人の足型に合いやすい1886を使用。足馴染みがよく、実用的に使用できるのも嬉しいポイントです。
コードバンの靴おすすめブランド⑤クロケット&ジョーンズ
■クロケット&ジョーンズ コードバン ラウンドトゥシューズ
1879年にイギリスのノーサンプトンで誕生したシューズブランド・クロケット&ジョーンズ。靴製造の聖地とされるノーサンプトン生まれというだけあり、その製品のクオリティーはさすがのものです。
創業当時は少人数で回していた小さな工場でした。高品質な革靴の製造に着目し、それを続けていくことで世界的にも高級靴ブランドとして認知されていきました。現在では日本のセレクトショップなどでも見かけることが多く、こだわりの強い大人世代から高い人気を誇っています。
こちらのシューズはブリティッシュスタンダードなモデルで、ほどよい丸みのラウンドトゥが特徴。しっとりときめ細かい質感と、上品な光沢感がとても魅力的です。
カジュアルコーディネートにもマッチングするその使い勝手の良さもポイントの一つ。コードバンの魅力を存分に感じられる逸品と言えます。
コードバンの靴おすすめブランド⑥マークブーツ
■マークブーツ コードバン サドルシューズ
2001年に日本で誕生したマークブーツ。創業者である長嶋正樹氏は、有名な靴のチヨダの紳士靴バイヤーとして活躍した経歴を持ちます。
マークブーツのシューズはまさにメイドインジャパンの魂を感じる最高の仕上がりが魅力。使用するコードバンは80年以上の歴史を持つ長野県南信州のコードバンタンナーの手によって造られたものです。日本人特有の丁寧さが靴一つ一つに現れています。
日本人の高い技術力で生まれたコードバンレザーを使用したこちらのサドルシューズ。ブラウンカラーのコントラストが効いており、コーディネートに華を添えてくれます。ラバーソールを使用し、履き心地も抜群。見た目の良さと、実用性を兼ね備えた一足と言えます。
日本人としてぜひ一度は履いてみたいブランドです。
コードバンの靴おすすめブランド⑦ユケテン
■ユケテン コードバン スリッポンシューズ
1989年にアメリカで活躍する日本人デザイナー・ユキ・マツダ氏が中心となって作られたレザーシューズブランド・ユケテン。アメリカに拠点を置き、クオリティーが高く、独自のデザイン性を持ったシューズを展開し続けています。
製造はアメリカの老舗ジューズファクトりー・クオディ・トレイル・モカシン社の工業で、熟練した技術を持つ職人の手によって作られています。
全体的に丸みのあるこちらのスリッポンシューズは、アメリカホーウィン社のコードバンを贅沢に使用。コードバンの艶やかな風合いと、優しいフォルムが見事にマッチした一足です。
他のコードバンシューズとは違い完全にカジュアルでの着用を想定して作られているのもこのシューズのポイント。カジュアルスタイリングでお仕事に行かれる人にはぴったりですね!コーディネートも問わないので火樹に使いやすいです。
グッドイヤーウェルト製法で作られたは着心地抜群の一足をぜひ試してみてはいかがでしょうか。
コードバンの靴おすすめブランド⑧アレン エドモンズ
■アレンエドモンズ プレーントゥ ドレスシューズ
1992年にアメリカのウィスコンシン州に誕生した高級シューズブランド・アレンエドモンズ。創業当時から変わらない製造方法で作られるシューズは、トラディショナルな雰囲気が魅力的です。
アレンエドモンズは歴代のアメリカ大統領が愛用していたことでも知られています。また有名なハリウッドスターなど著名人の愛用者が多いことからも、その製品の素晴らしさがうかがえるのではないでしょうか。
こちらの外ハネのプレーントゥはアレンエドモンズの代表的なモデル。ほどよいボリューム感のあるフォルムで、優しい印象を感じられます。アッパーにはもちろんアメリカホーウィン社のコードバンを使用。独特の光沢感を存分に楽しめます。
こちらのシューズはカジュアルでも使用しやすいデザインなので、使いやすさも抜群です。
コードバンの靴おすすめブランド⑨フラテッリ・ジャコメッティ
■フラテッリ ジャコメッティ コードバンプレーントゥシューズ
フラテッリ ジャコメッティは、1890年から続くイタリアの老舗シューズブランドです。イタリア・ベネト地方の伝統を引き継ぐ職人の手によって製作されています。
イタリアの中ではハンドメイドのシューズメーカーが拠点を国外におくなか、フラテッリ ジャコメッティは現在もその土地に残る唯一のシューズメーカーとして変わらぬ活躍を続けているブランドです。
シンプルなプレーントゥで使い勝手の良さがポイントのこちらのシューズ。ほどよいノーズの長さが存在感も演出します。こちらのシューズの最大の特徴は、足を包み込むような極上のフィット感。
アッパーにはコードバンとスエードをハンドポリッシュのグラデージョンで作り出しています。ひと味違ったレザーの質感を楽しめる一足としておしゃれ好きな人から多くの注目を浴びているモデル。ワイルドさと上品さをどちらも併せ持った最高のコードバンシューズです。