キャッスレスの流れが止まりません。カードと数枚の紙幣があれば支障はありませんし、スマートフォンによる決済も日常化してきました。

財布というアイテムがなくなることはないでしょうが、求められる機能は変化してきます。マネークリップの自由度に注目が集まっています。ベルルッティのレザー小物は渋い大人にならないと似合わない、枯れた魅力を探ってみます。

今回はこんなベルルッティの革製品の人気アイテムでもあるマネークリップをおすすめのアイテムと共にご紹介いたします。

目次
「Berluti(ベルルッティ)」とは
「Berluti(ベルルッティ)」のマネークリップについて

「Berluti(ベルルッティ)」とは

Berluti(ベルルッティ)の概要

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=imn.jp/post/108057199765/202154/、『KASHI KARI』より引用)

1895年イタリア生まれのアレッサンドロ・ベルルッティがパリで注文靴作り始め、ベルルッティが誕生します。

丁寧なモノ作りが富裕層を中心に評価され、しだいにフランス王室やパリで活躍する芸術家などの顧客を増やしていきます。その評判はヨーロッパ全域に広がっていき、ウインザー公なども名を連ねていました。

芸術家の中には、パブロ・ピカソ、ジャン・コクトー、エディット・ピアフ、ランソワ・トリュフォー、アンディー・ウォーホル、イブ・サンローランなどが含まれ、いずれも独特の美学を持つ個性豊かな方々ばかりです。

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=estudy.7match.biz/pablo-picasso-spanish/、『KASHI KARI』より引用)

タンビニオが3代目に就任すると、時代の要請をうけて既成靴市場へ参入するなど現在ベルルッティの礎を築いていきます。さらにイタリア皮革の至宝とも言われるベネチアン・レザーを使うことが許されると、ベルルッティの評判は一気に加速していきます。

4代目のオルガは女性ならではの感性を生かし、ベルルッティの代名詞とも言うべき『パティーヌ』という技法を生み出します。何層にも色を重ねることで深い色合いを生み出し、さらにそれを磨くことで下の層から想定外の色彩を引き出す、漆塗や螺鈿を思わせる技法です。

「カリグラフィ」や「タトゥー」など素材に文字や文様を刻んだり、偶然性が生む美学、耽美などの希少性が人気を支えています。また傷痕と意味する「スカー」という技法では作為的に切り返しを施すなど、ベルルッティだから許される「遊び」を楽しむことが出来ます。

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=leon.jp/fashions/9564?page=3、『KASHI KARI』より引用)

靴作りから始まりましたが、現在ではアパレルやレザー製品などにも進出し、LVMHグループを構成するファッション&レザーセクターの一翼を担っています。

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=berluti.com/ja-jp/%E8%A8%98%E4%BA%8B/kris-van-assche/、『KASHI KARI』より引用)

そして、2019年秋冬コレクションからは、長きにわたりDiorHommeで活躍したクリス・ヴァン・アッシュがクリエイティブディレクター就任します。さらに大きな期待が寄せられています。

Berluti(ベルルッティ)の主なターゲット

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=leon.jp/fashions/9564?page=3、『KASHI KARI』より引用)

4代目オルガは「靴を磨きなさい。そして自分を磨きなさい。」と言い、ベルルッティを磨くなら月光にかざして陰影を楽しむことを奨めてします。

心身ともに余裕があり、高い教養と審美眼を持った方々がイメージされています。ヨーロッパらしいクラス感を主張するブランドなのです。

価格的にも決して安くありません。男女問わずお財布の中身を気にせず買い物ができる、生活できる方、そこを目指している方に持ってほしいブランドです。

Berluti(ベルルッティ)の定番アイテムは?

ALESSANDRO (アレッサンドロ )フォルム:DÉMESURE(デムジュール)レザー オックスフォード Nero

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=引用:berluti.com/、『KASHI KARI』より引用)

創業者アレッサンドロへのオマージュがベルルッティの代表作『アレッサンドロ』シリーズです。中でも1枚革で仕上げたホールカットは最もドレッシーなデザインです。惜しみなく履き、メンテナンスを施すことで男の人生が磨き込まれていきます。

ベネチアンカーフベルト

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=引用:berluti.com/、『KASHI KARI』より引用)

ベルトレスパンツが注目されていますが、男の嗜みとして手を抜いてはいけないのがベルトです。32㎜の使い勝手のいいサイズ感、カリグラフィーを施した演出にベルルッティの罠を感じます。使い込むことで艶が生まれ、個性を帯びてきます。

「Berluti(ベルルッティ)」のマネークリップについて

Berluti(ベルルッティ)のマネークリップの魅力と特徴

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=引用:berluti.com/、『KASHI KARI』より引用)

デザイン及び機能的には2つに分けることが出来ます。紙幣をはさみとめるだけの機能を持ったもの、もう一方は二つ折りタイプでカードスロットが付いたものです。

前者はレザーとメタル(真鍮)のコンビネーションで構成されていて、ラフでカジュアルな使い方が特徴です。後者はカードケースの機能が優先され、紙幣もはさむことが出来るということ。ベネチアンレザーが鈍く光ります。

よりベルルッティらしいのは後者ですが、前者の魅力も捨てがたい。悩ましい限りです。

Berluti(ベルルッティ)のマネークリップの相場

渋い大人に似合う!Berluti(ベルルッティ)の人気でおすすめのマネークリップ6選
(画像=引用:berluti.com/、『KASHI KARI』より引用)

素材使いによって価格が異なります。画像のレザーと真鍮のコンビネーションは¥40,500(税別)、上記アリゲーターレザーを使ったものが、¥55,000(税別)です。

二つ折りタイプは中古市場で4~6万円で流通しています。※現行品は公式サイトなどで確認できません。