北海道最北部、稚内の西側に浮かぶ利尻島。独立峰利尻山を中心とするこの円形の島には、自然が織りなす力強い絶景が溢れています。
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離島・利尻島。でも人が暮らした歴史は深い!
利尻島を観光したい? まずはこれだけ知っておいて!
離島・利尻島。でも人が暮らした歴史は深い!
そびえたつ独立峰を中心にきれいな円形を描くこの島は、その外観から想像がつく通り火山活動によって生み出された火山島です。誕生のきっかけとなったのは200万年前の海底噴火。利尻山自体は有史以来、噴火活動を行っていません。
稚内から50kmほど離れた場所にあるこの島には、いつ頃から人が住み始めたのでしょうか?実は利尻島には大昔から人々が暮らしていたのです。その証拠に、島の西部にある亦稚(またわっか)には縄文〜擦文時代の遺跡が出土しています。また、北海道の地名の例にもれず、この利尻島もアイヌ語の由来を持ちます。
リ・シ?(高い・島)、厳しくそびえる利尻山は、アイヌの信仰の対象であったとされています。
その他数々の伝説が残っていたり、地名のほとんどがアイヌ語由来であったりすることからも、アイヌが活発に生活していたであろうことが覗えます。現在では5,000人ほどが暮らしており、昆布やウニを中心とした水産業が盛んに行われています。

利尻島を観光したい? まずはこれだけ知っておいて!
「利尻昆布」「甘露泉水」など雄大な自然の恵みが人々の暮らしとともにある島。利尻に来たら絶対に口にするべし!
水産業が活発な一方、酪農業は殆ど行われていないのが特徴的です。
利尻島には利尻空港、またフェリーターミナルがあり、飛行機は新千歳または丘珠空港からの便が1日1便〜、フェリーは稚内との間に1日3往復の便があります。特に観光シーズンである夏季は満席となることが多いため、早めの予約は必須です!
島内での移動手段はレンタカーもしくは観光バス、路線バスが主となります。主な名所を観光バスで効率よく回るもよし、自分のペースで自然や街の雰囲気を楽しめるレンタカーや路線バスを利用するもよし。利尻島は1周60km弱なので、それほど気負うことなく各地を巡ることができます。
