目次
■現代の日本人は家族との関係性が薄い?
■家族との関係性が変化した3つの理由

今と昔では家族との関係性が大きく異なる。以前は家族全員が一箇所に集まり、楽しく談笑する家庭が多かった。

しかし、現代ではインターネットが普及したことにより、必ずしも同じ場所に集まる必要性がなくなった。テレビ電話などを用いればすぐに顔を見て会話ができる。

このような背景から、今と昔では家族との関係性が少しずつ変化していった。そこで今回は、今と昔ではどのように家族との関係性が変化したのか、変化が起こった理由について解説していく。

■現代の日本人は家族との関係性が薄い?

今と昔では家族との関わり方が異なる? 関係性の変化を助長させた3つの理由を解説!
(画像=『男の隠れ家デジタル』より 引用)

家族との関わりは人々にとってかけがえのないものである。今も昔もその考え方は変わらないはずだ。

しかし、近年は家族との関係性が変化しつつある。昔に比べて家族それぞれが個別に行動する時間が増えているのだ。

それに伴い、家族が離れて暮らすようになった、一緒に出かける機会が減ったなどがあげられる。昔のように一家団欒(いっかだんらん)で生活する文化が薄れていっている。

また、教育に関してもその傾向が強いといえるかもしれない。昔に比べて親子のコミュニケーションを取る頻度が減少し、それぞれ別の行動に目を向けるようになっている。

親子の愛情がなくなったわけではないのだが、家族の繋がりや役割が弱まっている可能性がある。

このように、今と昔では家族と関わる時間や回数が減少し、関係性に大きな変化が表れている。

■家族との関係性が変化した3つの理由

家族との関係性が今と昔で変化した理由は3つ考えられる。もちろん、今回紹介する理由がすべての家庭に当てはまるわけではないため、家庭状況によって若干の差はあるだろう。

【理由1. 労働が長時間になった】

労働が長時間になったことで、家族との関係性が変化したと考えられる。現代では共働きをする家庭が増加しており、以前に比べて夫婦の労働時間が長くなっている。

また、男性の労働時間も増加していることから、仕事後の帰宅時間に遅れが生じている。このように自宅で過ごす時間が減少したことで、家族全員が揃って何かをする機会も減ってしまったのだ。

【理由2.インターネットの普及】

インターネットの普及も家族との関係性を変化させた理由といえる。これまでは実際にその場に居合わせなければ、正確なコミュニケーションを行えなかった。

しかし、現代ではインターネットが普及したことで、ビデオ通話やLINEといった便利なコミュニケーションツールを活用できる。

離れた場所でも顔を見ながらの会話が容易に行えるため、その場に居合わせる重要性が低下し、家族との関わりが減少したと考えられる。

【理由3.エンターテイメントの増加】

エンターテイメントの増加によって、家族との関係性が変化したとも考えられる。家族と直接やり取りしなくても、その場で楽しめる数々のエンターテイメントが登場している。

具体的には、YouTubeやSNS、Netflix、スマホゲームなどがあげられる。今までは家族みんなでテレビを見る文化が根付いていたのだが、これらエンターテイメントで楽しむという選択肢が増えたことで、家族との関わり方が少しずつ変化したと考えられる。