清水以外のJクラブも獲得狙っていた!?22歳ブラジル人FWへのオファーが明らかに
(画像=清水エスパルスのホーム IAIスタジアム日本平 写真提供: Gettyimages、『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J1リーグの清水エスパルスのみならず、他のJリーグクラブもスポルチ・レシフェに所属するブラジル人FWミカエル(22)の獲得に動いていたようだ。18日、ブラジルメディア『Bastidores do Sport』が伝えている。

 同選手はスポルチ・レシフェの下部組織在籍時に2度レンタル移籍した後、2020年10月にトップチームへ昇格。2020シーズンはリーグ戦で14試合に出場したほか、トップチームのデビュー戦でゴール。そして2021シーズンはリーグ戦で22試合に先発出場したほか、昨年11月には5試合でスタメン抜てきされると、4ゴール1アシストをマークしていた。

 しかし、スポルチは昨年11月28日開催の第35節・サンパウロ戦で敗れたことにより、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)への降格が決定。ブラジルの複数メディアは、以前からミカエルをはじめ複数選手の引き留めが難しいと伝えていた。

 そんなミカエルの去就について、代理人は昨年10月に日本と欧州のクラブからコンタクトがあったことや、すでに複数クラブのスカウト陣が公式戦の視察に訪れていることを明かしていた。くわえて、ポルトガルやアメリカ、それに韓国のクラブが同選手獲得に失敗したほか、昨年12月にはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のアメリカ・ミネイロ、セアラーSCなどブラジル国内複数クラブからの関心が伝えられていた。

 その中、清水エスパルスは「移籍金150万ドル(約1億7000万円)を支払って50%の保有権を取得する」という条件でオファーを提示。しかし、スポルチ・レシフェは「400万ユーロ(約5億2000万円)を受け取って80%の保有権を売却する」という条件でオファーを受け入れることを発表したと、昨年12月23日にブラジルメディア『グローボ』が報道。

 その後、「獲得時に移籍金150万ドル(約1億7000万円)を支払って同選手の保有権の50%を取得。7ゴール到達時に50万ドル(約6000万円)を追加支払い、12ゴール到達時に100万ドル(約1億2000万円)を支払って保有権の30%を取得するというオプション発生」という条件で再度オファーを提示。しかし、スポルチがこれを受け入れることはなく、昨年末に交渉が決裂したと伝えられていた。

 『Bastidores do Sport』の報道によると、スポルチには清水エスパルスの他にフォルタレーザEC、サンパウロ、SCインテルナシオナル、セアラーSC、それにとあるJリーグクラブがオファーを提示していたとのこと。しかし、スポルチはいずれのオファーでも売却に十分に金額を提示されなかったため、却下したという。

 なお、清水エスパルスはミカエルの代替候補として、セアラーSCに所属するブラジル人FWクレーベル(25)の獲得に向かっていると、今月1日に伝えられている。

提供元・Football Tribe Japan

【関連記事】
欧州5大リーグ、現行監督の長期政権ランキング。最も指揮が長いのはあの重鎮!
超カッコ良い!東京五輪も盛り上げてきた2大フットボール・アンセム
ヴィッセル神戸の半端ない日本代表FW補強史。大迫や武藤だけじゃない!カズや大久保も!
【2021】低身長ながら活躍中のJ1リーガー6選!167cm以下
【東京五輪】男子サッカー全代表チーム、市場価値ランキング&登録選手一覧。日本は何位?