1月13日、上海の南京西路店にある「ユニクロ(UNIQLO)」の旗艦店に、買い物客が48時間閉じ込められた。店内でコロナウイルス陽性の疑いがある人物が発見されたため、店がシャットダウンされ、そこにいた人々も留まらなければならなくなったのだ。陽性の疑いがあった者以外の買い物客もPCR検査を受け、閉じ込められた店舗で一晩を明かした。

 「帰り道にふらっと『ユニクロ』に立ち寄っただけなのに」「『ユニクロ』に入って2分もしないうちに店内でアナウンスが流れて、店に閉じ込められた。PCRを受けるのに5時間待たされ、結果が出るまでにもさらに待たされている」と買い物客の口コミが中国のSNS「Weibo」に投稿されていた。

 他のショッピングモールやデパートでもここ数週間で同様の事態が起こっており、デパート内の「シャネル(Chanel)」や「ディオール(Dior)」で陽性の疑いがある者が確認され、店が一時的にシャットダウンされている。プラザ66というショッピング施設では、施設自体は営業し続けたものの、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」の店舗はシャットダウンされた後、再開するまで半日もかかった。さらに11月には、上海ディズニーランドで1人の陽性者が見つかり、パーク内にいた34,000人もの人々がPCRを受けるまで帰れないというケースもあった。中国政府及び上海のコロナウイルスへの厳しい対応がうかがえる。

文・安江侑花/提供元・SEVENTIE TWO

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