2021年11月26日に発売されたバルミューダ製のAndroidスマートフォン「BALMUDA Phone(バルミューダフォン)」が販売中止となったことが、1月9日に分かった。“10万3,000円”という強気な価格設定に、製品発表時から「高すぎる」「誰が買うの」と酷評続出だったバルミューダフォンだが、誰もが予想だにしない展開に突入してしまったようだ。一体、何があったのだろうか。
販売中止の理由は「技適の認証に確認すべき事項が発生」したため

発売から約1カ月で販売中止……何台売れたのだろうか、『オトナライフ』より 引用)
ニュースサイト「ケータイWatch」の報道によると、今回の販売中止について、バルミューダとソフトバンクの広報は「京セラから連絡があり、技術適合証明の認証に確認すべき事項が発生したため。ユーザーの端末利用に影響はない」といった趣旨のコメントをしているという。なお、京セラの広報は「確認中」とのことだ。
技術基準適合証明、通称「技適」は日本独自の制度であり、これを認証していない無線機器を使用すると、「電波法違反」として1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科せられる。製造パートナーは京セラ、販売はソフトバンクと脇を固めたバルミューダだったが、どうやら窮地に立たされているようだ。
「フェードアウトする口実」の声も

せっかく築いたバルミューダブランドが台無し?、『オトナライフ』より 引用)
発売からわずか1カ月で販売中止となってしまったバルミューダフォン。ネットでは、「今まで積み上げてきたバルミューダのブランドイメージが悪くなる一方な気がする」「中華メーカーだって基準に適合した端末を日本で売ってるのに、これはお粗末過ぎないか」「バルミューダが携帯作るってなった時に『は?』『なんで?』って意見が圧倒的に多かった理由がわかった」「デザインにこだわってる割りには洗練されてないし梱包からもっとこだわって欲しかった」「バルミューダは、7~8年くらい前までの知る人ぞ知る変わった会社、の頃が一番良かったような記憶がするなあ」など、厳しい声が続出。
実際にバルミューダフォンを触った人からは「電気屋で実機を触ったが『iPhone 3』のパチモンみたいでした。小さい割に分厚くアプリも小さく見にくいし、なのに価格は最新iPhoneより高かった」という意見が上がっている。
また「メーカーがあまり売れないのを理解してフェードアウトする口実を作ったか」「端末自体の販売終了の口実のような気がします」「高品質よりデザイン性に特化した高価格戦略でやってる気がしますが、高品質を求められるスマートフォンは向かないと思うので早く撤退した方が傷も少ないのではないでしょうか」という声も。
業績好調を受けて意気揚々と新規市場に参入したバルミューダだったが、発売から1カ月経ち、冷静さを取り戻したのかもしれない。今後、バルミューダフォンの販売が再開されることはあるのだろうか。動向を見守りたい。
引用元:バルミューダの「BALMUDA Phone」販売停止、“技術適合証明の認証に確認すべき事項”【ケータイWatch】
参照元:バルミューダ、「BALMUDA Phone(バルミューダ フォン)」の販売一時停止を発表【価格.com】
※サムネイル画像(Image:balmuda.com)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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