濃い髭や面倒な髭剃りにお悩みの男性なら、誰でも一度は考える髭脱毛。

でも、髭脱毛を受けたからといってすぐに髭が薄くなるわけではなく、効果を実感できるまでにはある程度の時間がかかることをご存知でしょうか?

このページでは、髭脱毛後すぐに髭が抜けない理由や対策をわかりやすく解説していきます。

目次
髭脱毛後の髭は10日前後で抜け始める
ヒゲ脱毛で毛が減らないと感じる3つの原因

髭脱毛後の髭は10日前後で抜け始める

髭脱毛をしてもすぐに髭は抜けない!原因と対策を徹底解説
(画像=画像引用:kensingtonskincare.co.uk/、『KASHI KARI』より引用)

髭脱毛をしてもすぐにはヒゲは抜けないの?

フラッシュ脱毛や医療レーザー脱毛では、すぐに髭が薄くなったりツルツルになることはまずありません。

この二つの脱毛メカニズムは、毛に栄養を届ける毛乳頭という組織に熱を与えることで毛の成長を抑制し、減毛を促します。

熱によってダメージを受けた毛は徐々に成長する力を失い、照射から数日後には毛乳頭はほぼ機能しなくなってしまうのですが、これだけでは髭が抜け落ちるのには不十分です。

脱毛後髭がキレイに抜け落ちるには、本来の役割を担えなくなった毛をどんどん押し上げ、最終的に老廃物として体外に排出させる肌のターンオーバーが欠かせません。

すぐに髭が抜けない理由は、フラッシュ脱毛や医療レーザー脱毛のしくみとターンオーバーのサイクルにあったというわけですね。

一方で、毛穴に細い針を挿入し、微弱な電流を流すことで毛乳頭を破壊するニードル脱毛では、施術と同時に毛が抜けていきます。

髭が抜けるという意味では即効性はありますが、ニードル脱毛は1回に処理できる本数や時間が決まっているため、こちらも目に見えて髭が薄くなったと実感できるにはある程度の回数が必要になってくるでしょう。

髭脱毛をしてから抜けるまでの期間は10日前後

上記で説明した通り、髭が抜けるにはターンオーバーのサイクルが大きく関係しているため、髭が抜け始めるまでには10日ほど日数がかかります。

髭脱毛を始めるとポロポロ髭が抜けるのが楽しみになるものですが、だからといって照射後すぐに髭を引っ張って無理矢理抜くのはNGです。

照射後はただでさえ肌がデリケートなのに、髭を無理に抜いてしまっては炎症などの肌トラブルが起きかねません。

また、髭を抜くことは毛周期(毛が生え変わるサイクルのこと)を乱すことにもつながりますから、無理に抜こうとせずに髭が自然とスルッと抜け落ちるのを待ちましょう。

1回目の髭脱毛は抜けないって本当?

1回目の髭脱毛でも、きちんと効果はあります。

「1回目は抜けない」という誤った認識が広がっているのは、先ほど少し説明した毛周期が深く関係しています。

毛周期には、成長期・退行期・休止期という3つのサイクルがあるのですが、脱毛効果が出るのは成長期の毛だけです。

1回目の時点で退行期や休止期だった髭は、2回目の脱毛時期には全て生え揃っているため、1回目の脱毛は抜けないというイメージにつながってしまうようです。

もちろん、回数を重ねていけば徐々に髭は薄くなりますし、数年後にはほぼ髭剃りのいらないキレイな状態まで変化します。

1回目が抜けないのではなく、毛周期の関係上1回では全ての髭に照射することはできず効果を実感しづらいだけと覚えておくといいですよ!

ヒゲ脱毛で毛が減らないと感じる3つの原因

髭脱毛をしてもすぐに髭は抜けない!原因と対策を徹底解説
(画像=画像引用:ashi-kari、『KASHI KARI』より引用)

1、脱毛回数が少ない

髭脱毛をしても髭が減らないと感じる時、単純にまだ脱毛回数が少ないだけかもしれません。

脱毛効果の出方には個人差があり、1回目から大きな変化を感じられる人もいれば、もともと髭が濃い人だと7〜8回通ってようやく薄くなってきたと感じられる人もいます。

髭脱毛はその時の肌状態も大きく影響しますから、◯回目から髭が薄くなると約束することはできないのです。

とはいえ、髭脱毛経験者たちが何回目から効果を実感したのか平均的な回数は気になりますよね。

こちらも徹底的に調べてみました!

薄くなったと効果を感じる回数はいつから?

1回あたりの効果が大きい医療レーザー脱毛では、ほんの数回で髭全体が薄くなったと感じられる一方で、安さが魅力のフラッシュ脱毛ではある程度まとまった回数が必要となるようです。

ニードル脱毛も効果を感じられるのに少し時間はかかりますが、髭が減っていくにつれ残りどれくらいの回数が必要か見当をつけやすくなる点はメリットと捉えられます。

ツルツルになったと効果を感じる回数はいつから?

ヒゲ普通ヒゲ濃い
フラッシュ(光)脱毛約4〜5回約7〜8回
医療レーザー脱毛約2〜3回約5〜6回
ニードル脱毛
(300本/1回として)
約5〜10回約10〜15回
ヒゲ普通ヒゲ濃い
フラッシュ(光)脱毛約12〜15回約15〜18回
医療レーザー脱毛約10〜12回約12〜15回
ニードル脱毛
(300本/1回として)
約20〜30回約30〜40回

フラッシュ脱毛と医療レーザー脱毛は、毛周期に合わせて2〜3ヶ月に1回のペースで照射することが推奨されています。

このペースでツルツルになるまで通うとすると、フラッシュ脱毛で2年半〜4年、医療レーザー脱毛だと1年半〜2年半はかかる計算に。

一方、時間とコストがかかるニードル脱毛で髭全体をツルツルにするのはあまり現実的ではありません。

ニードル脱毛は、髭をおしゃれな形に整えるデザイン髭や、フラッシュ脱毛や医療レーザーでは難しい白髪や産毛を処理するのに活用するのがオススメです。

ヒゲ脱毛の施術出力(光の強さ)が弱い

上記の平均回数を超えてもなお髭が抜けないと感じる時は、もしかすると光の出力レベルが弱いのかもしれません。

光の出力レベルは、その時の肌状態や髭の減り具合を見てサロンスタッフやドクター、看護師が調節します。

こちらからレベルを強くしてほしいとお願いすることはできませんが、施術前に髭が減らないことを相談してみると何かしらの対応をしてくれるはずです。

色素の薄い産毛や白髪などのレーザー光では抜けない毛が多い

フラッシュ脱毛や医療レーザー脱毛の仕組み上、色素の薄い産毛や白髪は抜けないことが多いです。

これは、脱毛機が放つ光はメラニン(黒いもの)に反応するように作られているためで、この場合どれだけ光のレベルを高くしても完全にツルツルにすることはできません。

産毛や白髪の脱毛を希望する人は、毛の色を問わず確実に髭を処理できるニードル脱毛を選ぶのがオススメです。